社会保障・医療

ロシュ―ガン患者データ解析の米社買収―

スイス製薬大手のロシュ(バーゼル)は15日、がん患者と医師のためのデータ解析プラットフォームを手がける米フラットアイアン・ヘルスを19億ドルで買収すると発表した。フラットアイアンが持つ腫瘍に特化した電子医療記録(EMR) […]

ドイツの医療費、1日10億ユーロを突破

ドイツ連邦統計局が15日発表した2017年の国内医療費支出は前年比4.9%増の3,742億ユーロとなり、伸び率は前年の同3.8%を上回った。介護保険法の施行で医療費の増加幅が押し上げられた格好。1日当たりの医療費10億2

ロシュがガン患者データ解析の米社買収、新薬開発を推進

スイス製薬大手のロシュは15日、がん患者と医師のためのデータ解析プラットフォームを手がける米フラットアイアン・ヘルスを19億ドルで買収すると発表した。フラットアイアンが持つ腫瘍に特化した電子医療記録(EMR)などの技術を

ハンガリー医療サービス大手、国内同業を買収

ハンガリーの医療サービス大手アフィデア・ディアグノスティカ(Affidea)は6日、国内同業フェーニクス・メッドを買収したと発表した。これによってアフィデアは国内の30の医療機関で外来患者のケアを行えるようになる。買収額

ハンガリー医療サービス大手、国内同業を買収

ハンガリーの医療サービス大手アフィデア・ディアグノスティカは6日、国内同業フェーニクス・メッドを買収したと発表した。これによってアフィデアは国内の30の医療機関で外来患者のケアを行えるようになる。買収額は明らかにしていな

サノフィ―ベルギーのアブリンクスを買収―

仏製薬大手サノフィ(パリ)は29日、ベルギーのバイオ医薬品企業アブリンクスを39億ユーロで買収することで合意したと発表した。患者が少ない希少疾病用治療薬部門の強化が狙い。アブリンクスにはデンマーク製薬大手ノボ・ノルディス

17年インフレ率1.8%、5年来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が16日発表した2017年の消費者物価指数は前年比1.8%増となり、5年来の大きな上げ幅(インフレ率)を記録した。インフレ率はエネルギー価格の下落を受けて14年から16年にかけて1%未満にとどまっていたが

病気を押して出勤の被用者は6割に

病気だったにもかかわらず過去1年以内に出勤したことのある被用者の割合は61%に上ることが、健康専門放送局ヘルスtvの委託で調査機関トルーナが実施したアンケート調査で分かった。同局の報道部長は病気の社員に帰宅を命じるなどの

ロステック、独シーメンスと医療診断センター網構築で提携

ロシア国営持株会社ロステックは11日、子会社のロスエレクトロニクスが独電機大手シーメンスと昨年末に、医療診断センター・ネットワーク構築での提携で合意したことを明らかにした。医療検査・試験の統括機関と各地の診断センターの国

二大会派が連立交渉入りで合意、低所得層に配慮

独連邦議会(下院)の二大会派であるキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と社会民主党(SPD)は12日、政権交渉を開始することで合意したと発表した。5日間に及ぶ予備交渉で政策の大枠合意が成立したため。SPDの21日の

スタートアップへの投資額、昨年は88%増加

ドイツのスタートアップ企業が2017年に投資家から調達した資金の総額は前年比88%増の42億7,600万ユーロと大幅に拡大し、15年に記録した過去最高(33億600万ユーロ)を上回ったことが、コンサルティング大手アーンス

職場の予防接種で副作用、雇用主に責任はあるか

職場で行った予防接種で副作用が出た場合、雇用主に損害賠償などの支払い義務は発生するのだろうか。この問題をめぐる係争で、最高裁の連邦労働裁判所(BAG)が昨年12月の判決(訴訟番号:8 AZR 853/16)で判断を示した

ビオンテック―開発資金2.7億ドル調達―

バイオ医薬品開発の独ビオンテック(マインツ)は4日、米投資会社レッドマイル・グループを中心とする投資家から総額2億7,000万ドルを調達したと発表した。がんなどの治療薬の開発資金に充てる考え。各投資家の出資比率は明らかに

1月1日付の法令改正

【労働・社会保障】 1時間8.84ユーロの法定最低賃金、一部の業界に認められていた例外が廃止に 倒産した企業の社員に対し労働局から支給される給与と同額の未払い給与代替手当(Insolvenzgeld)、企業の分担金負担率

シーメンス・ヘルシニアーズ―感染症検査のFTDを買収―

独電機大手シーメンスの医療機器子会社シーメンス・ヘルシニアーズ(エアランゲン)は15日、感染症検査製品の開発・製造を手がけるルクセンブルクのファースト・トラック・ダイアグノスティクス(FTD)を買収することで合意したと発

16年の新規特許薬31件に、がんと炎症分野がけん引

研究開発型製薬工業会(VfA)は18日、2017年に独市場に新規投入された特許薬の件数が前年比横ばいの31件だったことを明らかにした。希少疾病用医薬品が9件と前年(10件)に引き続き高い水準を保った。 新規特許薬の件数が

メディジーン―米RXiと研究開発提携―

独バイオ企業メディジーン(マルティンスリート)は11日、がん免疫治療の分野で米同業RXiファーマシューティカルズと研究開発提携すると発表した。両社の技術を組み合わせることで治療効果を引き上げられるかを前臨床レベルで検証し

ルーマニア最低賃金、来年から31%引き上げ

ルーマニア政府はこのほど、最低賃金を来年1月1日付で月額1,900レウ(約409ユーロ)に引き上げることを閣議決定した。現行の1,450レウ(312ユーロ)から31%の増額となる。1カ月当たりの平均就労時間を166.67

EUが除草剤グリホサートの認可延長、独の賛成で承認成立

欧州連合(EU)加盟国は11月27日、発がん性が疑われる除草剤成分「グリホサート」の認可期間を5年延長する案を承認した。英国などが認可延長を支持する一方、フランスやイタリアなどが強硬に反対し、加盟国間でこれまで意見調整が

加盟国が除草剤「グリホサート」の認可延長承認

EU加盟国は11月27日、発がん性が疑われる除草剤成分「グリホサート」の認可期間を5年延長する案を承認した。英国などが認可延長を支持する一方、フランスやイタリアなどが強硬に反対し、加盟国間でこれまで意見調整がつかなかった

バイエル―「新薬パイプラインに問題なし」―

独ライフライセンス大手バイエル(レバークーゼン)のディーター・ヴァイナント取締役(新薬事業担当)はロイター通信のインタビューで「パイプラインに問題はない」と述べ、売上高が最も大きい製品である「イグザレルト」の特許が切れて

バイエル―がん治療薬の開発・販売で米社と協業―

製薬大手の独バイエル(レバークーゼン)は14日、がん治療薬の開発・販売で米バイオ企業ロクソ・オンコロジーと協業合意したと発表した。特定部位のがんではなく、特定の遺伝子異常を対象とした新しいタイプのがん治療薬の上市を目指す

エーザイ―抗てんかん剤の独販売を再開―

エーザイは17日、抗てんかん剤「フィコンパ」のドイツ販売を再開すると発表した。公的健康保険組合の中央団体との薬価交渉で合意が成立したためで、12月1日から再上市する。 ドイツでは医療費抑制を目的とする新規特許薬の価格取り

脳波でロボットに指令、フライブルク大のチームが開発

話しかけや仕草を通さずにロボットに意思を伝える技術を独フライブルク大学病院翻訳ニューロテクノロジー研究室(TNT)のチームが開発した。身体を思うように動かせない重度の障害者の生活の質を大幅に改善する技術で、実用化に期待が

公的年金保険料、来年引き下げの見通し

労使が折半する公的年金の保険料率が来年、引き下げられる可能性が高まってきた。雇用の拡大を背景に年金支払い準備金が拡大しているためで、現状では料率が給与支給額の18.7%から18.6%へと0.1ポイント低下する見通しだ。企

3人に1人が睡眠に問題

ドイツの成人の睡眠の質が悪いことが、技術者健康保険組合(TK)が15日発表したアンケート調査レポートで分かった。勤務時間が不規則な職業グループでは同割合が40%と高く、TKのイエンス・バース会長はデジタル化、国際化を背景

「富の再分配でなく成長政策を」=5賢人委、減税などを提言

政府の経済諮問委員会(通称:5賢人委員会)は8日、メルケル首相に提出した秋季経済予測で、堅調な経済が続く現在を政策見直しの好機と捉え、将来の課題への対策に取り組むよう提言した。「母親年金」や「63歳年金」など社会保障を重

発がん性除草剤「グリホサート」、認可延長の結論持ち越し

EU加盟国は9日、発がん性が疑われる除草剤成分「グリホサート」の認可期間を5年延長する案を採決したが、賛否が分かれて結論を持ち越した。EU市場では12月15日に認可期間が終了するため、欧州委員会は11月末までに改めて認可

モルフォシス

独バイオ医薬品開発モルフォシスは10月23日、開発中の悪性リンパ腫治療薬「MOR208」に米食品医薬品局(FDA)の迅速承認手続きが適用されたと発表した。MOR208は従来の標準的な治療法が効かない約40%の悪性リンパ腫

中東欧、医療ツーリズムで人気

中東欧で医療ツーリズムの人気が高まっている。西欧諸国やロシアなどから患者を集めており、近年同部門の成長率は10%を超えている。現在は初歩的な医療サービスの提供に留まるものの、高度医療までサービスを拡大する余地があるため、

キュアヴァク―がん免疫治療薬でイーライリリーと協業―

バイオ医薬品開発の独キュアヴァク(テュービンゲン)は18日、がん免疫治療薬の分野で米製薬大手イーライリリーとグローバル協業すると発表した。キュアヴァクの技術をもとにがんワクチンを最大5種類、開発し、市場投入を目指す。 キ

医師の待遇改善要求、必要予算は400億ズロチ=主要紙試算

ポーランドの医師が政府に待遇改善を求めている問題で、同国日刊紙『ジェチェポスポリタ』はこのほど、医師の要求通りに医療費を国内総生産(GDP)の6.8%へ増やすには、400億ズロチ(94億3,300万ユーロ)の追加予算が必

公的健保の追加保険料、来年は0.1ポイント低下見通し

ドイツ連邦保健省などは12日、公的健康保険の追加保険料率が来年、低下する見通しを明らかにした。好景気を背景に雇用が拡大し、健保財政の改善が見込まれるためで、現在の1.1%から1.0%へと0.1ポイント引き下げられる見通し

医療費1位は循環器分野、85歳以上は1人2万ユーロに

連邦統計局が9月29日発表したドイツの2015年の医療費支出は計3,382億ユーロに上った。支出額が最も多い疾患分野は循環器系で、全体の13.7%を占めた。これに精神・行動障害(13.1%)、消化器系(12.3%)、筋骨

3Dプリンターで臓器作成、医師の27%が30年実用化見込む

人間の臓器を作製する「バイオ3Dプリンター」が2030年までに実用化されると、ドイツの医師の27%が考えていることが、情報通信業界連盟(Bitkom)と独医師会ハルトマンブントの共同アンケート調査で分かった。「開発段階に

モルフォシス―悪性リンパ腫治療薬で治験結果良好―

独バイオ医薬品開発モルフォシス(プラネッグ)のジモン・モロナイ社長は『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に、開発中の悪性リンパ腫治療薬「MOR208」の治験結果が良好なことを明らかにした。当局の認可を取得できる可能性が極

メルク―がん免疫治療薬開発の独社を買収―

製薬大手の米メルクは6日、独バイオ企業リゴンテック(Rigontec)を買収すると発表した。将来性の高いがん免疫治療薬事業を強化する狙い。買収金額は最大4億6,400万ユーロに達する。 リゴンテックのオーナーに対し前金1

バイエル―血友病治療薬を米で申請―

製薬大手の独バイエル(レバークーゼン)は8月31日、血友病治療薬「BAY94-9027」の認可を米食品医薬品局(FDA)に申請したと発表した。同薬は血液凝固因子のうちVIII因子の欠損ないし活性低下が原因で発症する血友病

リンデとプラクスエアの合併、米当局が本格調査

工業ガス大手の独リンデと米プラクスエアは28日、両社の合併計画を米独禁当局・連邦取引委員会(FTC)が本格調査することを明らかにした。両社はこれを想定内のものとしており、合併手続きが従来予想通り来年下半期に完了すると見込

メルク―エボラワクチン生産を独で準備―

製薬大手の米メルクがエボラ出血熱のワクチン量産に向けて準備を進めている。同ワクチンは当局の認可をまだ受けていないものの、近い将来に承認されるのは確実であることから、独北部のブルクヴェーデルに生産施設を建設。このほど独グレ

低コストの労働力が魅力=ブルガリア

ブルガリアでは近年、順調な経済成長によって雇用が創出され失業率も低下している。昨年の実質国内総生産(GDP)成長率は3.4%で、今年も同様の成長が続く見通しだ。また他の欧州諸国に比べて低い賃金水準に加え、高い外国語能力に

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