化学

DBカーゴ―国内水素輸送の20%を分担―

ドイツ鉄道(DB)の鉄道貨物子会社DBカーゴは22日、国内の水素輸送の20%を引き受けることが可能だとの見解を発表した。将来の水素輸送の中核を担うパイプライン網は最終的な構築に数十年を要することから、鉄道は長期の渡って大

三菱商事―グリーン水素の新会社を蘭に設立―

三菱商事は22日、総合エネルギー事業を手がける蘭子会社エネコ(Eneco)と共同で、再生可能エネルギーの開発とグリーン水素事業を行う新会社を同国に設立したと発表した。脱炭素化に向け欧州で水素市場が今後、立ち上がることを見

コベストロ―アブダビ国営石油が買収打診か―

アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)が独化学大手コベストロに買収を打診したとの観測が浮上している。ブルームバーグ通信が20日、消息筋の情報として報じた。ADNOCが買収に踏み切るかどうかは現時点

ライン川の水位が警戒水準に低下、景気に悪影響も

ライン川の水位が数日間、航行に支障が出る水準まで低下した。同河川は石油や石炭、化学物質などの重要な輸送ルートであるため、川底が一部干上がった昨年夏のような状況になると、景気の回復が遅れる懸念がある。 ライン川ではライン渓

ポーランドで大型PPプラントが稼働、輸入依存脱却に貢献

●中東欧にある同種のプラントとしては最大規模 ●米ハネウェルなどが精製技術をライセンス供与 ポーランド化学大手グルパ・アゾティは22日、同国北西部のポリツェにおけるプロピレン・ポリプロピレン(PP)生産プロジェクト「ポリ

三菱商事、グリーン水素の新会社を蘭に設立

三菱商事は22日、総合エネルギー事業を手がけるオランダ子会社エネコと共同で、再生可能エネルギーの開発とグリーン水素事業を手がける新会社を同国に設立したと発表した。脱炭素化に向け欧州で水素市場が今後、立ち上がることを見据え

BASF

化学大手の独BASFは19日、基礎化学品から川下までの幅広い製品を手がける中国・湛江の総合生産施設(フェアブント拠点)でポリエチレン(PE)工場の鍬入れ式を行ったと発表した。同国需要が速いスピードで拡大していることに対応

光触媒コーティングソリューション開発 Resysten(ハンガリー)

光触媒を利用したコーティングソリューションを提供する。酸化チタンに紫外線が当たることで生じる光触媒特性を利用し、病原体など有害物質を分解して物体表面への付着を防ぐ高耐久性のコーティング技術を開発している。材質を選ばずコー

タイヤリサイクルのコンテック、総額1,500万ユーロを調達

●製品の再生カーボンブラックとタイヤ熱分解油は需要超過の状態 ●シュチェチン工場の増強後は年間処理能力が3倍化 タイヤのケミカルリサイクリングを手がけるポーランドの新興企業コンテック(Contec)は15日、ポーランド開

JERA、アンモニア分解実証で独EnBWと基本合意

JERAは12日、独エネルギー大手EnBWおよびEnBWのガス卸子会社VNGとアンモニアクラッキング(分解)技術の共同開発に向けた覚書を締結したと発表した。それぞれが蓄積してきた水素・アンモニアに関連する知見やノウハウを

韓国サムヤン・バイオファーマ、ハンガリー工場が開所

●吸収性縫合糸を年間10万キロメートル生産する計画 ●欧州は世界の縫合糸需要の3割を生産している重要地域 韓国のサムヤン・バイオファーマのチョ・ヘリョン米国子会社社長は7日、ハンガリーのブダペスト郊外ゲデレーで13日に新

メルセデス―北米でも低炭素鋼調達へ、H2GSとの協業拡大―

高級乗用車大手の独メルセデスベンツは7日、北米に持続可能な鉄鋼のサプライチェーンを構築することで、スウェーデンのスタートアップ企業H2グリーン・スチール(H2GS)と基本合意したと発表した。部品・部材を完成車工場のある地

リヴィスタ・エナジー―独にリチウム精錬工場建設へ―

ルクセンブルクに本社を置く化学スタートアップ企業リヴィスタ・エナジー・ヨーロッパは8日、同社がドイツに建設する初のリチウム精錬工場の基本設計(FEED)と詳細なフィジビリティスタディ(DFS)を仏エンジニアリング大手テク

エフィシェント・エナジー―経営破たん―

冷媒に水道水を用いた冷却器を手がけるスタートアップ企業エフィシェント・エナジーは5日、会社更生手続きの適用をミュンヘン区裁判所に申請したと発表した。戦略投資家との出資交渉が5月に決裂し事業資金の見通しが立たなくなったため

鉱山買収資金をVWなどが供給、車載電池材料の確保に向け

ロンドン市場上場の投資会社ACGが計画するブラジルでの鉱山買収を、欧州自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)とステランティス、資源大手のグランコアなどが支援する。ACGが12日、明らかにした。VWとステランティスは車載電

ソーダ灰大手のWEソーダ、ロンドン証取に上場へ

トルコの複合企業サイナー・グループ傘下のソーダ灰(炭酸ナトリウム)生産大手WEソーダは5月31日、英国のロンドン証券取引所(LSE)に上場すると発表した。英のEU離脱で欧州の金融センターとしての地位が低下しているロンドン

ネクスウエーフ―工場建設資金を調達、将来はサウジでも―

ソーラーウエハー開発・製造のスタートアップ企業である独ネクスウエーフは5月31日、既存と新規の投資家から計3,000万ユーロの資金を確保したと発表した。独東部のビターフェルトに建設する同社初の商業生産施設の着工資金に充て

メッサー―投資会社との合弁を完全傘下に―

工業・医療ガス大手の独メッサーは5月30日、子会社メッサー・インダストリーズの株式を少数株主である投資会社CVCから譲り受け完全子会社化することで合意したと発表した。全世界の事業を自らが直接展開する体制を構築する。これに

化学業界の景況感悪化、川下業界の低迷を反映

Ifo経済研究所が1日に発表した独化学業界の5月の景況感指数(DI)はマイナス11.1ポイントとなり、前月(-3.9ポイント)を約7ポイント下回った。今後の見通しを示す期待指数がプラス11.4ポイントからマイナス4.1ポ

バイオ企業の資金調達、2年連続で大幅減少

ドイツのバイオテクノロジー企業が2022年に調達した資金の総額は前年比38%減の8億1,200万ユーロと大きく落ち込んだことが、監査法人大手のアーンスト・アンド・ヤング(EY)が作成した2023年版『ドイツ・バイオテクノ

輸入物価が09年以来の下げ幅に、4月は-7%

ドイツ連邦統計局が5月31日発表した4月の輸入物価指数(2015年=100)は前年同月比7.0%減の128.6となり、09年10月以来の大幅下落を記録した。同物価の低下は2カ月連続。比較対象の22年4月はロシアのウクライ

製造業新規受注4月も減少

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が6日発表した4月の製造業新規受注指数(2015年=100)は、物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前月比0.4%減の94.8(暫定値)となり、2カ月連続で落ち込んだ。減少幅は前

独とEU、水素市場の立ち上げで連携

ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候相と欧州委員会のカドリ・シムソン委員(エネルギー政策担当)は5月31日、グリーン水素市場の創設に向けたドイツとEUの取り組みを連携させることで合意した。同国のイニシアチブ「H2グロー

ソーダ灰大手のWEソーダ、ロンドン証取に上場へ

トルコの複合企業サイナー・グループ傘下のソーダ灰(炭酸ナトリウム)生産大手WEソーダは5月31日、英国のロンドン証券取引所(LSE)に上場すると発表した。英のEU離脱で欧州の金融センターとしての地位が低下しているロンドン

EUの「永遠の化学物質」規制案、独機械業界が批判

欧州連合(EU)が永遠に残る化学物質と呼ばれるPFAS(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)の利用を原則する禁止方向で検討していることについて、ドイツの機械業界が批判している。規制案が無修正で施行

景気後退入り、1-3月期GDP-0.3%に下方修正

ドイツ連邦統計局は25日、1-3月期の国内総生産(GDP)が物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前期を0.3%下回ったことを明らかにした。4月下旬に発表した速報値では前期比横ばいとなっていたいが、下方修正さ

「永遠の化学物質」規制案を機械業界が批判

永遠に残る化学物質と呼ばれるPFAS(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)の利用を原則禁止の方向で欧州連合(EU)が検討していることを、ドイツの機械業界が批判している。規制案が無修正で施行されると

ナミビアの巨大グリーン水素プロジェクトを独社などが受注

独再生可能エネルギー企業エネルトラーク(Enertrag)と英インフラ開発企業ニコラス・ホールディングスがナミビアに設立した合弁会社ハイフン・ハイドロジョン・エナジーは26日、ナミビアで計画されている巨大グリーン水素プロ

バクテリアナノセルロース技術開発 Smobya(ハンガリー)

ファッション業界向けに食品廃棄物を用いたビーガンレザー※を開発提供する。主力製品のバイオベース素材「Smoby」はバクテリアナノセルロース(BNC)を用いており、類似の植物セルロースより10倍の強度がありながら、しなやか

EUの「永遠の化学物質」規制案、独機械業界が批判

EUが永遠に残る化学物質と呼ばれるPFAS(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)の利用を原則する禁止方向で検討していることについて、ドイツの機械業界が批判している。規制案が無修正で施行されると、製

バイエル、「グリーン蒸気」を投入へ

独製薬大手のバイエルは22日、ドイツ西部のベルクカーメンにある拠点がエネルギー大手のエーオンから「グリーン蒸気」の供給を受けることで合意したと発表した。2030年までに炭素中立を実現する目標の実現に向けた取り組みの一環と

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