2011/3/2

総合・マクロ

独ヘンケルの中東欧部門、12%増収に

この記事の要約

ドイツの化学・日用品メーカー、ヘンケルの中東欧部門であるヘンケル・セントラル・イースタン・ユーロップ(ヘンケルCEE)は2月24日、2010年売上高が現地通貨ベースで6.4%増、ユーロベースで12.2%増の28億8,00 […]

ドイツの化学・日用品メーカー、ヘンケルの中東欧部門であるヘンケル・セントラル・イースタン・ユーロップ(ヘンケルCEE)は2月24日、2010年売上高が現地通貨ベースで6.4%増、ユーロベースで12.2%増の28億8,000万ユーロになったと発表した。洗剤やコスメティック事業が好調だったうえ、接着材事業も回復したことが奏功した。

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国別売上では、ロシアが全体の31%を占めた。ポーランドとトルコのシェアはそれぞれ12%。オーストリアは7.4%だった。現地通貨ベースで増収幅が大きかったのは、スロバキアとセルビアでそれぞれ13%増加した。トルコは12%、ロシアは9%の増収となった。

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ヘンケルCEEは今年、ウィーンとロシアの2カ所(トスノとエンゲリス)で物流センターを開設する。また、特に液体洗剤の販売に力を入れる計画だ。

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ウィーンに本社を置くヘンケルCEEはオーストリアと中東欧32カ国で事業を展開し、従業員は約9,500人。接着剤とヘアケア製品、表面技術では同地域でトップシェアを誇る。

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