ポーランドのオルレン、国内最大規模の再エネ買収が完了

ポーランドの石油大手オルレンは24日、子会社の「オルレン・ウインド3」を通
じ、再生可能エネルギー事業者EDPリニューアブル・ポルスカ(EDP Renewables
Polska)から国内にある3つの再エネ発電所を買収したと発表した。取得した発電
所の年間発電量は18万2,000世帯分に当たる400ギガワット時(GWh)。オルレング
ループの発電能力は300メガワット(MW)以上増える。取引額は非公表だが、国内
の再エネ関連の取引では史上最大規模だという。
西部のジェロナ・グラ県ホトクフとポズナン県プリコナにある太陽光発電所、およ
び中部ウッチの風力発電所を取得した。ホトクフの発電所は総出力40メガワット
ピーク(MWp)で、今年1月に稼働を開始したばかり。総出力200MWpのプリコナは
40MWp分を拡張工事している。ウッチの風力発電所は容量26MW。
オルレンの設備容量は現在、陸上風力発電で約580MW、太陽光発電で350MW。今回の
買収によりグループの再エネ容量は3分の1近く拡大する。同社は2030年末までに容
量を9GWに引き上げる目標を掲げる。

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