AEエレメンタル、ポーランドにEVバッテリーのリサイクル工場を開所

電気自動車(EV)向けバッテリー材料のリサイクルを手がける米アセンド・エレメ
ンツとポーランドの同業エレメンタル・ストラテジック・メタルスの合弁会社AEエ
レメンタルはこのほど、ポーランドのザヴィエルチェで新工場を開所した。2030年
以降、欧州連合(EU)でEVバッテリー生産におけるリサイクル材料の使用が義務化
されるのを視野に、需要拡大に対応する狙いだ。ドイツにも欧州最大級のリサイク
ル工場を設けることを計画している。
新工場は使用済みリチウムイオン電池を年間1万2,000トン(約2万8,000個に相当)
処理できる。使用済み電池を解体・放電・破砕し、ブラックマス(黒色の砂状物
質)を生産する。ブラックマスはカソード活物質(CAM)および前駆体材料
(pCAM)など新しいバッテリーの材料となる。26年からはリチウム回収も手がけ
る。
AEエレメンタルはドイツにも年間2万5,000トン(約5万8,000個に相当)のバッテ
リーを処理するリサイクリング工場を設置する方針だ。
EUは30年からEVバッテリーの材料として一定量のリサイクル材を用いることを義務
付けており、リサイクル需要が伸びることが見込まれている。また、リサイクル
は、使用済みバッテリーの埋め立てによる土壌汚染を予防し、ニッケル、コバル
ト、リチウムの採鉱による環境への影響を減らす効果もある。

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