シュコダ自、オクタビア・コンビRSがドイツの自動車賞を受賞

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は8日、独自動
車雑誌『アウト・ビルト』誌と週刊紙『ビルト・アム・ゾンターク』紙が選ぶ今年
の「ゴールデン・ステアリングホイール」賞のミドルクラス部門で「オクタビア・
コンビRS」が最優秀モデルに選ばれたと発表した。シュコダ自が同賞を受けたのは
9回目。
ゴールデン・ステアリングホイール賞は1976年に創設された。新モデルの総合性能
を競うもので、自動車メーカーは3モデルまでエントリーできる。ミドルクラス部
門は今年、16モデルの間で争われた。アウト・ビルトとビルト・アム・ゾンターク
の読者投票による予選の結果、オクタビア・コンビRSとBMW「X2」、VW「ティグア
ン」の3台に候補が絞られた。その後の本選ではプロのドライバーがレース場で実
走。他の専門家らも加わり、ブレーキ、加速感、機敏性、ハンドリングなど数多く
の項目で性能をチェックした。
オクタビア・コンビRSは、走りのダイナミックさでこそBMW X2の後塵を拝したが、
燃費やコストパフォーマンスで高い評価を得た。ダイナミックな走りとハンドリン
グ性能の高さで走る楽しみを味わえると同時に、十分な空間と実用性を備えたバラ
ンスの良さに軍配が上がった。
シュコダ自は1999年に初代「ファビア」で初めてゴールデン・ステアリングホイー
ル賞を勝ち取った。その後、2004年に2代目「オクタビア」、07年に2代目「ファビ
ア」、08年に2代目「オクタビア」、17年に「カロック」、19年に「カミック」、
21年に「エンヤック」、22年に「エンヤック・クーペRS」が栄誉に輝いた。

上部へスクロール