化学
BMW―炭素繊維分野でBoeingと提携―
高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は12日、炭素繊維の分野で航空機大手の米Boeingと提携すると発表した。炭素繊維の利用で先行するBoeingからノウハウを吸収することなどが狙いで、両社はカーボン繊維の加工、生産のオー
アクゾノーベル、北米の家庭用塗料部門を売却
オランダ化学大手のアクゾノーベルは14日、北米の家庭用塗料部門を米同業PPGインダストリーズに売却することで合意したと発表した。売却額は10億5,000万ドル。 \ アクゾノーベルは北米に600の直販店を持ち、「グリデン
トルコ、製薬産業特区設置へ
トルコが製薬産業を対象とした特別産業地区を設置する。国内生産の促進で多額に上る医薬品の貿易赤字を減らす狙い。長期的にはトルコを製薬産業の中心地に育てたい意向だ。 \ 科学産業技術省によると、トルコの2011年医薬品輸入高
排出量入札に伴う電力価格上昇、エネルギー集約企業を支援へ=政府
ドイツ政府は6日、来年から始まる二酸化炭素(CO2)排出量の有償入札に伴い電力価格が上昇することを踏まえ、エネルギー集約型企業のコスト負担を軽減する政策案を了承した。鉄鋼や化学、非鉄金属業界が激しい国際競争にさらされてい
製造業売上2カ月連続減、10月は-0.8%に
ドイツ連邦統計局が10日発表した製造業売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.8%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。ユーロ圏(ドイツを除く)は7.5%減となった前月の反動で1.4%増えたものの、国内とユ
―ヘリウムをGazpromから調達へ―
工業ガス大手の独Linde(ミュンヘン)がロシア国営天然ガス大手のGazpromからヘリウムを調達する方向だ。Gazpromが10日明らかにしたもので、両社はすでに基本合意書を締結したという。ヘリウムは産業向けの需要が近
Beiersdorf
ビューティケア用品大手の独Beiersdorfは6日、2012年の売上成長率を従来予測の「3~4%」から「4%を大幅に上回る」へと上方修正した。成長市場の東欧、南米、アジアで事業を強化してきたことが奏功した格好。同社は売
カーエアコン新冷媒問題、陸運局が腰上げる
カーエアコン用の新規冷媒として2013年までに導入が義務づけられている「R1234YF」の安全性をめぐる議論が高まるなか、これまで様子見を続けてきた独連邦陸運局(KBA)がようやく重い腰を上げたもようだ。KBAはこのほど
ナトリウムを蓄電池の電極材料に、低コスト化に期待
リチウムイオン電池をしのぐ次世代の高容量二次電池として注目されている金属-空気電池で、電解液材料にナトリウムを用いる技術をギーセン大学、カールスルーエ工科大学、化学大手BASFの産学共同研究チームが開発した。金属-空気電
ビューティケア用品・洗剤市場が今年も拡大
ボディケア・洗剤製造連盟(IKW)は4日、ドイツのビューティケア用品と洗剤市場が昨年に引き続き今年も拡大するとの見通しを発表した。ビューティケア用品で前年比1.4%増の128億5,000万ユーロ、洗剤で0.9%増の43億
三菱化学、ロシア企業に植物工場システムを販売
三菱化学は11月27日、ロシアのプラスチック容器・包装材メーカーであるミール・ウパコフキに発光ダイオード(LED)を光源とする植物工場システムを納品したと発表した。メディア報道によると、販売額は約3,500万円。同システ
Oerlikon―天然繊維機械事業など売却―
スイスの機械大手Oerlikon(フライエンバッハ)は3日、天然繊維・テキスタイル・コンポーネンツ機械事業を中国企業Jinshengグループに売却することで合意したと発表した。取引金額は約6億5,000万スイスフラン(5
年をとっても元気で生き生き、外出は週平均5日
健康管理に高い関心を持ち食生活や運動に気をつかう「生き生きシニア」が増えている。伊保険大手ゼネラリの独法人がアレンスバッハ世論調査研究所(IfD)に委託したシニア生活習慣調査によると、65~85歳の高齢者のうち、週に1回
石油・化学大手が合弁、50~60億ズロチを投資
ポーランド石油大手のロトスは23日、同国化学大手のアゾティ・タルヌフと共同で石油化学プロジェクトを推進する方針を明らかにした。スチームクラッカーとポリエチレン製造設備、あるいは芳香族化合物工場を設置する。まずは事業化調査
BASF SE―不飽和酸メーカーPronova買収へ―
化学大手の独BASFは21日、オメガ3脂肪酸(不飽和脂肪酸の一種)の有力メーカーであるノルウェーのPronova Biopharmaに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。健康志向の高まりを背景に不飽和酸の需要
Linde
工業ガス・プラント大手の独Lindeは26日、マレーシア国営石油・天然ガス会社Petronasの子会社Malaysia LNG Sdn. Bhd.から天然ガス液化プラントを受注したと発表した。サラワク州ビントゥルに液化能
化学販売合弁の解消をカルテル庁が命令
独連邦カルテル庁は21日、化学商社ブレンタークとCGヒェミカリエンに対し合弁会社CVH Chemie-Vertrieb GmbH & Co.KGの解消を命じたと発表した。3社が国内の化学品流通市場で事業を展開し
タンポン用繊維メーカー買収、当局が不許可に
ドイツ連邦カルテル庁は23日、オーストリアのセルロース繊維メーカーLenzing AGが独同業Kelheim Hygiene Fibres GmbHの資本90%を取得する計画を却下したと発表した。タンポン製造用ビスコース
繊維強化樹脂成形の手間軽減、フラウンホーファーが離型フィルム開発
繊維強化樹脂の成形に際して樹脂が型に接着するのを防ぐために用いる、離型剤に代わる離型フィルムをフラウンホーファー応用素材研究所(IFAM)が開発した。「FlexPLAS」と呼ばれる同フィルムは、非接着性のプラズマポリマー
独製造業の実物投資、昨年は約18%増に
連邦統計局は19日、独製造業の実物投資額が昨年552億ユーロとなり、前年比で17.6%増加したと発表した。主要業界で伸び率が最も大きかったのは情報処理・電子・光学機器(46.8%増の42億ユーロ)で、これに金属製品(33
生産者物価、10月は1.5%の小幅上昇
ドイツ連邦統計局が20日発表した2012年10月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が1.5%にとどまり、3カ月来の小幅増にとどまった。景気減速が反映された格好で、前月比の変動率は0%となった。 \ 物価に占める比重が大
―Bayer のSchiff買収に横やり―
トイレタリー用品大手の英Reckitt Benckiserは15日、ビタミン、サプリメント(栄養補助食品)メーカーの米Schiff Nutrition Internationalに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発
BASF SE―蘭触媒工場で操業見合わせ、安全性に懸念―
化学大手BASF(ルートヴィヒスハーフェン)の蘭触媒工場が11月第2週から操業を大幅に縮小している。当局が実施した監査で安全システムに不備が見つかり、問題のある施設の稼働停止を命じられたためだ。現時点で操業再開のメドは立
Merck KGaA―業績予測引き上げ―
製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)が15日発表した2012年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDA、特別費計上前)は7億5,420万ユーロとなり、前年同期から15.6%増加した。中国を中心とす
―Gazpromと資産交換、ガス田の採掘権取得へ―
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は14日、ロシア国営天然ガス会社Gazpromと資産交換することで合意した。エネルギー子会社Wintershallを通して西シベリアにあるガス田の採掘権を取得。Gazpro
中堅化学企業、EEG負担が重荷に
ドイツ化学工業会(VCI)加盟の中小企業で構成する自営企業委員会は13日、初の独自記者会見を開催し、再生可能エネルギー法(EEG)に基づく再可エネ電力助成負担(EEG負担)を強く批判した。EEG負担の減免措置が適用されて
医療機器業界がEUの規制強化を批判
欧州連合(EU)が打ち出した医療機器規制の強化方針に、ドイツのメーカーが反発している。業界団体BVMedは「規制を強化するより、規制を守っていない国に遵守させるほうがはるかに有効」と指摘。すでに法令遵守を徹底する独メーカ
ガスプロムがBASFと資産交換、西欧の販売合弁を完全傘下に
ロシア国営天然ガス会社ガスプロムは14日、化学大手の独BASFと資産交換することで合意した。西シベリアにあるガス田の採掘権を付与する見返りとして、西欧で天然ガスの販売・貯蔵事業を展開する両社の合弁事業を100%傘下に収め
BASFがガスプロムと資産交換、ガス田の採掘権取得へ
独化学大手のBASFは14日、ロシア国営天然ガス会社ガスプロムと資産交換することで合意した。エネルギー子会社ヴィンタースハルを通して西シベリアにあるガス田の採掘権を取得。ガスプロムはその見返りとして西欧で天然ガスの販売・
バイエルのシフ買収に横やり、英レキットが対抗TOB
トイレタリー用品大手の英レキット・ベンキーザーは15日、ビタミン、サプリメント(栄養補助食品)メーカーの米シフ・ニュートリション・インタナショナルに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。シフに対しては独バイエル
メルク(2012年7-9月期決算)
2012年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は1億8,550万ユーロで、前年同期から17.2%減少した。人員削減を伴う事業再編のコストが響いた。本業は中国を中心とする液晶需要の高まりと医薬品の値上げ、ユーロ安に支えられ
製造業売上が大幅減、9月はマイナス3%に
ドイツ連邦統計局が8日発表した2012年9月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比3.0%減となり、3カ月ぶりに悪化した。債務危機の直撃を受けるユーロ圏(ドイツを除く)での売り上げが7.
SGL Carbon SE―7-9月期赤字転落―
炭素製品大手の独SGL(ヴィースバーデン)が8日発表した2012年7-9月期(第3四半期)決算の最終損益は2,270万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(2,150万ユーロ)から大幅に悪化した。顧客の事業低迷に伴い炭素繊
BASF SE―ポーランドに触媒工場―
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は6日、ポーランドに自動車排ガス用触媒の工場を建設すると発表した。欧州の新排ガス規制「ユーロ6」「ユーロⅥ」の導入を見据え、需要が拡大すると予想。同社の欧州生産能力を2倍に
BASF SE―外断熱・仕上げ工法子会社売却へ―
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は6日、外断熱・仕上げ工法子会社BASF Wall Systems GmbH & Co. KGの売却方針を発表した。他の事業とのシナジー効果が薄いためと説明してい
Beiersdorf
コスメティック製造大手の独Beiersdorfは5日、トルコの合弁会社EBC Eczacibasi-Beiersdorf Kozmetik Ueruenler Sanayi ve Ticaretの資本50%を現地提携先の
カーエアコン新冷媒、VWも導入見合わせの方向
カーエアコン用の新規冷媒として2013年までに欧州連合(EU)で導入が義務づけられている「R1234YF」の採用を、欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)が見送るもようだ。同社のフェルディナント・ピエヒ監査役会長
独BASF、ポーランドに触媒工場建設
化学大手の独BASFは6日、ポーランドに自動車排ガス用触媒の工場を建設すると発表した。欧州の新排ガス規制「ユーロ6」「ユーロⅥ」の導入を見据え、需要が拡大すると予想。同社の欧州生産能力を2倍に拡大する。 \ 総額1億5,
製薬大手リヒター、1-9月期は営業減益
ハンガリー製薬最大手ゲデオン・リヒターが6日発表した2012年1-9月期決算は、営業利益が前年同期比25.2%減の1億3,500万ユーロに後退した。販売・マーケティング費と研究開発支出の増加が利益の圧迫要因となった。 \
サノフィのルーマニア子会社、生産能力拡大に投資
仏製薬大手サノフィ・アベンティスのルーマニア子会社ゼンティバ・ルーマニアは、自社工場に900万ユーロを投資する。今後5年間に生産と輸出を50%拡大することを目指す。 \ ゼンティバは生産量の10%をフランスやドイツなどに
ロイヤルDSM(2012年7-9月期決算)
2012年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は前年同期比52%減の8,000万ユーロ。ポリマー部門がコスト上昇、需要低迷により不振だったことが響いた。売上高は7%減の23億ユーロ。 \
独化学業界の業績低迷、売上横ばいに
ドイツ化学工業会(VCI)が1日発表した独業界(製薬を含む)の2012年第3四半期売上高は前期の4~6月と同水準にとどまった。生産高は1.5%増加したものの、出荷価格が平均0.7%低下したため、売り上げがプラマイゼロとな
古ゴムを品質アップしてリサイクル、フラウンホーファー研究所が開発
元の製品より品質や価値を落として再利用する(ダウンサイクル)のが普通だった古ゴムを、付加価値を持つ新しい樹脂に再生(アップサイクル)する技術を、フラウンホーファー環境・安全・エネルギー技術研究所(UMSICHT)が開発し
Oystar Holding GmbH―米国工場を売却―
投資会社傘下の包装機械メーカーOystar Holding(シュトゥーテンゼー)は10月29日、米国の2工場をイタリアの同業Coesiaグループに売却することで合意したと発表した。事業再編の一環で、売却益はアジア事業の強
12年の医薬品市場は縮小、5~6%減の266億ズロチに
ポーランドの医療情報会社ファーマエキスパート(Pharmaexpert)はこのほど、2012年の国内医薬品売上高は約266億ズロチとなり、前年から5~6%落ち込むとの見通しを発表した。 \ ファーマエキスパートのクラ社長
Beiersdorf AG―売上予測引き上げ―
コスメティック製品大手の独Beiersdorf(ハンブルク)は2日の決算発表で、2012年通期の売上成長率予測を上方修正した。新興市場の業績が予想を上回って拡大しているためで、従来予測の3%から3~4%に引き上げた。 \