化学

メルツ―従業員を1割削減へ―

新薬メーカーの独メルツ(フランクフルト)は18日の決算発表で、従業員の約1割に当たる250~300人を削減することを明にした。主力製品の特許切れと新製品の開発の失敗を背景に業績悪化が続いているため。同社は2年前にも100 […]

シュターダ―英サプリメーカーを買収―

後発医薬品・一般医薬品製造の独シュターダ(バート・フィルベル)は21日、サプリメント製造の英ネイチャーズ・エイドを同日付で買収したと発表した。シュターダは収益力の高いブランド品事業を強化しており、その方針に基づいてビタミ

BASF

化学大手の独BASFは18日、無機スペシャリティケミカルズ事業を米投資会社エッジウォーター・キャピタル・パートナーズに売却することで合意したと発表した。米ペンシルベニア州エバンスシティにある工場とアルコラート、水素化ホウ

鉱工業界の設備投資、昨年は3.5%増加

ドイツ連邦統計局が16日発表した国内鉱工業界の2015年の設備投資額は前年比3.5%増の598億ユーロとなり、08年に記録した過去最高(600億ユーロ)に大きく近づいた。伸び率が最も大きかった業界はゴム・樹脂製品で16.

樹脂加工の伊スタアンプ、ポーランド工場拡張

イタリアの樹脂加工メーカー、スタアンプがポーランドのワルシャワ近郊ブロニエにある同社工場の生産能力を増強する。不動産開発会社カシュマン&ウェイクフィールドが先ごろ明らかにした。現在3,500平方メートルの敷地面積を2,6

韓国自部品ヒュンナム、スロバキア工場拡張

韓国の自動車部品大手ヒュンナムが、スロバキア北部クラースノ・ナド・クスコウの工場を拡張する。現地紙『ホスポダールスケ・ノヴィニ』が先ごろ報じた。投資額は1,700万ユーロで、うち590万ユーロを政府の助成で賄う予定。20

マケドニアの樹脂加工メーカーが新工場

マケドニアの樹脂加工メーカー、FPC テーノプラスト(Tehnoplast)はこのほど、スコピエ近郊の工業団地「スコピエ1-ブナルズキ」に設置する新工場の建設を開始した。投資額は1,000万ユーロ。自動車、電子産業向けに

露化学大手シブール、中国企業が株式買い増し

中国のシルクロード基金(SRF)と政策銀行の中国開発銀行(CDB)はこのほど、ロシア石油化学大手シブールの株式10%を取得することで基本合意した。中国国営の石油大手、中国石油化工(シノペック)が2015年に同社の株式10

化学大手のBASF、グルジアに駐在員事務所を開設

化学大手の独BASFは11日、グルジアの首都トビリシに駐在員事務所を開設した。同国と周辺諸国に進出する機会を探る。 BASFは今年9月、グルジアの事業環境の良さなどを評価し、年内に駐在員事務所を開設する方針を打ち出してい

ハイデルベルガー―インクメーカー買収を視野に―

独印刷機械大手ハイデルベルガー・ドルックマシーネンのライナー・フンツデルファー新社長は16日、インクメーカーの買収を検討していることを明らかにした。同社は業界の構造不況を受けて業績が悪化。経営改善に向けて印刷所向けサービ

ヘンケル―デジタル事業強化へ―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)は17日、2020年までの中期経営計画「ヘンケル2020+」を発表した。利益率を高めながら内部成長ベースの売上高を年2~4%のスピードで拡大していく方針。デジタル事業を成長のけん引

エボニック―飼料用プロバイオティクスを出展―

家畜の腸内環境を改善する飼料用プロバイオティクス製品を特殊化学大手の独エボニック(エッセン)が今月中旬にハノーバーで開催された酪農用製品見本市「ユーロティア2016」に出展した。食の安全に対する消費者の意識の高まりを受け

韓国自部品ヒュンナム、スロバキア工場拡張

韓国の自動車部品大手ヒュンナムが、スロバキア北部クラースノ・ナド・クスコウの工場を拡張する。現地紙『ホスポダールスケ・ノヴィニ』が先ごろ報じた。投資額は1,700万ユーロで、うち590万ユーロを政府の助成で賄う予定。20

露化学大手シブール、中国企業が株式買い増し

中国のシルクロード基金(SRF)と政策銀行の中国開発銀行(CDB)はこのほど、ロシア石油化学大手シブールの株式10%を取得することで基本合意した。中国国営の石油大手、中国石油化工(シノペック)が2015年に同社の株式10

卸売物価が上昇に転換、10月+0.5%に

ドイツ連邦統計局が11日発表した10月の卸売物価指数は前年同月比0.5%増となり、2013年から続く下落にようやくストップがかかった。消費財が1.0%上昇したことが最大の押し上げ要因。石炭・石油製品の下落幅が0.2%まで

ビルケンシュトック―自然化粧品など新分野に進出―

コルクを用いた足形にフィットするサンダルで有名な靴製造の独ビルケンシュトック(ノイシュタット・アン・デア・ヴィート)が、新たな事業分野を開拓する。オリファー・ライヒェルト社長が経済誌『ヴィルトシャフツボッヘ』に明らかにし

ブリヂストン

ブリヂストンの傘下企業である米ファイアストン・ビルディング・プロダクツ(FSBP)は9日、独西部のハインスベルクに屋根用断熱材の生産施設を新設すると発表した。ブリヂストンが2016年中期経営計画で打ち出した多角化事業の拡

化学・製薬業界に危機感、研究開発費の税優遇など要求

独化学工業会(VCI)は14日、同国の化学・製薬産業を支援するために政府は研究開発費の税優遇措置などを導入すべきだと要求した。世界的に競争が厳しさを増していることを受けたもので、技術革新を促進する体制の構築が必要だとして

ベーリンガーの買収計画、欧州委が条件付き承認

欧州連合(EU)の欧州委員会は9日、独製薬大手のベーリンガー・インゲルハイムが仏サノフィの動物用医薬品事業を取得する計画を条件付きで承認したと発表した。ベーリンガーは一部の製品を手放すことを求められる。 この買収は両社が

製薬大手リヒター、バイオ後続品で初の承認勧告

ハンガリーの製薬最大手リヒター・ゲデオンは14日、米イーライリリーの骨粗しょう症治療薬「フォルテオ(一般名:テリパラチド)」のバイオシミラー(バイオ後続品)「テロサ」が欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)から

ベーリンガーのサノフィ動物薬事業取得、条件付きで承認

欧州委員会は9日、独製薬大手のベーリンガー・インゲルハイムが仏サノフィの動物用医薬品事業を取得する計画を条件付きで承認したと発表した。ベーリンガーは一部の製品を手放すことを求められる。 この買収は両社が昨年12月に合意し

出光興産、独メルクと有機EL材料で提携

出光興産は7日、有機EL材料分野で独メルクと提携合意したと発表した。両社が保有する特定領域の特許を相互利用することで材料開発領域を拡大するとともに、新しい有機EL材料の創出につなげていく方針だ。両社は今後、相互特許利用の

メルク―中国に医薬品工場―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は4日、上海北部の南通市で医薬品工場の竣工式を行った。中国需要の拡大を見据えた措置。これまでは同国に医薬品を輸出してきたが、今後は現地での生産に乗り出す。 メルクは2013年、

エボニック―7-9月期2ケタ減益に―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)が4日発表した2016年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDA、調整済みベース)は5億7,800万ユーロとなり、前年同期比で11%減少した。製品価格の下落を受けて主力の

バイヤスドルフ―利益見通し引き上げ―

化学大手の独バイヤスドルフ(ハンブルク)は3日、2016年12月期の売上高営業利益率(EBITベース、調整済み)を上方修正した。1-9月期の業績が好調だったためで、過去最高となった前期実績の14.4%を「やや上回る」とし

出光興産

出光興産は7日、有機EL材料分野で独メルクと提携合意したと発表した。それぞれが保有する特定領域の特許を相互利用することで材料開発領域を拡大するとともに、新しい有機EL材料の創出につなげていく考え。両社は今後、相互特許利用

BASF

化学大手の独BASFは8日、樹脂添加剤分野で今後5年間に総額2億ユーロ以上を投資すると発表した。酸化防止剤と光安定剤の需要が世界的に拡大しているためで、生産能力を拡大するほか、工場のデジタル化を推し進める。投資額の約半分

化学業界が売上予測引き下げ、今年4度目

独化学工業会(VCI)は2日、独業界(製薬を含む)の今年の売上高を従来予測の「前年比1.5%減の1,860億ユーロ」から「同3%減の1,830億ユーロ」へと引き下げた。下方修正は3月、5月、7月に次いで4度目。出荷価格が

ハンガリー製薬大手エギス、新製品開発に向け拠点拡張

ハンガリー製薬大手エギス(Egis)が西部のケルメンドにある拠点を拡張する。複数の現地メディアが先ごろ報じたもので、生産施設を新設して既存の成分を用いた半固形剤を生産する予定。投資額55億フォリント(約1,800万ユーロ

イネオス・スチロリューション、韓国で買収

スイス化学大手イネオスの独子会社イネオス・スチロリューションは10月31日、米石油化学大手シェブロン・フィリップス・ケミカルから韓国の合弁会社KRコポリマー(KRCC)を買収することで合意したと発表した。同社による買収は

関西ペイント、トルコ同業を買収

関西ペイントは10月31日、トルコ同業のポリサン・ボヤ・サナイ・ヴェ・ティカレット(PB)の株式50%を約115億円で取得し、持分法適用関連会社とすると発表した。重要市場と位置付けるトルコでの事業強化が狙い。 関西ペイン

バイエル―処方薬事業が好調、6%の営業増益に―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)が10月26日発表した2016年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDA、特別要因を除く)は26億8,200万ユーロとなり、前年同期比で6.0%増加した。主力

リンデ

工業ガス・プラントエンジニアリング大手の独リンデ(ミュンヘン)は10月28日、コスト削減の強化方針を明らかにした。競合に比べ収益力が低いためで、2019年からのコスト削減幅を従来目標の年3億7,000万ユーロから同5億5

BASFが不可抗力条項を発動、一部製品の供給に支障

化学大手の独BASFは10月31日、一部の製品について供給契約の不可抗力条項(フォースマジュール)を発動すると発表した。ルートヴィヒスハーフェン本社工場で17日に起きた爆発・火災事故の影響で生産量と在庫がともに大きく減少

中国企業のシンジェンタ買収、欧州委が本格調査へ

欧州連合(EU)の欧州委員会は10月28日、中国化学大手の中国化工集団(ケムチャイナ)がスイスの農薬・種子大手シンジェンタを買収する計画について、EU競争法に基づく本格調査を開始したと発表した。両社の取引を認めた場合、欧

CROサービスのリニカル、ポーランドに法人設立

医薬品の開発業務受託(CRO)を手掛けるリニカル(本社:大阪)は10月28日、ポーランド法人を設立したと発表した。欧州事業を統括する独法人リニカル・ヨーロッパ・ホールディングと、その子会社であるリニカル・ヨーロッパが共同

チェコ化学大手スポルケミー、塩素生産工場が稼働

チェコ化学大手スポルケミー(Spolchemie)が新たに建設した塩素生産工場の稼働を開始する。投資額は19億コルナ(約7,000万ユーロ)で、水酸化物および塩素製品を欧州市場に供給する。チェコ通信(CIA)が先ごろ報じ

関西ペイント、トルコ同業に出資

関西ペイントは10月31日、トルコ同業のポリサン・ボヤ・サナイ・ヴェ・ティカレット(Polisan Boya Sanayi ve Ticaret A.S.、以下PB)の株式50%を約115億円(1億1,300万米ドル)で

BASF―利益見通し堅持―

化学大手の独BASFは10月27日の決算発表で、2016年12月期の営業利益(EBIT、特別要因を除く)見通しを据え置いた。ルートヴィヒスハーフェン本社工場で17日に起きた爆発・火災事故で利益が圧迫されるものの、「前期実

中国企業のシンジェンタ買収、欧州委が本格調査

欧州委員会は28日、中国化学大手の中国化工集団(ケムチャイナ)がスイスの農薬・種子大手シンジェンタを買収する計画について、EU競争法に基づく本格調査を開始したと発表した。両社の取引を認めた場合、欧州の農薬市場で寡占化が加

アステラス製薬が独社買収、がん事業強化へ

アステラス製薬は28日、ドイツのバイオ医薬品開発企業ガニメド・ファーマシューティカルズを買収することで合意したと発表した。中核事業のがん治療薬分野で開発パイプラインを拡充する。数週間以内の買収手続き完了を見込む。 アステ

バイエルが18%増益、処方薬事業が好調

独製薬・化学大手のバイエルが26日発表した2016年7~9月期(第3四半期)決算の純利益は11億8,700万ユーロで、前年同期から18.8%増加した。主力の処方薬部門と、法的に分離した樹脂子会社コベストロが好調で、収益を

BASF、7~9月の純利益27%減

化学大手の独BASFが27日発表した2016年7~9月期(第3四半期)決算は、純利益が8億8,800万ユーロとなり、前年同期から27%減少した。高機能製品、機能性化学品、農業化学部門は好調だったが、基礎化学品、エネルギー

CROサービスのリニカル、ポーランド法人設立

医薬品の開発業務受託(CRO)を手掛けるリニカル(本社:大阪)は28日、ポーランド法人を設立したと発表した。欧州事業を統括する独法人リニカル・ヨーロッパ・ホールディングと、その子会社であるリニカル・ヨーロッパが共同で全額

生産者物価の下げ幅1.4%に縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した9月の生産者物価指数は前年同月比1.4%減となり、これまでに引き続き落ち込んだものの、下げ幅は前月の同1.6%から0.2ポイント縮小した。物価の最大の押し下げ要因であるエネルギーの下落幅が

SGLカーボン―黒鉛電極事業を昭和電工に売却―

炭素製品大手の独SGLカーボン(ヴィースバーデン)は20日、黒鉛電極事業を手がける子会社SGL GEホールディングを昭和電工に完全売却すると発表した。黒鉛価格の大幅な下落を受けて同事業は業績に足かせになっていることから、

上部へスクロール