化学

独ヘンケルの中東欧部門、12%増収に

ドイツの化学・日用品メーカー、ヘンケルの中東欧部門であるヘンケル・セントラル・イースタン・ユーロップ(ヘンケルCEE)は2月24日、2010年売上高が現地通貨ベースで6.4%増、ユーロベースで12.2%増の28億8,00 […]

メルク(2010年10-12月期・通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は6億3,210万ユーロで、前年の3億6,630万ユーロから急増。米バイオテクノロジー機器大手ミリポアの買収による収益基盤拡大が反映された。薄型テレビ、パソコンなどに使われる液晶の販売も好

ロイヤルDSM(オランダ化学大手)

2010年12月通期決算の純利益は5億700万ユーロで、前年から50%増加。中国などで販売が増えたほか、コスト削減で収益が拡大した。売上高は22%増の81億7,000万ユーロ。 \

BPA原料の哺乳瓶を規制、3月から製造禁止

EUで3月1日から、有害性が指摘される化学物質ビスフェノールA(BPA)を原料とする哺乳瓶が規制される。同日付で、域内メーカーがBPAを含むポリカーボネート製の哺乳瓶を製造することを禁止する。さらに同年6月からは販売、輸

蘭DSMとデュポンの手術材料合弁を承認

欧州委員会は21日、オランダ化学大手のロイヤルDSMと米同業デュポンが外科手術材料の合弁会社を設立する計画を承認したと発表した。 \ DSMとデュポンは昨年9月、封止剤など最先端の手術材料を開発、販売する合弁会社「アクタ

BASF(2010年10-12月期・通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は45億6,000万ユーロで、前年の14億1,000万ユーロから急増。景気回復により収益が大幅に拡大した。売上高は26%増の638億7,000万ユーロ。化学部門が最も好調で、売上高は51.

オーガニック化粧品需要が急増

化学的な成分を使用しないオーガニック化粧品の需要が急速に拡大している。2010年の独市場規模は7億9,500万ユーロで、前年から11%拡大。9%増となった09年に引き続き、高い伸びを記録した。化粧品市場に占める割合は09

アモルファス分子の表面構造を解析

アモルファス分子の表面ナノ構造を解析することに、墺グラーツ大学を中心とする国際研究チームが世界で初めて成功した。X線非弾性散乱測定と呼ばれる手法とコンピューターによる量子力学計算を組み合わせたのが特徴で、これまでほとんど

―Sued Chemieを買収―

スイスの化学大手Clariant(ムッテンツ)は16日、独同業Sued Chemieを買収すると発表した。投資会社One Equity Partners(OEP)と創業者一族から株式95%強を総額25億スイスフラン(約2

NV―2010年増収増益に―

化学大手の蘭Akzo Nobel(アムステルダム)が17日発表した2010年12月期決算の売上高は146億4,000万ユーロとなり、前年比で12%増加した。新興国を中心に需要が回復、すべての事業部門で増収を確保した。営業

化学物質規制「REACH」、新たに6物質を禁止に

欧州委員会は17日、EUの化学物質規制「REACH」に基づき、向こう3-5年以内に6種類の高懸念物質(SVHC)を規制対象とする方針を発表した。これらの物質はREACH規則の附属書XIV(認可対象物質のリスト)に記載され

化学大手クラリアント、独ズードケミーを買収

スイスの化学大手クラリアントは16日、独同業ズードケミーを買収すると発表した。投資会社ワン・エクイティー・パートナーズ(OEP)と創業者一族から株式95%強を総額25億スイスフラン(約20億ユーロ)で取得。残りについても

アクゾノーベル(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は7億5,400万ユーロで、前年から165%増加。新興国を中心に需要が回復し、すべての事業部門で増収を確保した。売上高は12%増の146億4,000万ユーロ。 \

ブリヂストン、ポーランドにEVA工場設置

ブリヂストンがポーランド西部のルブシュ県ジャリに、ソーラーパネル向けエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)フィルムの工場を新設する。投資規模は1億3,000万ズロチで、67人を新規採用し、2013年末までに操業を開始する

印包装材大手、ポーランドに工場建設

インドの包装材大手Uflexがポーランド中部のヴジェシニャに8,000万米ドルを投じて工場を建設する。年間生産能力は3万トンで、2012年6月に操業を開始する計画という。インドの通信社PTIが9日、ジャイン会長の話として

食品・飼料ラボの通報義務化、ダイオキシン事件受け法改正へ

連邦政府は2日の閣議で食品・飼料法の改正案を承認した。1月に起きたダイオキシン事件で、食の安全管理体制の不備が露呈したことに対応。今後は食品・飼料メーカーと民間の成分検査機関に検査結果の報告・通報を義務づける意向だ。改正

Novostrat、欧州最大級のPEフォーム工場開設

包装材や断熱材を手がけるポーランドのNovostratは先月、ドルヌィ・シロンスク県オルシナに欧州最大級のポリエチレンフォーム工場を開設した。ポーランド情報・外国投資庁(PAIiIZ)がこのほど明らかにした。 \ 新工場

―タイ同業が買収―

2009年に倒産した中堅化繊メーカーの独Trevira(ボービンゲン)は7日、タイの同業Indorama Venturesと伊Sinteramaが同社を買収すると発表した。今後はIndoramaとSinteramaの国際

中国の化学大手、ボルショドケムを買収

中国の化学メーカー、万華実業集団は1日、ハンガリー同業のボルショドケム(BorsodChem)の株式96%を取得したと発表した。同社は昨年6月にボルショドケム株38%を取得。今回は残り株取得のオプションを行使した。買収総

―同業買収を検討―

欧州最大の産業用酵素メーカーNovozymes(デンマーク・バウスベア)が買収を模索している。製品の幅を広げ、競合の米DuPontなどに対抗する狙い。欧州事業を統括するラールス・ハンゼン氏への取材をもとに4日付『ファイナ

世界2位のカリ肥料メーカーが誕生、株主が計画を承認

ロシアのカリ肥料大手のウラルカリと、競合シルヴィニトの株主総会は4日、ウラルカリによるシルヴィニトの買収を承認した。これにより、カナダのポタシュに次ぐ世界第2位のカリ肥料メーカーが誕生する。 \ 計画によると、ウラルカリ

Solarworld AG―売上記録更新―

太陽電池大手の独Solarworld(ボン)が7日発表した2010年暫定決算の売上高は前年比29%増の13億500万ユーロとなり、過去最高を更新した。国内外ともに好調で、ウエハーとモジュールの販売規模は42%増の819メ

K+S

肥料大手の独K+S(カッセル)は7日、カナダのカリウム鉱山会社Potash Oneに対する株式公開買い付け(TOB)で普通株を約9.3%確保し、出資比率を90.9%に拡大したと発表した。今後はカナダの企業法に基づいて他の

分子スイッチ、室温での制御に成功

室温で動作するナノメートルオーダーのスピンスイッチを、キール大学のライナー・ヘルゲス教授を中心とする研究チームが発見した。有機ニッケル化合物に光応答性リガンドが結合したもので、光を照射して起こる光異性化反応と、これに付随

―中国に合弁、モジュール生産能力倍増へ―

独Schottの太陽電池子会社Schott Solar(マインツ)は1月26日、太陽電池モジュールの生産能力を2011年9月期中に倍増させる計画を発表した。中国にモジュール製造の合弁会社を設立。これに並行してモジュール生

京セラ―TUEVの長期連続試験で認証取得―

太陽光発電関連情報ポータルSolarServerが1月25日報じたところによると、京セラのソーラー発電モジュール「KD210GH-2PU」が独技術監査機関のTUEVラインラントが実施する長期連続試験で世界初認証を取得した

Merck KGaA―市販薬事業の売却検討―

製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)が市販薬(OTC)事業の売却を検討している。競争力を維持するには事業規模が小さすぎるうえ、事業拡大に向けて他社を買収するにしても現時点では手ごろな価格の案件が見当たらないた

塗料・インキ市場、今年も拡大の見通し

独塗料・印刷インキ工業連盟(VdL)はこのほど、2011年の国内市場規模が前年比5%増の50億ユーロに拡大するとの見通しを発表した。伸び率は2010年の6%をやや下回るものの、自動車や電機・機械産業からの引き合いが引き続

ITOに代わる透明電導膜を開発、低価格と安定供給が可能に

透明電導膜の素材にカーボンナノチューブ(CNT)を用いたタッチスクリーンをフラウンホーファー生産工学自動化研究所(IPA)が開発した。現在主流の酸化インジウムスズ(ITO)製の透明電導膜と異なり資源枯渇の懸念のあるインジ

2010年小売売上が実質1.2%増に、12月は減少

ドイツ連邦統計局が1月31日発表した2010年の国内小売売上高(暫定値)は前年を名目で2.3%上回り、物価変動を加味した実質でも1.2%増加した。景気回復が反映された格好。特に非食料品店部門で改善幅が大きかった。 \ 一

住友化学、伊農薬販社を完全子会社化

住友化学は28日、50%を出資するイタリアの農薬販売会社イサグロを完全子会社化すると発表した。これによりイタリアでの農薬販売事業の拡充を進める。 \ イサグロはイタリアの大手農薬会社。従業員数は約70人で、ミラノに本社を

飼料の安全性強化でEU合意

欧州連合(EU)は24日の農業相理事会で、飼料の安全性確保に向けた対策で合意した。ダイオキシンに汚染された飼料がドイツで流通し、食肉や卵でも許容基準を超える汚染が確認されたため、コントロール体制の強化などを取り決めた。上

セルビア化学業界が復調

セルビアの化学業界が復調している。2009年に世界的な経済危機の影響で生産が大きく落ち込んだが、外需の回復により2010年初めから業績が上向いている。商工会議所の発表によると、10年1-9月の化学品・化学製品の生産高は前

東レ―Daimlerと合弁、CFRP部品の製造・販売へ―

東レは24日、自動車大手の独Daimlerと共同で炭素繊維複合材料(CFRP)分野の合弁会社を設立すると発表した。東レが開発したCFRPの成形技術「ハイサイクルRTM成形技術」を活用して車両向け部品を製造・販売する計画だ

Sulfurcell Solartechnik GmbH ―米国市場に進出―

太陽光発電モジュールメーカーの独Sulfurcell(ベルリン)が出資3社から新たな資金を得て米国市場に進出する計画だ。同社のニコラウス・マイヤー社長への取材をもとに25日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。 \ Sul

ソーラーフロンティア―ドイツ販売で提携―

昭和シェル石油傘下の太陽電池メーカー、ソーラーフロンティアは21日、太陽光発電システムインテグレーターの独MHH Solartechnik GmbHと販売提携したと発表した。ソーラーフロンティアの次世代型CIS薄膜太陽電

Bayer AG―インドで製薬会社買収を検討―

製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)がインドで製薬会社の買収を検討している。農業化学事業などに比べ現地での存在感が薄いためだ。アジア事業を統括するヴォルフガング・プリシュケ取締役が『フランクフルター・アルゲマイ

独ソーラー業界、国外事業強化へ

ドイツのソーラー企業が国外への進出を強化している。国内ではソーラー補助金引き下げで普及や投資にブレーキがかかり、市場の縮小が懸念されているためだ。ただ、ソーラー発電を支援する他の国にも補助金削減の動きがあるなど道のりは平

ライン川タンカー事故で物流に支障、BASFは生産調整へ

ライン川のローレライ近辺で13日に起きた化学タンカー事故が物流に影響をもたらしている。化学大手のBASFでは原料の調達に支障が出、一部の製品で減産を実施中だ。同社への取材などをもとに各種メディアが20日付で報じた。 \

ダイオキシン事件、汚染源は食用廃油

家畜飼料や鶏卵、食肉から発がん性物物質のダイオキシンが検出された問題で、化学・獣医学研究所は21日、食用廃油が汚染源であることを明らかにした。汚染された飼料や農産物と同じ種類のダイオキシンが調査対象の食用廃油から検出され

Lanxess AG―南米で買収、タイヤ事業強化へ―

化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)は12日、子会社のRhein Chemieが離型剤とバルダーを製造するアルゼンチンのDarmexを買収すると発表した。タイヤメーカー向け事業を強化する考え。取引価格は公表してい

Evonik

化学大手のEvonikは14日、製薬大手Boehringer Ingelheimの医療用生分解性ポリマー(Rosmer)事業を買収すると発表した。自社の当該事業を強化する狙い。買収価格は公表しないことで合意した。取引は3

米デュポン、ダニスコ買収で合意

米化学大手デュポンは10日、デンマークの食品添加物・バイオ企業であるダニスコを買収することで合意したと発表した。買収総額は58億ドル。さらにデュポンはダニスコの債務5億ドルも引き受ける。4-6月期中の買収手続き完了を目指

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