2012/11/28

ポーランド

石油・化学大手が合弁、50~60億ズロチを投資

この記事の要約

ポーランド石油大手のロトスは23日、同国化学大手のアゾティ・タルヌフと共同で石油化学プロジェクトを推進する方針を明らかにした。スチームクラッカーとポリエチレン製造設備、あるいは芳香族化合物工場を設置する。まずは事業化調査 […]

ポーランド石油大手のロトスは23日、同国化学大手のアゾティ・タルヌフと共同で石油化学プロジェクトを推進する方針を明らかにした。スチームクラッカーとポリエチレン製造設備、あるいは芳香族化合物工場を設置する。まずは事業化調査を実施し、来年中にどちらのプロジェクトを実施するかを決定する。投資規模は50億~60億ズロチ(1,292億~1,550億円)。2014年にプロジェクトが始動し、17~18年に完了する予定だ。

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スチームクラッカーではエチレン、プロピレン、プチレンといった軽オレフィンを生産することになる。

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芳香族化合物工場は、ロトスの既存設備を組み込むことも考慮に入れて、製造設備およびインフラを整備する。生産される中間体は主にアゾティに出荷することになる。

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今回の合弁計画は、巨額プロジェクトにおけるポーランド国営企業の提携を促す政府の方針に合致する。ミコワイ・ブザノフスキ国有財産相によると、これらの製品分野でポーランドは年間70億ユーロの貿易赤字を計上しており、国内に需要があるのは明らかという。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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