電力・エネルギー

ロスアトム、中国・田湾原発に原子炉2基増設

ロシアと中国の両政府は先ごろ、中国で原子炉2基を新設することで合意した。さらに2基以上の建設も検討している。 ロシア原子力公社(ロスアトム)と中国国家エネルギー局が上海近郊の田湾原子力発電所に原子炉の7号基と8号基を建設

鉱工業生産5月は増加、製造・建設が好調で+2.6%に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が6日発表した5月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.6%増となり、2カ月ぶりに拡大した。建設業が3.1%増、製造業が2.7%増と大きく拡

ドイツポスト―電力会社向けEVを共同開発―

物流大手のドイツポスト(ボン)は6日、電気自動車(EV)製造子会社ストリート・スクーターが再生可能エネルギー大手イノジーの配電サービス子会社ヴェストネットと長期開発提携すると発表した。ヴェストネットのニーズに見合った車両

韓国の斗山、ハンガリーでEV向け銅箔を生産

韓国の斗山グループは2日、電気自動車(EV)に使われるリチウムイオン電池用の銅箔をハンガリーで生産すると発表した。同社にとり欧州初のEV向け銅箔工場を設置することで、拡大する需要を取り込む狙い。投資額は明らかにされていな

インフレ率がやや低下、6月は2.1%に

ドイツ連邦統計局が6月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で2.1%増加した。上げ幅は前月の同2.2%をやや下回ったものの、欧州連合(EU)が適正水準とする2%弱を2カ月連続で上回った。 物価を強く押

イノジー―電動車用充電設備の米BTCパワーを買収―

再生可能エネルギー大手の独イノジー(エッセン)は2日、電動車用充電設備を製造する米ブロードバンド・テルコム・パワー(BTCパワー)を買収すると発表した。北米市場でのプレゼンスを強化する狙い。買収金額は明らかにしていない。

カザフスタン自動車生産台数が増加、EV量産の準備着々

カザフスタンの自動車メーカーが生産台数を伸ばしている。昨年の台数は前年比40%増の1万9,547台で、うち1,548台が輸出された。投資開発省の産業開発安全対策委員会のバタノフ委員長によると、自動車産業は国内生産高の16

エストニア再可エネ企業、フィンランド風力発電に投資

エストニア国営電力会社エースティ・エネルギアの再生可能エネルギー子会社エネフィット・グリーンは6月末、フィンランド国営の風力発電会社メトゥツァハリティス(Metsahallitis)と風力発電所を共同開発することで合意し

BP、英EV充電最大手を買収

英石油大手BPは6月28日、電気自動車(EV)向け充電スタンドの運営で国内最大手のチャージマスターを買収すると発表した。すでにBPは国内1,200カ所の給油所でEV向け充電業務を展開しているが、EVの普及拡大をにらみ、買

ブルガリアの原発計画が再始動

ブルガリアでベレネ原子力発電所の建設計画が、議会の承認を受けて本格的に再始動する。ボリソフ首相が自ら撤回した計画を再び持ち出した事実は奇異にみえるが、その背景には中止前に調達していた設備機器の存在や、ロシアと手を組むこと

生産者物価が7カ月来の上げ幅に、5月は+2.7%

ドイツ連邦統計局が20日発表した5月の生産者物価指数は前年同月を2.7%上回り、7カ月来の高い伸びを記録した。上昇率の拡大3カ月連続。エネルギーが5.5%増となり2012年3月以来の上昇率を記録したことが最大の押し上げ要

アウディ、燃料電池で現代自と提携

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディは20日、燃料電池の分野で現代自動車と提携合意したと発表した。燃料電池車を手頃な価格で販売できるようにするために、提携を通して開発を加速する。アウディは燃料電池搭載の大型ス

リトアニアのアへモス、再可エネ開発で中国企業と提携

リトアニアの複合企業アへモスグループ(Achemos Grupe)は12日、中国のエンジニアリング会社、華北電力工程と再生可能エネルギー事業で提携する覚書を交わした。風力、太陽光、バイオマス発電プロジェクトに共同で取り組

伊エニ、カザフで大型風力発電プロジェクト実施

伊エネルギー大手エニは12日、カザフスタンのアクトベ州北西部バダムシャで風力発電所を設置・運営する計画を明らかにした。同社は再生可能エネルギー事業拡大に向けて4年間で12億ユーロを投じる方針を掲げており、当該プロジェクト

カザフと中国が広範な事業協力、総額130億ドル規模

カザフスタン投資支援・促進機構は、北京で先ごろ開催されたカザフスタン・中国ビジネス会議において40の協力プロジェクトが成立したと発表した。契約総額は130億ドルで、工業分野やバイオテクノロジー等に関連したハイテク製品を同

エネルギーがインフレ率押し上げ、灯油は24%上昇

ドイツ連邦統計局は14日、5月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が2.2%、前月比が0.5%で速報値と変わりがなかった。エネルギーは前年同月比5.1%増と大きく上昇。エネ

シーメンス―次世代高速鉄道開発、低コストなどが売り―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は13日、高速鉄道「ヴェラロ」の次世代モデル「ヴェラロ・ノボ」を9月の業界見本市イノトランス(ベルリン)で公開すると発表した。同モデルは長距離バス・航空会社との競争に苦しむ鉄道会社のニ

シーメンス―大型ガスタービン事業の売却など検討か―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が発電所用大型ガスタービン事業を対象に戦略的なオプションを検討しているとの観測が浮上している。ブルームバーグ通信が消息筋の情報として13日、報じたもので、売却や競合との事業統合などあら

BASF―排ガスリサイクル技術の新興企業に出資―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は13日、排ガスから有用物質を取り出す技術を手がける米国の新興企業ランザテックにベンチャー投資子会社BASFベンチャーキャピタルを通して出資すると発表した。出資比率と出資額

アナトリア横断パイプライン、一部が開通

アゼルバイジャン産の天然ガスをトルコ経由で欧州に運ぶアナトリア横断パイプライン(TANAP)が12日に部分開通し、トルコ西部のエスキシェヒルで関係国首脳の出席のもと開通式典が行われた。同式典でトルコのエルドアン大統領は、

トルコ第3の原発はトラキア地方に=エネルギー相

トルコのアルバイラク・エネルギー天然資源相は13日、民放CNNトルコに対し、同国第3の原子力発電所をバルカン半島の東端に位置するトラキア地方に設置する方向で、すでに立地候補を絞った事実を明らかにした。ブルガリア国境に近い

エストニア国営電力、CFBボイラの技術更新を完了

エストニア国営電力エースティ・エネルギアの発電子会社であるエネフィットはこのほど、ナルヴァ発電所の循環型流動層(CFB)ボイラの技術更新を完了した。オイルシェール由来の乾留ガスの燃焼を改善することで、効率を向上させ、環境

フォータムのウニパー買収、欧州委が認可

欧州委員会は15日、フィンランドの電力会社フォータムが独エネルギー大手エーオンから分離独立した火力発電会社ウニパーを買収する計画を認可したと発表した。両社の事業が重複する北欧市場では多数のライバル企業がシェア争いを展開し

アナトリア横断パイプライン、一部が開通

アゼルバイジャン産の天然ガスをトルコ経由で欧州に運ぶアナトリア横断パイプライン(TANAP)が12日に部分開通し、トルコ西部のエスキシェヒルで関係国首脳の出席のもと開通式典が行われた。同式典でトルコのエルドアン大統領は、

OMV、トルコの発電事業から撤退

オーストリア石油大手のOMVは5月30日、同社がトルコに持つサムスン・ガス火力発電所を現地投資会社のビルギン・エネルジに売却することで合意したと発表した。取引額は明らかにしていない。当局の承認後、遅くとも今年末には手続き

ガスプロムの蘭資産が差し押さえ、ナフトガスの訴え通る

ウクライナ国営ガス会社ナフトガスは6日、オランダの裁判所がロシアのガスプロムの同国資産の差し押さえを認める裁定を下したことを明らかにした。ストックホルム仲裁裁判所が今年2月、ガスプロムに対し、ウクライナへのガス供給の再開

環境対応トラックの購入に助成金

ドイツ連邦交通省は4日、環境に優しいトラックの購入者に助成金を交付することを明らかにした。運送会社の調達を促すことが狙い。連邦物流庁(BAG)で7月にも申請できるようになる見通しだ。 助成金の交付対象となるのは天然ガスト

EnBW―北米洋上風力発電市場に進出―

エネルギー大手の独EnBW(カールスルーエ)は11日、北米の洋上風力発電市場に参入すると発表した。再生可能エネルギー分野で欧州域外に進出する戦略に基づく措置。同社は2月にも台湾市場進出を明らかにしており、国際化の動きが加

ノルド・ストリーム2、近く着工へ

バルト海で産出される天然ガスをロシアからドイツに輸送する2本目のパイプライン「ノルド・ストリーム2」を建設するプロジェクトの事業会社は7日、スウェーデン企業革新省とロシア建設当局から建設許可を取得したと発表した。これによ

スロバキアのモホウツェ原発工事、再び遅延

スロバキアで進められているモホウツェ原子力発電所の原子炉増設工事が再度遅れる見通しだ。同国のSITA通信がこの程報じたところによると、今年末と2019年末に完工が予定されていた3号機と4号機の建設が遅延しており、それを懸

FCAが5カ年経営計画を発表、電動化に90億ユーロ投資

FCAが5カ年経営計画を発表、電動化に90億ユーロ投資 欧米資本の自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は1日、2022年までの中期経営計画を発表した。同年までに総額90億ユーロを投じて電動化を推

インフレ率2%突破、5月は2.2%に

ドイツ連邦統計局が5月30日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比2.2%増となり、昨年2月以来の高い伸びを記録した。インフレ率は前月(1.6%)を0.6ポイント上回っており、急速に上昇した格好だ。暖房油と自

輸入物価が3カ月ぶりに上昇、4月は+0.6%に

ドイツ連邦統計局が5月30日発表した4月の輸入物価指数は前年同月比0.6%増となり、3カ月ぶりに上昇へと転じた。エネルギーが13.1%上昇したことが大きく、エネルギーを除いた輸入物価は0.9%落ち込んだ。 エネルギーでは

シーメンス

独電機大手シーメンスは5日、東洋エンジニアリングから蒸気タービン(出力51.5メガワット)と発電機、周辺機器、水冷式復水器を受注したと発表した。これらの機器は2021年に営業運転開始予定の茨城県神栖市の大林神栖バイオマス

ゴミの排出量が増加、建設・解体が全体の54%に

ドイツ連邦統計局が1日発表した2016年の国内ごみ排出量は4億1,150万トン(暫定値)で、前年を2.3%上回った。全体の54%を占める建設・解体ゴミが6.6%増えたことが響いた。 ゴミ排出量の80.7%に当たる3億3,

ブルガリア、水素ステーション網整備へ

ブルガリア政府は5月28日、2025年までに自動車向けの水素ステーションを10カ所整備する計画を明らかにした。同計画は政府が承認した代替燃料の利用拡大を目指す国家プログラムに含まれるもので、主導する運輸情報技術通信省は最

ポーランド政府、バルチックパイプの22年完工目指す

ポーランド政府は5月28日、同国とノルウェーを結ぶ天然ガスパイプライン「バルチック・パイプ」の敷設工事が予定通り2022年に完了するとの見通しを明らかにした。同事業は天然ガスの調達先を多様化してロシアへの依存度を引き下げ

エストニア国営エネ企業、再可エネ会社を買収

エストニア国営電力会社エースティ・エネルギア(Eesti Energia)の再生可能エネルギー子会社エネフィット・グリーンはこのほど、国内同業ネルヤ・エネルギア(Nelja Energia)を買収すると発表した。買収額は

FCAが5カ年経営計画を発表、電動化に90億ユーロ投資

欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は1日、2022年までの中期経営計画を発表した。同年までに総額90億ユーロを投じて電動化を推進する一方、販売が落ち込んでいるディーゼル乗用車は21年までに欧州での販

エストニア国営エネ企業、再可エネ会社を買収

エストニア国営電力会社エースティ・エネルギアの再生可能エネルギー子会社エネフィット・グリーンはこのほど、国内同業ネルヤ・エネルギアを買収すると発表した。買収額は2億8,900万ユーロ。このほかネルヤの債務2億400万ユー

シーメンス―電池新興企業ノースボルトと協業―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は25日、リチウムイオン電池工場の建設を計画するスウェーデンの新興企業ノースボルトとパートナーシップを締結すると発表した。事業の全過程をデジタル化する技術を提供するとともに、ノースボル

ゾンネン―石油大手シェルが出資、戦略協業へ―

一般世帯のソーラー発電を利用した仮想発電所を運営する独ゾンネン(ヴィルトポルツリート)は23日、石油大手の英シェルと既存の出資者から事業資金6,000万ユーロを調達したと発表した。事業の国際化に充てる考え。シェルとは戦略

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