化学業界の低迷は長引く見通し、ランクセスの業績予測引き下げで悲観強まる
化学業界の業績が下半期に回復するとした市場の期待感がにわかに消え去った。きっかけとなったのは独大手ランクセスの大幅な業績予測引き下げだ。あらゆる産業に製品を供給する化学業界は景気動向を先取りすることから、経済の先行き懸念 […]
化学業界の業績が下半期に回復するとした市場の期待感がにわかに消え去った。きっかけとなったのは独大手ランクセスの大幅な業績予測引き下げだ。あらゆる産業に製品を供給する化学業界は景気動向を先取りすることから、経済の先行き懸念 […]
ライン川の水位が数日間、航行に支障が出る水準まで低下した。同河川は石油や石炭、化学物質などの重要な輸送ルートであるため、川底が一部干上がった昨年夏のような状況になると、景気の回復が遅れる懸念がある。 ライン川ではライン渓
鉄道・交通労組EVGの執行部は22日、無期限ストライキ入りの是非を問う組合員投票の実施を全会一致で決議した。ドイツ鉄道(DB)との交渉が前日に決裂したことを受けた措置。無期限スト方針が組合員の過半数の支持を受けて成立する
ドイツ連邦統計局が23日に発表した2023年第1四半期の住宅価格指数(暫定値)は前年同期比6.8%減となり、統計を開始した00年以降で最大の下げ幅を記録した。同指数の低下は2四半期連続。住宅価格は欧州中央銀行(ECB)の
●インフレ率は年末までに一桁台まで下がる可能性 ●中銀は引き締めを継続しつつ段階的な緩和を目指す方針 ハンガリー中央銀行は20日、政策金利を13%に据え置くことを決めた。据え置きは9会合連続で、市場の予想通り。現行の高金
●2%のインフレ目標達成に向け高金利水準を維持 ●インフレ率は中銀の予想を超えて低下 チェコ中央銀行(CNB)は21日、主要政策金利である14日物レポ金利を7%に据え置くことを決めた。据え置きは8会合連続。ロンバート金
●利上げは新たな経済チームによる経済「正常化」に向けた動き ●エルドアン大統領の意向は依然として焦点に トルコ中央銀行は22日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を6.5ポイント引き上げ、15%とするこ
Ifo経済研究所が26日発表した6月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は前月を3.0ポイント下回る88.5となり、エネルギー危機が先鋭化していた昨年11月以来の低水準まで落ち込んだ。同指数の低下は2カ月連続で、
ドイツと中国の政府間協議が20日、ベルリンで開催された。独中の政府間協議は7回目。今回は西側諸国と中国の地政学的な対立を背景に両国関係が冷え込んでいることから、「環境・トランスフォーメーション対話」の設立で基本合意した以
欧州自動車工業会(ACEA)が21日に発表したEU27カ国の5月の新車乗用車の販売(登録)台数は93万8,950台となり、前年同月から18.5%増加した。販売増加は10カ月連続。電気自動車(EV)の販売が好調で、市場をけ
EU統計局ユーロスタットがこのほど発表した4月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は117ユーロの赤字となった。赤字となるのは3カ月ぶり。前月は256ユーロの黒字だった。(表参照) 輸出が前年同期
EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2023年1~3月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比5.0%だった。上げ幅は前期の5.6%を下回った。(表参照) 労働コス
EU統計局ユーロスタットが20日に発表したユーロ圏の4月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比0.2%増だった。前月は3カ月ぶりに落ち込んだが、再び復調した。(表参照) 分野別では建築が0.3%減、土木が3.
ドイツ連邦統計局が13日発表した5月の消費者物価指数は前年同月比6.1%増となり、インフレ率は3カ月連続で低下した。ただ、水準自体は依然として極めて高い。これまでに引き続き食料品が最も強く全体を押し上げた。 エネルギーの
ドイツ連邦統計局が20日発表した5月の生産者物価指数(2015年=100)は前年同月比1.0%増となり、上げ幅は21年1月以来2年4カ月ぶりの水準に縮小した。ロシアのウクライナ侵攻開始から1年以上が過ぎたことから、ベース
ドイツ連邦統計局が14日発表した5月の卸売物価指数(2015年=100)は前年同月比1.1%減の133.1(2015年=100)となり、2カ月連続で低下した。22年3月(132.5)以来の低い水準で、過去最高となった22
ドイツ連邦統計局が20日発表した4月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価調整後の実質に営業日数・季節要因を加味したベースで146.8(暫定値)となり、前月を0.8%下回った。同指数の低下は2カ月連続。サプライ
半導体大手の米インテルは19日、独東部のマグデブルクに半導体工場を開設すると正式発表した。投資額は300億ユーロ。物価高騰の影響もあり、当初計画の約2倍に増えた。外資の対独投資では過去最大規模となる。 インテルは2022
独電気電子工業会(ZVEI)が19日に発表した同国の4月の電機製品輸出高は190億ユーロとなり、前年同月を7.0%上回った。業界の新規受注は3月以降、減少が続いているものの、潤沢な受注残を背景に輸出は高い伸びが続いている
ドイツのスタートアップ企業が事業資金の確保に苦戦しているもようだ。独情報通信業界連盟(Bitkom)がハイテク系新興企業203社を対象に実施したアンケート調査によると、「投資家の出資抑制姿勢が強まっている」との回答は79
ドイツ連邦統計局が16日発表した1-3月期の企業倒産件数は4,117件となり、前年同期を18.2%上回った。コロナ支援終了のほか、景気低迷が響いた格好だ。会社更生手続きの申請件数が4月と5月に増加したことから、倒産は4-
EU統計局ユーロスタットが16日に発表した5月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比6.1%となり、前月の7.0%から0.1ポイント縮小した。インフレ率の鈍化は2カ月ぶりで、20
EU統計局ユーロスタットが14日に発表したユーロ圏の4月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で1.0%の上昇となった。プラスとなるのは2カ月ぶり。前月は3.8%のマイナスだった。(表参照) 分野別では機械など
ゼロコロナ規制が解除されたにもかかわらず、ドイツ企業の中国事業見通しは改善していないことが、在中国ドイツ商工会議所(AHK中国)が会員企業を対象に実施したアンケート調査で分かった。イェンス・ヒルデブラント理事は、「市場の
ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した4月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前月比0.3%増の98.8(暫定値)に上昇した。同指数の改善は2カ月ぶり。製造業新規
ドイツの産業立地条件が悪化しているにもかかわらず、同国の電機メーカーの大半が自国への投資を優先していることが、独電気電子工業会(ZVEI)の臨時アンケート調査で分かった。ヴォルフガング・ヴェーバー専務理事は、煩雑な規制や
独電気電子工業会(ZVEI)が12日発表した同国電機業界の4月の新規受注高は前年同月を4.1%下回った。減少は2カ月連続。経済の世界的な低迷が影響している。物価を加味した実質ベースでは4カ月連続で前年同月割れとなった。
●減少は独、アイルランド、蘭などのGDPの下方修正が影響 ●EU27カ国ベースのGDPは0.1%増、従来の0.2%増から下方修正 欧州連合(EU)統計局ユーロスタットが8日に発表した2023年1~3月期の域内総生産(GD
ドイツの人口に占める65歳以上の高齢者の割合は2021年時点で22%に達したことが、連邦統計局の7日の発表で分かった。1950年時点では10%(旧東ドイツを含む)にとどまっており、70年強で2.1倍に高まった計算だ。平均
●引き締め政策の継続がインフレ率を目標値に近づけるとの見解 ●アナリストは来年以降の利下げを予想 ポーランド中央銀行(NBP)は6日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を6.75%に据え置くことを決めた。金利据え置
●インフレ期待の高まりに先手を打った形 ●中銀は不確実性を考慮した「慎重な金融政策」の必要性を強調 セルビア中央銀行(NBS)は8日、政策金利を0.25ポイント引き上げて6.25%に設定した。市場は据え置きを予想していた
●経済に予想以上の伸び、インフレ圧力は強い高まり ●インフレリスクのバランスは「より上向きに傾いている」 ロシア中央銀行は9日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を7.5%に据え置くことを決めた。据え置
EU統計局ユーロスタットが8日に発表した2023年1~3月期の域内総生産(GDP)の最新統計によると、ユーロ圏のGDPは前期比0.1%減となり、従来の0.1%増から下方修正された。22年10~12月期のGDPも横ばいから
EU統計局ユーロスタットが6日に発表したユーロ圏の4月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比2.6%減だった。低迷は7カ月連続。物価高で実質所得が減り、個人消費を圧迫する状況が続いている。金利上昇、景気の停滞を
EU統計局ユーロスタットが5日に発表したユーロ圏の4月の生産者物価(建設業を除く)上昇率は前年同月比1.0%となり、前月の5.5%を下回った。エネルギー高騰の鈍化に伴い、縮小が続いている。(表参照) 上昇率は一時、40%
ドイツ経済を底支えする中小・中堅メーカーの間に製造拠点を国外に移転する動きが強まってきた。背景にはエネルギー価格の高騰など一過性の問題のほか、構造要因も横たわっており、経済界の危機感は大きい。独産業連盟(BDI)のジーク
ドイツ連邦統計局が5月31日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比6.1%増と大きく上昇したものの、上げ幅は前月(7.2%)を1.1ポイント下回った。インフレ率の低下は3カ月連続。比較対象の2022年5月はロ
ドイツ連邦統計局が5月31日発表した4月の輸入物価指数(2015年=100)は前年同月比7.0%減の128.6となり、09年10月以来の大幅下落を記録した。同物価の低下は2カ月連続。比較対象の22年4月はロシアのウクライ
ドイツ連邦統計局が5日発表した4月の輸出高(暫定値)は営業日数・季節調整ベースで前月比1.2%増の1,304億ユーロとなり、2カ月ぶりに拡大した。比較対象の前月は6.0%減と大幅に落ち込んでいたことから、4月はベース効果
ドイツ連邦統計局と連邦経済省が6日発表した4月の製造業新規受注指数(2015年=100)は、物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前月比0.4%減の94.8(暫定値)となり、2カ月連続で落ち込んだ。減少幅は前
ドイツ連邦雇用庁(BA)が5月31日発表した同月の失業者数は254万4,000人となり、前月を4万2,000人下回った。ただ、減少幅は5月としては小さく、季節要因を加味したベースでは9,000人、増加した。ダニエル・テル
ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の4月の新規受注高は物価調整後の実質で前年同月比20%減と大幅に落ち込んだ。世界経済の低迷が反映された格好。VDMAのエコノミストは、改善の兆しはないと述べた。 国内受注
Ifo経済研究所が1日に発表した独化学業界の5月の景況感指数(DI)はマイナス11.1ポイントとなり、前月(-3.9ポイント)を約7ポイント下回った。今後の見通しを示す期待指数がプラス11.4ポイントからマイナス4.1ポ
ドイツのバイオテクノロジー企業が2022年に調達した資金の総額は前年比38%減の8億1,200万ユーロと大きく落ち込んだことが、監査法人大手のアーンスト・アンド・ヤング(EY)が作成した2023年版『ドイツ・バイオテクノ
●2段階に分け、4,200ズロチ(約927ユーロ)に引き上げる提案 ●最低賃金の対象となる就労者は約300万人に上る ポーランド家族・労働社会政策省はこのほど、2024年の最低賃金を4,200ズロチ(約927ユーロ)に引
●政府は先月の選挙に先立ちガス無料化を約束 ●同措置による政府の費用負担は17億6.300万ユーロに上る トルコ統計局(TUIK)が5日発表した5月の消費者物価指数(CPI)の上げ幅は前年同月比で39.59%となり、前月
欧州委員会が5月30日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は96.5となり、前月の99.0から2.5ポイント下落した。ESIの低下は2カ月ぶり。2022年11月以来の低水準に落ち込んだ。 分野別で
EU統計局ユーロスタットが1日に発表したユーロ圏の5月のインフレ率(速報値)は前年同月比6.1%となり、前月の7.0%から0.9ポイント縮小した。インフレ率の鈍化は2カ月ぶり。2022年2月以来の低水準となった。ただ、欧
EU統計局ユーロスタットが1日に発表したユーロ圏20カ国の4月の失業率は6.5%となり、過去最低を更新した。前月は速報値で6.5%だったが、6.6%に上方修正された。(表参照) EU27カ国ベースの失業率は前月から横ばい
ドイツ連邦統計局は25日、1-3月期の国内総生産(GDP)が物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前期を0.3%下回ったことを明らかにした。4月下旬に発表した速報値では前期比横ばいとなっていたいが、下方修正さ