アステラス製薬が独社買収、がん事業強化へ

アステラス製薬は28日、ドイツのバイオ医薬品開発企業ガニメド・ファーマシューティカルズを買収することで合意したと発表した。中核事業のがん治療薬分野で開発パイプラインを拡充する。数週間以内の買収手続き完了を見込む。

アステラスはガニメド株主に契約一時金として4億2,200万ユーロを支払う。臨床試験が最も進んだ段階にあるがん治療薬「IMAB362」の開発の進捗状況に応じて支払額を上乗せするため、買収額は最大8億6,000万ユーロに達する。

ガニメドは2001年に設立された非上場企業で、がん治療薬の研究開発に注力している。従業員数は85人。フランクフルト近郊のマインツに拠点を置く。

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