韓国現代自動車傘下の起亜自動車はスロバキアのジリナ工場で完全電気自動車
(BEV)の生産を開始する。韓国紙『コリア・ヘラルド』が17日、起亜自欧州法人
のマーク・ヘドリック社長の話として伝えたもので、年内の生産開始を予定してい
る。製品は欧州市場に出荷する。
起亜自は今年7月、ジリナ工場に1,500億ウォン(1億990万ドル)を投じてBEVの生
産設備を設置した。BセグメントのコンパクトSUV「EV3」、セダンタイプの
「EV4」、CセグメントのSUV「EV5」などの新型BEVに加え、中型SUV「ニロ」のBEV
モデルを生産する予定だという。
ジリナ工場は2006年12月に操業を開始した。従業員数は約3,800人。現在、クロス
オーバーSUV「スポーテージ」と小型車「シード」、SUV「エクシード・クロス」を
1日当たり約1,500台生産し、主に英国、ドイツ、スウェーデン、スペインに輸出し
ている。