バイオテクノロジー
タキイ種苗、トルコ企業の野菜育種事業を買収
種苗大手のタキイ種苗(本社:京都)は8日、トルコ同業リト・トフムジュルクから野菜育種事業を買収したと発表した。取引金額は公表されていない。同国を含む中東向けにキュウリ、ナス、ピーマンなどのハウス栽培用種子を供給し、事業拡
メルク―業績予測引き上げ―
製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は4日の決算発表で2016年12月期の業績見通しを引き上げた。4-6月期(第2四半期)の業績好調を受けたもので、売上高を従来予測の「148億~150億ユーロ」から「149億~1
ベーリンガー・インゲルハイム
製薬大手の独ベーリンガー・インゲルハイムが3日発表した2016年1-6月期(上半期)の売上高は約73億ユーロとなり、為替の影響を除いた実質ベースで前年同期を2%上回った。糖尿病治療薬が55%増の7億6,000万ユーロと好
家畜への抗生物質投与量が半減、規制強化で安易な利用に歯止め
家畜に投与される抗生物質の量がドイツで大幅に減少している。連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)の発表によると、製薬会社ないし医薬品卸から獣医に引き渡された抗生物質の量は昨年837トンとなり、前年比で32%減少。統計を開始
英GSKとグーグル系企業、生体電子工学で合弁
英製薬大手のグラクソ・スミスクライン(GSK)は1日、米グーグル系のライフサイエンス企業ベリリー・ライフサイエンシズ(旧グーグル・ライフサイエンシズ)とバイオエレクトロニクス(生体電子工学)技術を活用した医療機器を開発す
バイエル(製薬・化学)―業績見通し引き上げ―
製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は7月27日の決算発表で2016年12月期の業績見通しを引き上げた。比較的新しい特許薬の販売好調を受けて上半期決算が予想を上回ったためで、営業利益(EBITDA、特別要因を除く
ガレニカ―高カリウム血症治療薬メーカー買収へ―
スイスの製薬会社ガレニカ(ベルン)は21日、米同業レリプサを買収することで合意したと発表した。両社の製品は補完性が高いことから相乗効果を引き出す考え。独自の米国販売組織を獲得することも今回の買収の狙いだ。新薬子会社ビフォ
化学業界が生産・売上予測引き下げ
独化学工業会(VCI)は22日、独業界(製薬を含む)の今年の生産成長率を従来予測の1.0%から0.5%へと引き下げた。新興国の経済が予想以上に振るわないところに、英国の欧州連合(EU)離脱決定が追い打ちをかけるとみられる
モンサント、バイエルの新買収提案も拒否
農業化学大手の米モンサントは19日、独バイエルによる新たな買収提案の受け入れを拒否すると発表した。買収額が依然として低いことを不満としている。ただ、バイエルや他の企業と「建設的な協議」を引き続き続ける姿勢も示しており、バ
モンサント―バイエルの買収提案を再度拒否―
農業化学大手の米モンサントは19日、独バイエルが同社買収に向けて行った2度目の提案の受け入れを拒否すると発表した。買収提示額が依然として低く株主に受け入れを推奨できないとしている。ただ、バイエルおよびその他の企業と「建設
メルク―MS治療薬の承認再申請、EMAが受理―
製薬大手の独メルク(ダルムシュタット)は18日、多発性硬化症(MS)治療薬「クラドリビン」の承認申請を欧州医薬品審査庁(EMA)が受理したと発表した。同薬に対しては欧米の医薬品当局が否定的な見解を表明したため、同社は20
ノバルティス―4-6月期減収減益に―
スイスの製薬大手ノバルティスが19日発表した2016年4-6月期(第2四半期)の営業利益は前年同期比8%減の20億9,300万ドルへと落ち込んだ。白血病治療薬「グリベック」の特許切れと心不全治療薬「エントレスト」の市場投
独化学業界が長期生産成長率を引き下げ
独化学工業会(VCI)が独業界(製薬を含む)の長期生産成長率見通しを下方修正した。業界を取り巻く環境が変化したためで、2030年までの成長率を従来予測の年1.8%から同1.5%へと引き下げた。VCIのデータをもとに経済紙
ドイツ人の1割以上が予防接種拒否
予防接種は絶対に受けないと考えているドイツ人の割合が13%に上ることが、世論調査機関フォルサがボーフム鉱業共済保険組合の委託で実施した市民アンケート調査で分かった。予防接種を拒否する理由としては「人体への長期の影響に懸念
バイエル、モンサント買収条件を引き上げ
製薬・化学大手の独バイエルは14日、米農業化学大手モンサントに提案している買収の条件を引き上げたと発表した。モンサントが株式公開買い付け(TOB)受け入れを拒否していることを受けたもの。モンサントをめぐっては独BASFの
ポーランド製薬ポルファーマ、米バイオ医薬品企業の蘭事業買収
ポーランドの製薬大手ポルファーマ(Polpharma)は先ごろ、米バイオ医薬品大手エピルスから蘭子会社エピルス・バイオファーマシューティカル・オランダの研究開発部門バイオセロス(Bioceros)を買収したと発表した。バ
ハンガリーのリヒター、スイスのバイオ医薬品企業買収
ハンガリー製薬最大手のゲデオン・リヒターは6月30日、バイオシミラー(バイオ後続品)の開発を手がけるスイスのフィノックスを買収したと発表した。欧州市場での地位を強化する戦略の一環。不妊治療薬に実績のある同社の獲得により、
独成長率見通し悪化、英のEU離脱で
英国が6月23日の国民投票で欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を決めたことを受けて、ドイツの国内総生産(GDP)予測を引き下げる動きが相次いでいる。英国向けの輸出や企業投資の鈍化が避けられないとみられるためで、マクロ経
メルク―海洋性美肌成分の利用で提携―
製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は1日、仏企業アグリメール(Agrimer)が開発した海洋性美肌成分「RonaCare RenouMer」の利用で両社が長期提携契約を結んだと発表した。取引の詳細は明らかにして
エボニック―西社の飼料用プロバイオティクス事業を買収―
特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は5日、スペインの飼料添加剤大手ノレル(NOREL)からプロバイオティクス事業を譲り受けることで合意したと発表した。食の安全に対する消費者の意識の高まりを受け、抗生物質を使わない飼料
市販検査薬市場が拡大、新しい製品分野がけん引
市販の検査薬・機器の需要がドイツで拡大している。ドラッグストアや食品スーパーで取り扱う製品の種類が増えていることが大きく、特に感染症検査など新しい分野でニーズが急速に伸びている。コンサルティング会社クロイツァー・フィッシ
ノバルティス―バイオシミラー5製品を市場投入へ―
スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)は後発医薬品子会社サンドを通して2020年までにバイオシミラー(バイオ後続品)5製品を市場投入する計画だ。新薬の販売が後発医薬品に押されて振るわないことから、今後の市場拡大が見込ま
製造業売上3カ月ぶり増加、4月+0.8%に
ドイツ連邦統計局が8日発表した4月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.8%増となり、3カ月ぶりに好転した。ユーロ圏外が2.1%増加して全体をけん引。ユーロ圏(ドイツを除く)と国内も
新薬の治験件数、ドイツは米に次ぐ2位に
研究開発型製薬工業会(VfA)は10日、ドイツで昨年実施された新薬の治験件数は599件に達し、米国(2,397件)に次ぐ世界2位に付けたと発表した。3位は英国(547件)。日本は302件で9位だった(表1を参照)。VFA
ネスレ、牛乳アレルギー検出キットの販売権取得
欧州食品・飲料大手のネスレ(スイス)は5月31日、仏バイオテクノロジー企業のDBVテクノロジーズが開発を進めている牛乳アレルギー検出キットの販売権を最大1億ユーロで取得することで合意したと発表した。 DBVは乳幼児の牛乳
バイエル―モンサントが買収提案拒否―
農業化学大手の米モンサントは5月24日、独バイエルから受けた買収提案はモンサントの企業価値を過小評価しているうえ、財務・規制上のリスクも十分に考慮していないとして、受け入れ拒否の意向を表明した。ただ、バイエルによる買収そ
ノバルティス―競合ロシュの保有株売却も―
スイスの製薬大手ノバルティスが保有する競合ロシュ株の売却を視野に入れている。ジョー・ジメネス最高経営責任者(CEO)が5月25日の投資家説明会で明らかにしたもので、時機をみて放出を検討し、場合によっては決定する考えを明ら
モンサント、バイエルの買収提案を拒否
農業化学大手の米モンサントは24日、独バイエルから受けた買収提案を拒否すると発表した。提案がモンサントの企業価値を過小評価している上、財務・規制上のリスクも十分に考慮していないとしている。ただ、バイエルによる買収そのもの
バイエル―ゲノム編集の特許利用権を取得―
製薬大手の独バイエル(レバークーゼン)は17日、アイルランド企業ERSゲノミクスが管理するゲノム編集の特許を利用することで合意したと発表した。バイエルはゲノム編集技術を活用して遺伝子疾患の治療法を開発・市場投入する方針を
ノバルティス―医療用医薬品事業を2部門に分割―
スイス製薬大手のノバルティス(バーゼル)は17日、医療用医薬品事業を抗がん剤、その他の医薬品の2部門に分割すると発表した。7月1日付で実施する。 医療用医薬品はノバルティスの売上高の約3分の2を占める中核事業だ。2部門へ
メルク―シグマ・アルドリッチ買収が奏功、大幅増収増益に―
製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)が19日発表した2016年1-3月期(第1四半期)の売上高は前年同期比20.5%増の36億6,500万ユーロと大幅に伸びた。米試薬大手シグマ・アルドリッチの買収が奏功した格好で
バイエル―モンサントにTOB、最大620億ドルに―
ライフサイエンス大手の独バイエルは23日、米農業化学大手モンサントに対する買収提案の内容を公開した。市場の観測や株主の問い合わせを受けた措置。買収価格は最大620億ドル(550億ユーロ強)で、ドイツ企業が国外企業を対象に
バイエル、ゲノム編集の特許利用権取得
製薬大手の独バイエルは17日、アイルランド企業ERSゲノミクスが管理するゲノム編集の特許を利用することで合意したと発表した。バイエルはゲノム編集技術を活用して遺伝子疾患の治療法を開発・市場投入する方針を打ち出しており、昨
製造業売上2カ月連続減少、3月は-1.1%に
ドイツ連邦統計局が11日発表した3月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.1%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。国内が1.3減、ユーロ圏(ドイツを除く)が0.5%減、ユーロ圏外が1.
バイエル―農業化学のモンサント買収か―
製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が米農業化学大手モンサントの買収を検討しているとの観測が浮上している。モンサントに対しては独化学大手BASFも関心を示しているとの情報があり、農業化学業界の再編は一段と加速しそ
シーメンス―がん診断の新興企業を買収―
電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は17日、医療機器部門シーメンス・ヘルスケアががん診断の新興企業である独NEOニュー・オンコロジーを3月末に買収したと発表した。診断分野のポートフォリオを拡充する狙い。買収金額は明らか
独化学業界、16年売上予測を再度引き下げ
独化学工業会(VCI)は12日、独業界(製薬を含む)の2016年売上高見通しを引き下げた。下方修正は3月に続き2度目。独・欧州の景気が業界企業の想定を下回っているうえ、米国、中国、ロシア、ブラジルなど主要市場向けの輸出も
バイエル、モンサント買収を検討か
製薬・化学大手の独バイエルが、米農業化学大手モンサントの買収を検討しているとの観測が浮上している。モンサントに対しては独化学大手BASFも関心を示しているとの情報があり、農業化学業界の再編は一段と加速しそうだ。3社はこれ
バイエル―1-3月期営業益16%拡大―
製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が26日発表した2016年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益(EBITDA、特別項目を除く)は前年同期比15.7%増の34億400万ユーロと大きく拡大した。全ての事業部門で
モルフォシス―難病sIBM治療薬の治験で成果出ず―
独バイオ企業モルフォシス(マルティンスリート)は21日、難病・封入体筋炎(sIBM)の治療薬として製薬大手ノバルティスと共同開発中の治療薬「ビマグルマブ( Bimagrumab)」の治験で期待した成果を上げることができな
ノバルティス
スイス製薬大手のノバルティスが21日発表した2016年1-3月期(第1四半期)決算の純利益は20億1,100万米ドルとなり、前年同期を13%下回った。業績不振に陥った眼科部門アルコンの再編コストとドル安のほか、主力の白血
独農薬市場6年ぶり縮小
独農業化学業界団体IVAが19日発表した2015年の独農薬市場規模は15億9,200万ユーロとなり、前年比で0.5%減少した。減少は6年ぶり。農産物価格の下落を受けて農家の経営が苦しくなったことが響いた。 製品分野別でみ
「独バイオ業界はポテンシャルを生かせず」=EY
ドイツのバイオテクノロジー業界は大きなポテンシャルを持っているにもかかわらず資金調達面でそれを生かし切れていない――。監査法人大手のアーンスト・アンド・ヤング(EY)はバイオ業界団体ビオ・ドイチュラントなどと共同作成した
製造業売上3カ月ぶりに減少、2月は-0.5%に
ドイツ連邦統計局が7日発表した2月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.5%減となり、3カ月ぶりに下落した。国内とユーロ圏(ドイツを除く)がそれぞれ0.8%、0.6%低下。ユーロ圏外
エボニック―化粧品原料のスタートアップ買収―
化学大手の独エボニック(エッセン)は8日、化粧品原料製造の仏スタートアップ企業アルキオン・バイオファーマ(Alkion Biopharma)を買収する契約に調印したと発表した。持続可能な方式で生産される化粧品原料の分野で