バイエル

製薬・農薬大手の独バイエルは10日夜、旧樹脂子会社コベストロの保有株10.4%を機関投資家に売却し、直接的な出資比率を従来の24.6%から14.2%へと引き下げた。需要が旺盛だったため、売却益は当初予想の15億ユーロを上回る18億ユーロに達した。バイエルはコベストロから中期的に全面撤退する方針を打ち出している。同社は直接出資のほか、企業年金バイエル・ペンション・トラストを通してコベストロ株を間接的に8.9%保有している。

上部へスクロール