独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダ自動車は29日、「オクタヴィ
ア」のフェイスリフトモデルの追加生産をクヴァシニ工場で開始したと発表した。
SUV「カロク」と混流生産している。ムラダー・ボレスラフ本社工場での生産も並
行して継続する。
クヴァシニ工場はチェコ国内のシュコダ自の生産拠点の中で2番目の大きさ。フ
ラッグシップ「スペルブ」を手がけてきたが、新モデル生産をスロバキアにあるVW
工場に移管したことに伴い生産能力に余力が生まれ、オクタヴィアの生産を行うこ
とが可能になった。同モデルとカロクのほかSUV「コディアク」も生産している。
第4世代となる新オクタヴィアは車台にVW「ゴルフ」、アウディ「A3」、セアト
「レオン」などと共通のMQBプラットフォームを採用している。一部のガソリンエ
ンジンはマイルドハイブリッド(MHV)システムを組み合わせることもできる。
Cセグメントのロングセラーであるオクタヴィアは1996年に市場投入された。累計
の販売台数は700万台を超える。