バイオテクノロジー

医療費1位は循環器分野、85歳以上は1人2万ユーロに

連邦統計局が9月29日発表したドイツの2015年の医療費支出は計3,382億ユーロに上った。支出額が最も多い疾患分野は循環器系で、全体の13.7%を占めた。これに精神・行動障害(13.1%)、消化器系(12.3%)、筋骨 […]

メルク

ライフサイエンス大手の独メルクは22日、バイオ医薬品開発の包括支援センター「バイオ・リライアンス」を上海に開設したと発表した。経営資源が乏しい小規模医薬品メーカーの臨床開発を支援していく。アジア太平洋地域の企業を顧客とす

3Dプリンターで臓器作成、医師の27%が30年実用化見込む

人間の臓器を作製する「バイオ3Dプリンター」が2030年までに実用化されると、ドイツの医師の27%が考えていることが、情報通信業界連盟(Bitkom)と独医師会ハルトマンブントの共同アンケート調査で分かった。「開発段階に

モルフォシス―悪性リンパ腫治療薬で治験結果良好―

独バイオ医薬品開発モルフォシス(プラネッグ)のジモン・モロナイ社長は『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に、開発中の悪性リンパ腫治療薬「MOR208」の治験結果が良好なことを明らかにした。当局の認可を取得できる可能性が極

バイエル

製薬・化学大手の独バイエルは13日、同社から法的に分離した樹脂メーカー、コベストロ株9.4%を機関投資家に売却し、出資比率を従来の40.9%から31.5%へと引き下げたと発表した。1株当たりの売却額は63.25ユーロで、

家畜用抗生物質の投与量、5年で57%減少

家畜に投与される抗生物質の量がドイツで大幅に減少している。連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)の発表によると、製薬会社ないし医薬品卸から獣医に引き渡された抗生物質の量は昨年742トンとなり、前年比で8%減少。統計を開始し

ハンガリー、バイオ技術で世界をリード

ハンガリー企業が医薬品やバイオ技術の分野で活躍している。同国を代表する製薬企業ゲデオン・リヒターなどが中東欧のみならず世界各国に進出しているほか、同国は欧州における医薬品の臨床試験の実施先として重要な位置を占めている。近

メルク―がん免疫治療薬開発の独社を買収―

製薬大手の米メルクは6日、独バイオ企業リゴンテック(Rigontec)を買収すると発表した。将来性の高いがん免疫治療薬事業を強化する狙い。買収金額は最大4億6,400万ユーロに達する。 リゴンテックのオーナーに対し前金1

化学・製薬業界売上4四半期連続で拡大、4~6月1.6%増に

独化学工業会(VCI)が7日発表した独化学・製薬業界の4-6月期(第2四半期)の売上高は前期比1.6%増の469億ユーロとなり、4四半期連続で拡大した。国内と国外がともに好調で、クルト・ボック会長は製造業の景気拡大を受け

メルク―分析製品分野で買収―

ライフサイエンス大手の独メルク(ダルムシュタット)は8月28日、製薬会社向け分析製品を手がけるカナダ企業ナトリックス・セパレーションズを買収することで合意したと発表した。混合物を分離する分析化学の手法であるクロマトグラフ

バイエル―血友病治療薬を米で申請―

製薬大手の独バイエル(レバークーゼン)は8月31日、血友病治療薬「BAY94-9027」の認可を米食品医薬品局(FDA)に申請したと発表した。同薬は血液凝固因子のうちVIII因子の欠損ないし活性低下が原因で発症する血友病

廃家電は宝の山、細菌で金銀をリサイクル

細菌を用いて廃家電から金や銀などの貴金属を効率よく取り出す技術を、バイオ企業の独ブレインが開発した。今後はライセンス供与と自らリサイクリングした貴金属の販売を通して利益を稼ぐ考えだ。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が

デンカ―独バイオ医薬品開発会社を完全傘下に―

デンカは7日、バイオ医薬品の研究開発を手がける独アイコン・ジェネティクスの株式49%を独ノマッド・バイオサイエンスから取得し完全子会社化したと発表した。デンカはヘスルケアを重点分野と位置づけており、2015年8月にアイコ

メルク―エボラワクチン生産を独で準備―

製薬大手の米メルクがエボラ出血熱のワクチン量産に向けて準備を進めている。同ワクチンは当局の認可をまだ受けていないものの、近い将来に承認されるのは確実であることから、独北部のブルクヴェーデルに生産施設を建設。このほど独グレ

グリューネンタール―買収活用し事業拡大へ―

独医薬品大手のグリューネンタール(アーヘン)は事業の拡大に向けて新製品投入のほか、買収を活用する考えだ。ガブリエル・ベルチ社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにしたもので、売上高を現在の約14億ユーロから2

バイエルのモンサント買収、欧州委が本格調査

欧州連合(EU)の欧州委員会は22日、独製薬・化学大手のバイエルが農業化学大手の米モンサントを買収する計画について、本格的な調査を開始したと発表した。競争上の問題のついて詳細な調査を行い、買収を承認するかどうかを2018

バイエルのモンサント買収、欧州委が本格調査

欧州委員会は22日、独製薬・化学大手のバイエルが農業化学大手の米モンサントを買収する計画について、本格的な調査を開始したと発表した。競争上の問題のついて詳細な調査を行い、買収を承認するかどうかを2018年1月8日までに判

デンカ、独バイオ医薬品開発会社を完全傘下に

デンカは7日、バイオ医薬品の研究開発を手がける独アイコン・ジェネティクスの株式49%を独ノマッド・バイオサイエンスから取得し、完全子会社化したと発表した。デンカはヘスルケアを重点分野と位置づけており、2015年8月にアイ

メルク―会計業務を低賃金国に移管―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)が独経理子会社メルク・アカウンティング・ソリューションズ・アンド・サービシズ・ヨーロッパ(MASSE)で手がける会計業務を低賃金国に移管する。コスト削減が狙い。『フランクフルタ

「やせメタボ」の原因は代謝異常、5人に1人が該当

太っていないにもかかわらず肝脂肪や高血圧などメタボの症候がある人は代謝異常が原因の可能性がある――。ドイツ糖尿病研究センター(DZD)のチームがそんな研究結果を専門誌『セル・メタボリズム』で発表し、注目を集めている。 代

バイエル―業績予測引き下げ―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は7月27日の決算発表で、2017年12月期の業績予測を引き下げた。農業化学、一般医薬品部門の不振を受けたもので、売上高を従来予測の約510億ユーロ(1ケタ台半ば~後半の増収)

エボテック―米同業を買収―

バイオ医薬品開発の独エボテック(ハンブルク)は7月30日、米同業アプツイート(Aptuit)を買収することで合意したと発表した。製薬会社向け医薬品開発サービス事業を拡充する狙い。買収金額は3億ドルで、同社史上2番目に大き

独化学業界が生産・売上予測引き上げ

独化学工業会(VCI)は20日、同国化学・製薬業界の今年の売上高を前年比5%増の1,940億ユーロとし、従来予測の同3.5%増の1,912億ユーロから引き上げた。上方修正は3月、5月に次いで3度目。主要な国外市場の経済見

ロシュ―抗がん剤テセントリクに承認勧告―

欧州医薬品庁(EMA)は21日、同庁の医薬品委員会(CHMP)がスイス製薬大手ロシュのがん治療薬「テセントリク(Tecentriq)」について欧州連合(EU)域内での販売承認を勧告したと発表した。欧州委員会はCHMP勧告

モルフォシス―ライセンス提供先が初めて新薬の認可取得―

バイオ医薬品開発の独モルフォシス(マルティンスリート)は13日、同社のライセンスを得て米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のベルギー子会社ヤンセンが開発した乾癬治療薬「グセルクマブ」が米食品医薬品局(FDA)から承

第一三共

第一三共は12日、がん領域の研究開発で独マックスプランク研究所と提携すると発表した。がん細胞の転写と増殖を阻害する新規化合物(キナーゼ阻害剤)の最適化に向けて同研究所傘下のリード・ディスカバリー・センター(LDC)と共同

印製薬ブラボー、エストニアに新工場建設

インドの製薬会社ブラボー・グループが、エストニアの首都タリンの近郊に工場を建設する。投資額は320万~360万ユーロ。同社傘下の現地がん研究コンペテンスセンター(CCCR)を事業母体とし、約18カ月の工期を見込む。英字紙

モンサント、ウクライナに新工場

農業化学大手の米モンサントは来年からウクライナ中部のジトームィルで新工場を稼働する。トウモロコシ種子を生産する予定。同州のイーホル・ハンディック知事が先ごろ、モンサント側との協議の後に明らかにした。 新工場は2014年に

米英投資会社、独シュターダに買収を再提案

後発医薬品大手の独シュターダは10日、投資会社の米ベイン・キャピタル、英シンベンの企業連合ニッダ・ヘルスケア・ホールディングから株式公開買い付け(TOB)の提案を受けたと発表した。ニッダ・ヘルスケアは6月、シュターダに対

独幹細胞バンク大手、ルーマニア同業と提携

欧州第2位の規模を持つドイツの幹細胞バンク、ヴィータ34(Vita 34)はこのほど、ルーマニア同業のベスマックス・ライフ・ソリューションズ(Besmax)と提携契約を結んだ。ドイツに匹敵する市場規模を持つ同国に進出する

がんの薬剤費、4年で41%増加

公的健保組合のBarmer GEKは22日、加入者に処方されている医薬品に関する実態調査レポートを発表した。それによると、がん治療の薬剤費支出は2015年に7億2,310万ユーロとなり、11年に比べて41%増加した。その

ハンガリー、医療分野で中国との協力拡大へ

ハンガリー政府は20日、中国政府と健康医療分野での協力推進に関する基本合意を締結した。レプセーニー国家経済省国務次官捕によると、合意は両国間の大学や企業の協力関係の促進を目的としたもので、投資プロジェクトも含まれている。

エボニック―魚不使用のオメガ3脂肪酸、米中西部で量産へ―

化学大手の独エボニック(エッセン)は16日、魚の油に多く含まれているオメガ3脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)を海藻から量産するための施設を米中部ネブラスカ州のブレアに建設すると発表した

バイエル―中国研究機関と協力、小麦の収穫量拡大目指し―

農業化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は14日、上海生命科学研究院(SIBS)と2年間の協力契約を締結したと発表した。小麦の収穫量を引き上げることが目的で、相互の知見の交換や効率的な光合成モデルの作成を通して実現して

バイオテスト

独中堅製薬会社バイオテストに対する中国投資会社・科瑞集団(Create Group Corporation)の株式公開買い付け(TOB)が成功した。同TOBを実施した科技集団の独法人Tiancheng(Germany)P

新薬の治験件数、ドイツが2位堅持

研究開発型製薬工業会(VfA)は15日、ドイツで昨年実施された新薬の治験件数が531件となり、前年に引き続き世界で2番目に多かったことを明らかにした。1位は米国で2,301件。3位以下は英国(499件)、カナダ(470件

JSR―スイスのバイオ企業買収―

JSRは14日、スイスのバイオ企業セレクシスを完全買収することで合意したと発表した。バイオ医薬品の受託サービス事業を強化する狙い。取引金額は明らかにしていない。 JSRはバイオプロセス事業を強化しており、2015年にはバ

JSR、スイスのバイオ企業を買収

JSRは14日、スイスのバイオ企業セレクシスを完全買収することで合意したと発表した。バイオ医薬品の受託サービス事業を強化する狙い。取引金額は明らかにしていない。 JSRはバイオプロセス事業を強化しており、2015年にはバ

バイエル―コベストロ株売却、出資比率50%未満に―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)6日夜、法的に分離した素材子会社コベストロの株式1,725万株を機関投資家に売却し出資比率を従来の53.3%から44.8%へと引き下げた。今後も連結対象とするものの、中期的には

J&J―アクテリオン買収を欧州委が条件付きで承認―

欧州連合(EU)の欧州委員会は9日、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)がスイスのバイオ医薬品大手アクテリオン・ファーマシューティカルズを買収する計画を承認したと発表した。両社の事業が重複する不眠

科研製薬

科研製薬は13日、スイス企業ヌマブ・セラピューティクス(Numab Therapeutics)と共同で炎症性疾患を対象とする抗体医薬を研究すると発表した。ヌマブが持つ多重特異性抗体医薬の創製技術に基づき新規抗体医薬品候補

J&Jのアクテリオン買収、欧州委が条件付きで承認

欧州委員会は9日、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)がスイスのバイオ医薬品大手アクテリオン・ファーマシューティカルズを買収する計画を承認したと発表した。ただし、両社の事業が重複する不眠症治療薬の

メルク―がん免疫療分野で英バイオ企業と提携強化―

製薬大手の独メルク(ダルムシュタット)は4日、がん免疫治療法の分野で英国のバイオ企業Fスター(F-star)との提携を強化すると発表した。がん免疫治療薬の開発パイプラインを拡充し、同分野で主導的な立場を獲得する考えだ。

上部へスクロール