高失業から完全雇用へ 労働市場、大きな転換期迎える
ドイツの雇用情勢が好調だ。10月の失業者数は294万5,000人となり、1992年以来18年ぶりの低水準を記録。完全雇用の実現も数十年ぶりに視野に入り出し、ドイツ経済の先行きは明るさを増してきた。ただ、こうした好材料の影 […]
ドイツの雇用情勢が好調だ。10月の失業者数は294万5,000人となり、1992年以来18年ぶりの低水準を記録。完全雇用の実現も数十年ぶりに視野に入り出し、ドイツ経済の先行きは明るさを増してきた。ただ、こうした好材料の影 […]
ドイツ連邦雇用庁(BA)が10月28日発表した同月の失業者数は前月から8万6,000人減の294万5,000人へと後退し、1992年以来18年ぶりの低水準となった。好景気を背景に雇用情勢の回復が順調に進んでおり、ブリュー
ドイツ連邦統計局が10月28日発表した2010年7-9月期の卸売売上高は前年同期を名目で13.7%上回り、物価変動を加味した実質でも7.1%拡大した。工業生産と輸出の伸びが反映された格好で、特に原料、半製品、機械など生産
ドイツ連邦統計局が10月27日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で1.3%上昇し、上げ幅は前月と同水準となった。これまで同様、灯油、自動車燃料、果物、野菜が物価を押し上げた。前月比の物価変動率はプラス0.
深刻な経営危機に陥った銀行に救済資金を提供する基金の設立などを盛り込んだ金融規制法案が10月28日、連邦議会(下院)を通過した。今後、州の代表で構成される連邦参議院(上院)で審議され、2011年から施行される見通し。同基
不動産市場の過熱懸念がスイスで強まってきた。スイス国立銀行(中銀)のフィリップ・ヒルデブラント総裁は10月28日、「拡張的な金融政策が続けば続くほど、リスクが高まる」と発言。不動産バブルの兆候が出ているとの認識を示した。
ポーランド製造業が好調だ。HSBC証券が2日発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比0.9ポイント増の55.6となり、2004年5月以来で最高、統計開始以来で3番目の高い数値を示した。欧州連合(EU)に
エストニア統計局が10月29日発表した9月の鉱工業生産は前年同月比31.1%増となり、2000年の統計開始以来最大の伸びを記録した。輸出回復と内需拡大が奏功した格好。前月比では3.6%増加した。前月の鉱工業生産も前年同月
EU統計局ユーロスタットが10月29日発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比1.9%となり、前月の1.8%から0.1ポイント上昇した。インフレ率の上昇は4カ月連続で、2008年11月以来の高水準に達した
欧州委員会が10月28日発表した同月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は104.1となり、前月の103.2から0.9ポイント上昇した。これは2007年12月以来、約3年ぶりの高水準。とくに製造業で景況感の改善
英政府統計局が10月26日発表した2010年7-9月期の国内総生産(GDP)の実質伸び率(速報値)は前期比0.8%となり、4四半期連続でプラス成長を記録した。伸び率は前期の1.2%を下回ったものの、市場予想の2倍に達した
EU統計局ユーロスタットが10月25日発表した8月の製造業受注統計によると、ユーロ圏の新規受注は前年同月比24.4%増となり、上げ幅は前月の11.7%から大きく拡大した。とくに中間財、資本財が大幅に伸びた。(表参照) \
ドイツ連邦統計局が21日発表した2010年上半期の海上貨物取扱量は1億3,810万トンで、前年同期から8.1%増加した。景気回復が反映された格好で、特に輸入量は11.2%増の8,390万トンと大きく伸びた。ただ、経済・金
ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は20日、『2010年秋季景気アンケート調査』を発表し、「景気の基盤は底堅い」(ヴァンスレーベン専務理事)との見方を示した。好景気がすべての業界に幅広く浸透しているためで、実質国内総生産
国際通貨基金(IMF)は20日発表した中東欧経済の見通しに関する報告書で、各国政府は経済成長を促すため、財政赤字の削減と銀行システムの修復を進める必要があるとの認識を示した。 \ 中東欧諸国は、金融危機を契機に欧米の投資
ドイツ政府は21日、今年と来年の国内総生産(GDP)予測を上方修正した。景気が予想を上回るスピードで回復しているためで、2010年の成長率を春に提示した実質1.4%から3.4%、2011年も同1.6%から1.8%へと引き
ブルガリア経済に回復の兆しがみえてきた。2010年第2四半期の国内総生産(GDP)は前期比で0.5%拡大。前年同期比では1.4%落ち込んでいるが、堅調な輸出が今後も景気回復のけん引力となり、通年で0~0.5%のプラス成長
Ifo経済研究所が22日発表した2010年10月のドイツ企業景況感指数は前月の106.8から107.6へと上昇し、2007年5月以来3年半ぶりの高水準に達した。事業の現状判断と今後の見通しがともに改善しており、Ifoのハ
市場調査大手のGfKが26日発表したドイツ消費者景況感指数の2010年11月向け予測値は前月と同じ4.9となり、7月に始まった同指数の上昇は4カ月でひとまず休止符を打った。景気の見通しは良好なものの、電力料金の値上げが予
中国やドイツ、日本などの経常黒字国に対し米国のティモシー・ガイトナー財務長官が内需拡大などを通して経常収支の黒字幅を圧縮するよう要求したことに対し、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席したドイツのライナ
ドイツ政府は20日の閣議で、ブリューデルレ経済相が中心となって策定した資源の安定確保に向けた戦略を承認した。中国がレアメタルの輸出を大幅に制限するなど、資源獲得をめぐる国際競争が激化していることを踏まえ、「ハイテク産業国
工作機械大手の独Trumpf(ディッチンゲン)が21日発表した2010年6月通期決算の最終損益は7,000万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(1,900万ユーロ)から悪化した。経済・金融危機の影響を受けた格好。ただ、受
ドイツ機械工業会(VDMA)の駆動装置、フルードパワー両部会は21日、独両業界の生産高が今年、経済危機発生前の2006、07年水準まで回復するとの見通しを明らかにした。昨年急減した受注がV字回復しているためで、両部会の部
欧州委員会が21日発表したユーロ圏の10月の消費者景況感指数(速報値)はマイナス11.0となり、前月から横ばいだった。これは2007年12月以来の高水準だが、2カ月連続で横ばいとなっており、個人消費の回復が勢いを失ってい
EU統計局ユーロスタットが19日発表したユーロ圏の8月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比8.5%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。下げ幅は前月の6.9%から膨らんだ。(表参照) \ 分野別では建設が6.9
ドイツのIfo経済研究所が22日発表した2010年10月の独企業景況感指数は前月の106.8から107.6に上昇し、2007年5月以来3年半ぶりの高水準に達した。事業の現状判断と今後の見通しがともに改善しており、Ifoの
ドイツ内外の有力経済研究所は14日、連邦政府に提出した『2010年秋季合同経済予測』のなかで今年の国内総生産(GDP)成長率を4月に提示した実質1.5%から3.5%へと大幅に上方修正した。景気の支柱が当初の外需から内需に
経済団体の共同組織であるドイツ経済界東欧委員会(OA)は13日発表したポジションペーパーの中で中国の資源戦略を強く批判した。中国が希土類の輸出を制限する一方で、国外の資源開発プロジェクトへの低利融資をテコに資源を囲い込ん
EU統計局ユーロスタットが15日発表した8月の貿易統計(速報値)によると、ユーロ圏の貿易収支(季節調整前)は43億ユーロの赤字となり、赤字幅は前年同月の28億ユーロから膨らんだ。輸出が前年同月比31%増の1,204億ユー
EU統計局ユーロスタットが15日発表した9月の消費者物価統計によると、ユーロ圏の消費者物価指数上昇率(インフレ率)は前年同月比1.8%となった。前月の1.6%から0.2ポイント上昇し、2008年11月以来の高水準に達した
EU統計局ユーロスタットが13日発表したユーロ圏の8月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は前月比で1%の上昇となり、2カ月連続で伸びを記録した。7月は速報値で横ばいとなっていたが、0.1%上昇に修正された。(表参照) \
国際通貨基金(IMF)は6日発表した「世界経済成長見通し」のなかで、ドイツの2010年国内総生産(GDP)成長率を7月に提示した1.4%から3.3%へと大幅に引き上げた。ユーロ安が輸出の追い風になっているほか、第2四半期
ドイツ連邦統計局が8日発表した2010年8月の輸出高は前年同月比26.8%増の751億ユーロとなり、7カ月連続で拡大した。欧州連合(EU)域外向けが40.8%増の313億ユーロと好調で全体をけん引。輸入高は29.2%増の
連邦統計局が8日発表した2010年8月のドイツ製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.8%上回り、3カ月ぶりに改善した。国外売上が3.5%増と好調で、特にユーロ圏は4.0%増えて全体を押し上げた。ユ
連邦経済省が6日発表した2010年8月の独製造業受注高(暫定値)は前月比で実質3.4%増加し、同1.6%減(修正値)となった7月から大きく改善した。好景気のほか、大型受注が多かったことで受注が押し上げられた格好。大型受注
ドイツ機械工業連盟(VDMA)は7日、独業界の2011年の生産高が前年比8%増の1,750億ユーロに拡大するとの予測を発表した。伸び率は2010年予測の6%をやや上回るものの、世界的に景気の減速が見込まれることから、控え
公的年金に対するドイツ人の信頼が揺らいでいる。世論調査機関のアレンスバッハがポストバンクの委託で実施した老後の備えに関する最新アンケート調査によると、就労者の37%が「国家の財政難で年金受給額が減少する」と回答。「財政難
トルコ経済の回復ぶりが目覚しい。2009年は金融危機の影響で前年比4.7%減と8年ぶりのマイナス成長に転落したが、10年は第1四半期が前年同期比11.7%、第2四半期は10.3%と2けた成長を達成した。通年の成長率は7%
ロシアのクドリン財務相は5日にモスクワで開かれた民間主催の投資フォーラムで、2010年の経済成長が4%に達し、11年、12年もそれぞれ4%で安定成長するとの観測を示した。また、インフレ率は年内に8%以下に収まって1992
西ドイツ地域の鉄鋼労使が9月末に締結した賃金協定が波紋を広げている。ベースアップ幅が大きかったうえ、派遣社員と正社員の賃金を同一化することがドイツで初めて取り決められたためで、経済界には他業界に波及し産業競争力が低下する
国際通貨基金(IMF)は6日発表した最新の世界経済見通しで、ユーロ圏の2010、2011年の予想成長率を引き上げた。2010年は1.7%で、前回(7月)の1%から0.7ポイント上方修正。2011年については世界経済の減速
EU統計局ユーロスタットが5日発表したユーロ圏の8月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比で0.6%増となり、4カ月連続で伸びたが、上げ幅は前月の1.1%を大きく下回った。前月比では0.4%減とマイナスに転落し
EU統計局ユーロスタットが4日発表したユーロ圏の8月の生産者物価指数(建設業を除く)上昇率は前年同月比3.6%となり、前月の4%から縮小した。原油高によるエネルギー輸入コスト上昇の影響がユーロ高で緩和されたことなどが反映
東西ドイツの統一から20年目を迎えた3日、北ドイツのブレーメンで記念式典が開催された。今年は節目の年ということもあり、統一の立役者であるコール元首相などが出席。大きな関心を集めた。ただ10年前の式典に比べると、マスコミの
ドイツ連邦雇用庁(BA)が9月30日発表した同月の失業者数は303万1,000人で、前月から15万7,000人減少した。季節要因のほか、景気回復の効果が大きく、季節要因を除いた実質でも4万人減っている。失業率は0.4ポイ
ドイツ連邦統計局が9月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で1.3%上昇した。上げ幅は08年11月以来およそ2年ぶりの大きさだが、欧州中央銀行が警戒水準とする2%を依然として大幅に下回っており、近い将
ユーロ圏16カ国財務相会合(ユーログループ)の議長を務めるルクセンブルクのユンケル首相は5日、中国の温家宝首相との会談し、その後の記者会見で「人民元は依然として過小評価されている」と批判した。米国も同様の見解を表明し是正