政治

欧州連合の中の国境紛争

クロアチアとスロベニアの国境対立がにわかに先鋭化している。クロアチアが、オランダのハーグ国際仲裁裁判所が出した判決の受け入れを拒否しているためだ。いまや両国とも北大西洋条約機構(NATO)、欧州連合(EU)の一員であり、 […]

日欧がEPAで大枠合意、19年発効に向け最終調整へ

日本とEUは6日、ブリュッセルで首脳会議を開き、経済連携協定(EPA)の締結で大枠合意に達した。日本は欧州産チーズに低関税の輸入枠を設けるなど、農業分野で市場開放を進める一方、EUは日本製の乗用車に対する関税を撤廃する。

ルーマニアで新内閣発足、新首相に前経済相のトゥドセ氏

ルーマニア議会で6月29日、新内閣の信任投票が行われ、賛成173、反対102で承認された。前内閣で経済相だったトゥドセ新首相(社会民主党、PSD)は26日にクラウス・ヨハニス大統領の承認を得ていた。 中道左派のトゥドセ首

英保守党がDUPと閣外協力で合意、新政権がようやく発足

英国の先の総選挙で惨敗し、下院で過半数を割り込んだメイ首相率いる保守党は6月26日、北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)と閣外協力で合意した。これで保守党は少数与党となりながらも、DUPと合わせて下院で過半数を

対ロ制裁の6カ月延長で合意、クリミア制裁も1年延長へ

欧州連合(EU)は6月22日、ブリュッセルで開いた首脳会議で、ウクライナ情勢を受けて発動したロシアに対する経済制裁を6カ月延長することで合意した。7月末の期限が迫るなか、ウクライナ東部での停戦合意が完全に履行されるまで制

ブレグジットで独自動車業界の雇用縮小

英国が通商協定を結ぶことなしに欧州連合(EU)を離脱すると、ドイツの自動車業界では1万8,000人の雇用が失われる恐れがある――。コンサルティング大手デロイトは22日発表のレポートでこんなシナリオを提示した。 英国はEU

対ロ制裁の6カ月延長で合意、クリミア制裁も1年延長へ

欧州連合(EU)は22日、ブリュッセルで開いた首脳会議で、ウクライナ情勢を受けて発動したロシアに対する経済制裁を6カ月延長することで合意した。7月末の期限が迫るなか、ウクライナ東部での停戦合意が完全に履行されるまで制裁を

アルバニア議会選挙で社会党勝利、ラマ首相続投へ

アルバニアで25日行われた議会選挙(定数140)で、エディ・ラマ首相(52)が率いる社会党(PS)が単独過半数を確保して勝利した。2期目となるラマ首相は、新内閣の課題として◇汚職撲滅に向けた改革の推進◇麻薬密売対策の強化

BMW

独高級車大手BMWのハラルド・クリューガー社長は26日、米スパータンバーグ工場の25周年式典で講演し、2018年から21年にかけて同工場に6億ドルを追加投資することを明らかにした。同社のメキシコ工場建設計画に対し米トラン

EUと英の離脱交渉、「2段階方式」で合意

EUと英国は19日、英の離脱をめぐる交渉をブリュッセルのEU本部で開始した。双方は同日、交渉の進め方について合意。まず主要な離脱条件についての協議を行い、通商など将来の関係に関する話し合いは後回しとすることを決めた。英国

EU首脳会議、EU市民の権利保障で英が協調姿勢

英国のメイ首相は22日、ブリュッセルで開催されたEU首脳会議に出席し、英国のEU離脱に関連した同国在住のEU市民の権利保障について英政府の方針を説明した。離脱後も英国で暮らすEU市民の権利を保障する方針を示したうえで、E

対ロ制裁の6カ月延長で合意、クリミア制裁も1年延長へ

EUは22日、ブリュッセルで開いた首脳会議で、ウクライナ情勢を受けて発動したロシアに対する経済制裁を6カ月延長することで合意した。7月末の期限が迫るなか、ウクライナ東部での停戦合意が完全に履行されるまで制裁を継続する方針

西欧・北欧でドイツ評価高く、南欧とは意識・経済で隔たり

欧州におけるドイツの存在感・役割に関する調査結果が最近、相次いで発表された。ひとつは同国に対する欧州連合(EU)市民の意識を示すもの、もうひとつは欧州経済で同国の貿易が果たす役割に関するものだ。両調査ともドイツの重要性を

日EU経済連携協定実現に独首相が意欲

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は16日、武田薬品工場の独オラニエンブルク工場で開催された新製造施設の竣工式で、欧州連合(EU)と日本が交渉している経済連携協定(EPA)の実現に意欲を示した。米国のトランプ政権が保護主義へ

「サウス・ストリーム」パイプライン計画が復活か

ロシア産天然ガスを黒海・ブルガリア経由で欧州に供給するパイプライン計画「サウス・ストリーム」が再び動き出す様相を見せている。13日付のオーストリア日刊紙『ディー・プレッセ』などが報じたところによると、ロシアで開かれたサン

EUと英の離脱交渉、予定通り19日に開始

欧州委員会と英政府は15日、英国のEU離脱に向けた交渉を19日に開始すると発表した。英国では与党・保守党が下院選挙で過半数を割り込み、政局が混迷していることから、離脱交渉開始が遅れる可能性が指摘されていたが、予定通り開始

経営不振のエア・ベルリンが公的支援を打診

独航空2位のエア・ベルリンがベルリン、ノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)の2州に債務保証の引き受けを打診したことが8日、明らかになった。同社は累積赤字が膨らみ、経営破たんの危機に直面。経営再建の一環で旅行大手トゥ

英国人のドイツ国籍取得が急増

ドイツ国籍を昨年、取得した英国人は前年比360.6%増の2,865人と大幅に拡大したことが、連邦統計局の発表で分かった。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)決定を受けて、ドイツ在住の英国人の一部が今後予想される生活

独政府が西バルカン支援政策を検討

ドイツ政府が西バルカン諸国に対する経済開発の支援政策を検討している。「ベルリン・プラス」と呼ばれる同支援策は、経済開発を通して同地域の緊張緩和を進めることを目的とするもの。先ごろ開催されたスロベニアとクロアチアの首脳会合

英総選挙、与党・保守党が過半数割れ

英国で8日に実施された下院総選挙で、メイ首相率いる与党・保守党は第1党の座を維持したものの、議席を減らして過半数を割り込んだ。メイ首相はEUとの離脱交渉開始を前に国民の信任を取り付け、強い立場で交渉に臨むため、前倒しの総

一帯一路にドイツ銀と中国開発銀が総額30億ドル

ドイツ銀行と中国の国家開発銀行(CDB)は5月31日、中国政府が主導する広域経済圏構想「一帯一路」を資金面で支援していくことなどで基本合意した。同国の李克強首相の訪独に合わせて趣意書に調印した。一帯一路関連のプロジェクト

マケドニアで新政権発足、政治的混乱収拾の第一歩

政治的混乱の続くマケドニアで5月31日、社会民主同盟(SDMS)他2党から成る連立内閣が議会の承認を受けて発足した。前政権の汚職・職権乱用疑惑の発覚から2年、議会選挙から約6カ月を経て、ようやく成立したもので、政情安定化

蓄電技術分野で日独が協力関係強化

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の宮本副理事長とドイツ連邦教育・研究省(BMBF)のシュテファン・ミュラー政務次官は24日ドイツ大使館で、蓄電技術研究に関する共同宣言に署名した。両者の協力連携関係を深化させ

EUが英離脱交渉の準備完了、首席交渉官に権限付与

EUの英国を除く27カ国は22日に開いた総務理事会で、英国と進める離脱交渉の当面の指針を定めた「交渉指令」を全会一致で採択した。同時に欧州委員会のミシェル・バルニエ氏(元仏外相)を首席交渉官に正式任命し、交渉の権限を付与

仏独首脳がEU結束強化への連携確認、ユーロ圏改革で協力も

仏マクロン新大統領は就任翌日の15日、初の外遊として独ベルリンを訪問し、同国のメルケル首相と会談した。両首脳は英国の離脱決定で揺れるEUの結束強化に向けて、両国が協力していくことを確認。メルケル首相はマクロン大統領が掲げ

独メルケル首相、電気駆動車の目標達成に疑念

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は15日にベルリンで開かれた党派会議(Fraktionskongress)で、ドイツ政府が目指している電気駆動車の普及台数を2020年までに100万台とする目標について、「現在の状況を見る限

社民が州議選3連敗、左派政権誕生懸念で中道右派が大勝

デュッセルドルフを州都とする独西部のノルトライン・ヴェストファーレン州で14日、州議会選挙が行われ、同州の最大与党・社会民主党(SPD)は得票率を大幅に落とし、中道右派の大政党・キリスト教民主同盟(CDU)に大敗した。S

セルビア、中国路橋と道路プロジェクトで基本合意

セルビア社会基盤省は15日、中国政府系のインフラ建設会社、中国路橋工程(CRBC)と、二つの道路プロジェクトについて基本合意書(MoU)を交わしたと発表した。投資規模は合計25億ユーロ(27億米ドル)に上る。 具体的には

「シュルツ効果」弱まる、州議選で社民が中道右派に連敗

ドイツ北部のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州で7日、州議会選挙が実施され、即日開票の結果、最大与党の社会民主党(SPD)は得票率を大きく落とし、同州で野党に転落する公算が高まった。SPDは3月のザールラント州議選でも中道

ロシアが対トルコ制裁解除、貿易摩擦の火種は残る

ロシアのプーチン大統領は3日、トルコのエルドアン大統領と会談し、ロシア軍機撃墜事件を機に導入していたトルコへの制裁措置を解除することを明らかにした。トルコ産農産物の輸入禁止措置を撤廃するほか、ロシアで就労するトルコ人への

ブルガリア新内閣発足、中道右派と極右が連立

ブルガリアで4日、中道右派の与党「ブルガリアの欧州における発展のための市民(GERB)」のボリス・ボリソフ党首(57)を首班とする連立内閣が発足した。連立パートナーは極右3党から成る愛国者統一連合。同連合は親ロシア派とし

トルコ、湾岸諸国との提携強化を狙う

トルコのエルドアン大統領はクウェート公式訪問を控えた8日、湾岸協力会議(GCC)に加盟する6カ国との経済的・軍事的関係を深める意思を表明した。すでに「高官レベルでの戦略的対話」を進めており、自由貿易協定(FTA)締結に向

チェコ・ソボトカ首相、バビシュ財務相を解任

チェコのソボトカ首相(社会党:CSSD)は5日、内閣総辞職の意向を撤回するとともに、バビシュ副首相兼財務相(ANO)を解任すると発表した。同財務相の脱税疑惑を受けたもので、同日のゼマン大統領との会談後に明らかにした。現時

ウィキペディアを遮断~トルコ

今月1日にトルコでオンライン百科事典のウィキペディアへのアクセスが遮断されたことに対し、ウィキペディア財団が差し止めを請求していた問題で、アンカラの裁判所は5日、政府の措置を支持する判断を下した。これは、トルコにおける人

仏大統領選、マクロン氏が大差で勝利

フランスで7日に実施された大統領選の決選投票で、親EUと移民受け入れ継続などを唱える中道・独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が反EU、移民排斥を掲げる極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(48)を大差で破り、

ロシアが対トルコ制裁解除、貿易摩擦の火種は残る

ロシアのプーチン大統領は3日、トルコのエルドアン大統領と会談し、ロシア軍機撃墜事件を機に導入していたトルコへの制裁措置を解除することを明らかにした。トルコ産農産物の輸入禁止措置を撤廃するほか、ロシアで就労するトルコ人への

トルコ、EU加盟交渉打ち切りも=エルドアン大統領

トルコのエルドアン大統領は4月25日、ロイター通信の取材に対し、欧州連合(EU)へ加盟する方針の変更もありうるとの立場を示した。16日の国民投票の結果、大統領権限を大幅に強化する憲法改正の実施が確実となったのを受けて、E

ドイツ銀行―ブレグジットで最大4000人が転勤に―

ドイツ銀行の規制問題担当取締役は地元フランクフルトで開催された会議で、英国の欧州連合(EU)離脱に伴い、ロンドンで勤務する同行行員7,000人のうち最大4,000人が他のEU加盟国に転勤するとの見通しを明らかにした。同行

運輸・物流開発が優先課題に=日本・中央アジア5カ国外相会議

日本と中央アジア5カ国による外相会議が1日、トルクメニスタンで開催された。出席国は中央アジア諸国独立後の外交関係樹立から25周年を迎えたことを記念し、安全保障、貿易・投資、開発、人的・文化的交流、国際政治における連携など

印・トルコ首脳会談、外交連携・貿易拡大・経済協力で一致

トルコのエルドアン大統領は1日、8年ぶりに訪問したインドでモディ首相と会談し、テロ対策など国際問題での連携や、両国間貿易の拡大、特定経済分野における提携、文化・学術交流の促進などで一致した。一方、カシミール問題の外交的解

トルコ国民投票で改憲決定、大統領の権限強化へ

トルコで16日、大統領の権限強化に向けた憲法改正の是非を問う国民投票が実施され、賛成票が51.4%となり改憲に必要な過半数を上回った。これにより首相職が廃止され、エルドアン大統領が行政権を握ることが確実となった。 21日

仏大統領選、マクロン氏とルペン氏が決選投票に

フランスで23日に実施された大統領選の第1回投票で、親EUを唱える独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)と反EU、移民排斥を掲げる極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(48)が勝ち残った。5月7日に行われる決選投

英首相が総選挙前倒しを発表、6月8日に実施

英国のメイ首相は18日、2020年5月までに行う予定だった総選挙を6月8日に実施する意向を表明した。安定した政権基盤を築いてからEUとの離脱交渉に臨む狙いがある。総選挙の前倒しは予想外。首相は与党が高い支持を得ていること

トルコ国民投票で改憲決定、大統領の権限強化へ

トルコで16日、大統領の権限強化に向けた憲法改正の是非を問う国民投票が実施され、賛成票が51.4%となり改憲に必要な過半数を上回った。これにより首相職が廃止され、エルドアン大統領が行政権を握ることが確実となった。 21日

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