バイオテクノロジー

BASF―バイエルの種子・農薬事業を追加取得―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は4月26日、競合バイエルから種子・農薬関係の事業と資産を取得することで合意したと発表した。BASFは昨年10月にもバイエルの農業化学事業の部分買収を取り決めており、買収対 […]

メルク―一般医薬品事業をP&Gに売却―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は19日、フランスを除く一般医薬品事業を日用品大手の米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)に現金34億ユーロで売却することで合意したと発表した。先端技術主導型の事

バイエル―デジタル農業事業をBASFに譲渡―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は11日、デジタル農業事業を独競合BASFに譲渡することを明らかにした。米農業化学大手モンサントを買収するために当局から要求されたためで、一部の種子処理剤事業についても他社に売

化学労組ベア6%要求の方向、勤務時間の柔軟化も重点項目

独化学労組IG BCEは12日、今夏に始まる次期労使交渉の要求方針を固めた。6%の賃金引き上げや勤務時間の柔軟化を柱としている。組合内での今後の議論を経て最終方針を決定する。 ラルフ・シコルスキー交渉委員長は好景気を背景

ノバルティス―遺伝子治療のエイベックシスを買収へ―

スイス製薬大手のノバルティス(バーゼル)は9日、遺伝子治療薬開発の米エイベックシスを買収することで両社が合意したと発表した。自社の当該事業を強化する考え。買収手続きが年央までに完了すると見込んでいる。 エイベックシスを株

エボテック―買収など奏功、売上高57%増に―

医薬品開発の独エボテック(ハンブルク)が3月28日発表した2017年12月期決算の売上高は前期比57%増の2億5,763万ユーロと大きく拡大した。独バイエル、仏サノフィなど協業先の製薬会社から得るマイルストーン収入のほか

英のEU離脱で医薬品認可に支障の恐れ

独研究開発型製薬工業会(VFA)は13日付の声明で、英国が欧州連合(EU)から離脱すると、欧州の医薬品認可手続きに大きな支障が出る恐れがあると警鐘を鳴らした。英国は認可手続きで大きな役割を果たしていることから、その穴を埋

華為技術が欧州特許出願1位に、日本はトップ50に10社

欧州特許庁(EPO)は7日、2017年の特許統計の詳細を発表した。それによると、中国の華為技術は前年比0.3%増の2,398件と小幅な伸びにとどまったものの、前年の2位から1位へと浮上し、中国企業で初めて首位を獲得した。

メルク―液晶不振響く、17年は営業減益に―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)が8日発表した2017年12月期決算の営業利益(EBITDA、特別要因を除く)は前期比1.7%減の44億1,400万ユーロへと落ち込んだ。液晶価格の下落などを受けてパフォーマン

BASF―バイエルの野菜種子事業買収に向け独占交渉―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は7日、競合バイエルが「ヌンヘムス」ブランドで展開する野菜種子事業を譲り受ける方向で独占交渉を行っていると発表した。バイエルは米農業化学大手モンサントを買収する計画に伴い独

化学業界が業績見通し大幅引き上げ

独化学工業会(VCI)は7日、同国化学・製薬業界の今年の生産成長率を従来予測の2%から3.5%へと大幅に引き上げた。昨年第4四半期に業界の景気が一段と加速したうえ、今年に入っても堅調を保っているためで、売上高についても4

バイエル―営業減益に、農薬事業の不振など響く―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)が2月28日発表した2017年12月期の営業利益(EBITDA、特別費を除く)は前期比0.3%減の92億8,800万ユーロ(非継続事業を除く)へと落ち込んだ。農薬と一般医

アイクリス―買収・IPOを検討―

感染症治療薬の開発を手がける独アイクリス(ブッパータール)は22日、同社が創薬し米メルク(MSD)が製品化した新薬「プレビミス(Prevymis)」の独発売に合わせて開催した催しで、買収を検討していることを明らかにした。

ドイツの医療費、1日10億ユーロを突破

ドイツ連邦統計局が15日発表した2017年の国内医療費支出は前年比4.9%増の3,742億ユーロとなり、伸び率は前年の同3.8%を上回った。介護保険法の施行で医療費の増加幅が押し上げられた格好。1日当たりの医療費10億2

中国企業の対独M&A、17年も最高額に

ドイツ企業を対象とする中国資本のM&A(企業の合併・買収)活動は昨年も活発だった。件数自体は前年を21%下回ったものの、金額ベースではダントツの過去最高となった前年を9%上回る136億8,400万ユーロへと拡大

サノフィ―ベルギーのアブリンクスを買収―

仏製薬大手サノフィ(パリ)は29日、ベルギーのバイオ医薬品企業アブリンクスを39億ユーロで買収することで合意したと発表した。患者が少ない希少疾病用治療薬部門の強化が狙い。アブリンクスにはデンマーク製薬大手ノボ・ノルディス

英バイオ薬大手、ルーマニア社に独占販売権

英バイオ医薬品大手アムリットファーマ(Amryt Pharma)は30日、ルーマニアの医薬品卸会社ロマストル・トレーディング(Romastru Trading、ブカレスト)とルーマニアおよびブルガリアにおけるライセンス契

BASF―米税制改革で増益幅拡大、17年純利益50%増に―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が18日発表した2017年12月期暫定決算の純利益は前期比50%増の約61億ユーロと大幅に拡大した。業績好調のほか、米国の法人税率引き下げに伴い10-12月期(第4四半期)

サノフィ―血友病治療薬の米社買収―

仏製薬大手サノフィ(パリ)は22日、血友病治療薬などを手がける米バイオベラティブを116億ドルで買収すると発表した。血友病を含む血液疾患の治療薬部門を強化するのが狙いで、サノフィにとって2011年に米バイオ医薬大手ジェン

再生電力とCO2で特殊化学品製造へ=シーメンスとエボニック

電機大手のシーメンスと化学大手のエボニックは18日、再生可能エネルギー由来の電力と二酸化炭素(CO2)、細菌を利用して特殊化学品を生産する研究プロジェクト「レティクス(Rheticus)」を立ち上げた。化学製品を従来より

バイエル

製薬・農薬大手の独バイエルは10日夜、旧樹脂子会社コベストロの保有株10.4%を機関投資家に売却し、直接的な出資比率を従来の24.6%から14.2%へと引き下げた。需要が旺盛だったため、売却益は当初予想の15億ユーロを上

スタートアップへの投資額、昨年は88%増加

ドイツのスタートアップ企業が2017年に投資家から調達した資金の総額は前年比88%増の42億7,600万ユーロと大幅に拡大し、15年に記録した過去最高(33億600万ユーロ)を上回ったことが、コンサルティング大手アーンス

世界経済加速で景気に厚み、個人消費に続き外需・投資も柱に

ドイツ経済は明るい新年を迎えた。1年前は米トランプ政権の成立や英国の欧州連合(EU)離脱決定など保護主義やナショナリズムの動きが世界的に強まり、企業の輸出や国際事業の先行きに影を落としていたが、昨年は時間を追うごとに世界

ビオンテック―開発資金2.7億ドル調達―

バイオ医薬品開発の独ビオンテック(マインツ)は4日、米投資会社レッドマイル・グループを中心とする投資家から総額2億7,000万ドルを調達したと発表した。がんなどの治療薬の開発資金に充てる考え。各投資家の出資比率は明らかに

PHWグループ―人工肉のスタートアップに出資―

独家禽最大手のPHWグループ(フィスヴェク)は5日、人工肉の開発を手がけるイスラエルのスタートアップ企業スーパーミートに資本参加すると発表した。製品の幅を拡大し、幅広い需要に対応できるようにする考え。出資比率や出資額は明

企業のデジタル化評価は肯定的、売上増44%に 雇用は縮小

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は19日、デジタル化に関する企業アンケート調査の結果を発表した。デジタル化の進展で「売上が増加する」などの肯定評価が多かった一方で、支出増など負担の拡大やセキュリティリスク、標準の欠如と

16年の新規特許薬31件に、がんと炎症分野がけん引

研究開発型製薬工業会(VfA)は18日、2017年に独市場に新規投入された特許薬の件数が前年比横ばいの31件だったことを明らかにした。希少疾病用医薬品が9件と前年(10件)に引き続き高い水準を保った。 新規特許薬の件数が

メディジーン―米RXiと研究開発提携―

独バイオ企業メディジーン(マルティンスリート)は11日、がん免疫治療の分野で米同業RXiファーマシューティカルズと研究開発提携すると発表した。両社の技術を組み合わせることで治療効果を引き上げられるかを前臨床レベルで検証し

化学・製薬業界が売上予測引き上げ

独化学工業会(VCI)は6日の記者会見で、同国化学・製薬業界の今年の売上高予測を前年比5.5%増の1,948億ユーロとし、従来予測の同5.0%増から上方修正した。欧米の景気加速や新興国経済の安定、中国からの引き合いの拡大

バイエル―「新薬パイプラインに問題なし」―

独ライフライセンス大手バイエル(レバークーゼン)のディーター・ヴァイナント取締役(新薬事業担当)はロイター通信のインタビューで「パイプラインに問題はない」と述べ、売上高が最も大きい製品である「イグザレルト」の特許が切れて

バイエル―がん治療薬の開発・販売で米社と協業―

製薬大手の独バイエル(レバークーゼン)は14日、がん治療薬の開発・販売で米バイオ企業ロクソ・オンコロジーと協業合意したと発表した。特定部位のがんではなく、特定の遺伝子異常を対象とした新しいタイプのがん治療薬の上市を目指す

SCREENホールディングス―欧州販売契約を独社と締結―

SCREENホールディングスは9日、科学機器・部品の販売代理店である独LOTクワンタムデザイン(LOT-QuantumDesign)との間で欧州での販売パートナー契約を締結したと発表した。創薬研究・細胞品質管理をサポート

メルク―サムスンバイオロジクスとの戦略提携拡大―

ライフサイエンス大手の独メルク(ダルムシュタット)は1日、韓サムスンバイオロジクスとの戦略提携を拡大することで基本合意したと発表した。バイオ医薬品製造原材料の長期供給などを取り決めた2014年の基本合意を拡大するもので、

バイエル―純利益3.3倍に、コベストロ株売却で―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)が10月26日発表した7-9月期(第3四半期)決算の純利益は38億8,100万ユーロとなり、前年同期(11億8,700万ユーロ)の約3.3倍に拡大した。9月末付で連結対象

モルフォシス

独バイオ医薬品開発モルフォシスは10月23日、開発中の悪性リンパ腫治療薬「MOR208」に米食品医薬品局(FDA)の迅速承認手続きが適用されたと発表した。MOR208は従来の標準的な治療法が効かない約40%の悪性リンパ腫

ノバルティス―放射性医薬品の仏AAAを買収へ―

スイス製薬大手のノバルティス(バーゼル)は10月30日、放射性医薬品製造の仏アドバンスト・アクセラレーター・アプリケーションズ(AAA)を買収することで基本合意したと発表した。がん治療薬事業を強化する狙い。株式公開買い付

キュアヴァク―がん免疫治療薬でイーライリリーと協業―

バイオ医薬品開発の独キュアヴァク(テュービンゲン)は18日、がん免疫治療薬の分野で米製薬大手イーライリリーとグローバル協業すると発表した。キュアヴァクの技術をもとにがんワクチンを最大5種類、開発し、市場投入を目指す。 キ

米医療器材大手がハンガリーに試薬工場を開設

米医療器材大手のベクトン・ディッキンソン(BD)は19日、ハンガリー西部のタタバーニャにある拠点で試薬製造工場を開設した。免疫学および細胞生物学分野の研究用試薬を製造する。投資額は60億フォリント(1,900万ユーロ)。

バイエル、農薬・種子事業の一部をBASFに売却

独製薬・化学大手のバイエルは13日、独BASFに農薬・種子事業の一部を売却することで合意したと発表した。米農業化学大手モンサントの買収計画をめぐり、独禁当局から事業放出を要求されたためで、売却額は59億ユーロに上る。 B

バイエル―コベストロへの支配を解消―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は9月29日、同社から法的に分離した樹脂メーカー、コベストロ株6.9%を売却し出資比率を24.6%に引き下げたと発表した。同社はコベストロ株9.4%を同月中旬に売却し、出資比率

上部へスクロール