電力・エネルギー

三菱日立パワー、ポーランドのガス火力発電設備が稼働

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)はこのほど、ポーランドのコジェニッチェ火力発電所の11号機に納入した超々臨界圧設備が運転を開始したと発表した。同設備は出力が同国最大規模の107万5,000キロワットで、高品位炭の瀝青 […]

企業のデジタル化評価は肯定的、売上増44%に 雇用は縮小

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は19日、デジタル化に関する企業アンケート調査の結果を発表した。デジタル化の進展で「売上が増加する」などの肯定評価が多かった一方で、支出増など負担の拡大やセキュリティリスク、標準の欠如と

石油が物価押し上げ、暖房用灯油は+15%に

ドイツ連邦統計局は13日、11月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が1.8%、前月比が0.3%で速報値と変わりがなかった。エネルギーは前年同月比3.7%増で、上げ幅は前月

独エネルギー大手2社がハンガリー発電会社から撤退

独エネルギー大手のRWEとEnBWは14日の共同プレスリリースで、ハンガリーの火力発電会社マトラの保有株合わせて72.6%を東欧のコンソーシアムに売却すると発表した。中核事業の属さないため。取引金額は公表しないことで合意

ポーランド原発計画、国民の過半数が賛成

ポーランドが計画する同国初の原発建設プロジェクトについて、国民の半分以上が賛成していることが同国エネルギー省の最新調査で分かった。それによると、「賛成」(34%)と「強く賛成」(25%)を合わせた割合は約6割となり、「反

露ロスアトム、エジプト初の原発を受注

ロシア原子力公社(ロスアトム)は11日、エジプトの電力・再生可能エネルギー省から同国初の原子力発電所の建設を正式に受注した。総工費は推定210億米ドル(178億ユーロ)。2028~29年の完工を予定している。 同発電所は

カザフ原子力公社、ウランを追加減産

天然ウラン大手のカザフスタン原子力公社(Kazatomprom、カズアトムプロム)がウランの追加減産に踏み切る。需要減による供給過剰が続いているためで、今年10%減産に続き、向こう3年間の生産も縮小する。 4日の発表によ

鉱工業生産2カ月連続減少、10月は-1.4%に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が7日発表した10月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を1.4%下回り、2カ月連続で落ち込んだ。10月は火曜日に祝日が計2日あり、週末と祝日の

BASF―石油・ガス事業の合弁化で基本合意―

化学大手の独BASFとロシア系投資会社レターワンは7日、それぞれの石油・天然ガス事業を合弁化することで基本合意した。ポートフォリオの最適化やシナジー効果を通して安定的に利益を確保できる体制を構築する考え。今後は資産査定を

シーメンス―リビアで発電所受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は11日、リビア電力公社(GECOL)から発電所の建設などを受注したと発表した。政情が不安定なリビアは発電能力が低く、停電も多いことから、GECOLは今回の契約により状況を改善する考え

エーオン―EVと電力のセット販売で協業―

エネルギー大手の独エーオン(エッセン)は11日、スウェーデンの自動車メーカー、ユニティと協業すると発表した。ユニティの電気自動車(EV)とエーオンの再生可能エネルギー電力を固定価格でセット販売。需要を掘り起こす考えだ。

ロスアトム、エジプト初の原発建設を受注

ロシア原子力公社(ロスアトム)は11日、エジプトの電力・再生可能エネルギー省から同国初の原子力発電所の建設を正式に受注した。プーチン大統領のエジプト公式訪問を機に本契約が結ばれたもので、推定総工費は210億米ドル(178

ハンガリーのバス製造イカルス、イランで大型受注

ハンガリーのバス製造大手イカルス(Ikarus)は4日、バス1,000台をイランに供給する契約を同国の産業鉱山開発公社と結んだ。年産台数の3分の1に相当する大型受注で、一部は現地生産する。 イカルスはイランをロシア、中国

ポルシェ、スロバキアにEV部品工場開設へ

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手ポルシェが、スロバキア南部のピエスチャニ近郊に電気自動車(EV)部品製造のための新工場を建設するもようだ。地元メディアが6日報じたところによると、同社の金型製造子会社はこのほど

BASF、露企業と石油・ガス事業を合弁化

化学大手の独BASFとロシア系投資会社レターワンは7日、それぞれの石油・天然ガス事業を合弁化することで基本合意した。ポートフォリオの最適化やシナジー効果を通して安定的に利益を確保できる体制を構築する考え。今後は資産査定を

GE、独電力部門で1600人削減

米ゼネラル・エレクトリック(GE)は7日、火力発電・送配電設備分野で世界の従業員数を1万2,000人削減すると発表した。火力発電の需要減などを受けた措置で、ドイツでは1,600人を整理する。 火力発電の需要は再生可能エネ

ポルシェ、スロバキアにEV部品工場開設へ

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手ポルシェが、スロバキア南部のピエスチャニ近郊に電気自動車(EV)部品製造のための新工場を建設するもようだ。地元メディアが6日報じたところによると、同社の金型製造子会社はこのほど

EVの米テスラ、急速充電設備の設置でトルコ社と提携交渉

電気自動車(EV)メーカーの米テスラが、トルコにおける独自規格の急速充電スタンド「スーパーチャージャー」設置に向け、現地電機メーカーのゲルサン・エレクトロニックと提携交渉を開始する。ゲルサンが4日発表した。 スーパーチャ

チェコ電力大手のCEZ、エネルギーサービス部門を強化

チェコ電力最大手のCEZがエネルギーサービス部門CEZ ESCOを強化している。照明器具製造のホルメン、空調機器販売のエアプラス、太陽光発電所開発のOEMエナジー、地域送電網運営のイージーパワーの計4社を買収するほか、ポ

横河電機、脱硫装置の制御システムをボスニアに納入

横河電機は11月29日、ボスニア・ヘルツェゴビナのスルプスカ共和国の石炭火力発電所に排煙脱硫装置の制御システムを供給すると発表した。同装置を納入する三菱日立パワーシステムズ(MHPS)から受注したもので、2019年10月

エストニアのバイオ炭企業、国内に新工場

エストニアのバイオ炭メーカー、バルタニア(Baltania)は先ごろ、同国中部のヴァガリに工場を設置すると発表した。投資額は約4,500万ユーロで、そのうち2,500万ユーロを欧州連合(EU)の助成で賄う。2018年4-

インフレ率3カ月ぶり上昇、11月1.8%に

ドイツ連邦統計局が11月29日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.8%増となり、上げ幅(インフレ率)は前月の同1.6%から拡大した。インフレ率の上昇は3カ月ぶり。エネルギーの上げ幅が前月の1.2%から3

シーメンスからデータ流出、中国人のハッカー攻撃で

電機大手の独シーメンスが中国人のハッカー攻撃を受け、データを大量に盗まれていたことが、米司法省の11月27日付の発表で分かった。詳細は明らかにされていないものの、犯行の背後に中国の政府機関が隠れている可能性を排除できない

リチウムイオン電池大手の韓国SK、ハンガリーに新工場

韓国のエネルギー・石油化学大手SKイノベーションがハンガリーに電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)用のリチウムイオン電池セルの工場を設置する。メディアが報じ、同社が11月30日に追認したもので、投資額は

輸入物価の上げ幅縮小、10月は2.6%に

ドイツ連邦統計局が28日発表した10月の輸入物価指数は前年同月比2.6%増となり、上げ幅は前月の同3.0%から0.4ポイント縮小した。上昇率の低下は3カ月ぶり。同物価の13%強を占めるエネルギーの上げ幅が15.9%から1

ユニパー―フォータムのTOB提案を拒否―

独エーオンから分離する形で設立された在来型発電大手のユニパー(デュッセルドルフ)は21日、フィンランドのエネルギー大手フォータムの株式公開買い付け(TOB)提案を拒否すると発表した。同社の価値が過小評価されているうえ、事

陸上風力発電の落札価格が一段と下落、1kWh3.82セントに

独連邦ネットワーク庁は22日、陸上風力発電パークの新規設置を対象に実施した今年3回目の助成金入札の結果を発表した。落札価格の加重平均は前回を11%下回る1キロワット時(kWh)当たり3.82セント。第1回目の5月(5.7

PGNiG、英社とLNG中期供給契約

ポーランド国営ガス・石油大手PGNiGは21日、英エネルギー大手セントリカと米国産液化天然ガス(LNG)の5年間の供給契約を締結したと発表した。2018年から最大9回に分けて、米国ルイジアナ州からポーランド西部のシフィノ

ポーランドポスト、配達用EVの実証事業

ポーランド国営のポーランドポストが、国内10都市で約50台の配達用電気自動車(EV)の試験導入を実施する。同社の物流部門を統括するジャジー・ガリャッリ氏によると、同事業は来年中にも開始し、3~6カ月間継続する予定。 現地

ユニパー、フォータムのTOB提案を拒否

独エーオンから分離する形で設立された在来型発電大手のユニパーは21日、フィンランドのエネルギー大手フォータムの株式公開買い付け(TOB)提案を拒否すると発表した。同社の価値が過小評価されているうえ、事業面での相乗効果も期

中国機械設備工程、セルビアの褐炭発電所が着工

セルビア政府は20日、セルビア電力公社(EBS)のコストラツB褐炭火力発電所で第3号機の建設が始まったと発表した。同発電所の改修増強計画(総額7億1,560万米ドル)の第2期投資として実施されるもので、中国機械設備工程(

PGNiG、英社とLNG中期供給契約

ポーランド国営ガス・石油大手PGNiGは21日、英エネルギー大手セントリカと米国産液化天然ガス(LNG)の5年間の供給契約を締結したと発表した。2018年から最大9回に分けて、米国ルイジアナ州からポーランド西部のシフィノ

チェコの太陽光発電事業者、蓄電施設を追加設置

太陽光発電プラントの運営を手がけるチェコのソーラー・グローバルは14日、同社2番目の蓄電施設(BESS)を東部プロステヨフに来年に設置すると発表した。蓄電能力は10メガワット時。投資額は明らかにされていないが、現地CTK

中国機械設備工程、セルビアの褐炭発電所に着工

セルビア政府は20日、セルビア電力公社(EBS)のコストラツB褐炭火力発電所で第3号機の建設が始まったと発表した。同発電所の改修増強計画(総額7億1,560万米ドル)の第2期投資として実施されるもので、中国機械設備工程(

トルコのアックユ原発、23年を目途に稼働

ロシアのプーチン大統領は13日、トルコが計画しているアックユ原子力発電所を2023年に稼働させる意向を明らかにした。エネルギー分野での協力などに関するトルコのエルドアン大統領との会談後に明らかにしたもので、ロシア原子力公

生産者物価の上げ幅3カ月ぶりに縮小、10月2.7%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した10月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が2.7%となり、前月の同3.1%を0.4ポイント下回った。上げ幅の縮小は3カ月ぶり。同指数全体の27%を占めるエネルギーの上昇率が前月の4.6%

シーメンス―火力発電・駆動装置分野で7000人削減―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は16日、火力発電(PG)と駆動装置(PD)の2部門で人員削減を実施すると発表した。市場が低迷し回復の見通しも立たないためで、世界全体で約6,900人を整理。そのうち半分をドイツで実施

ノルデックス―売上予測引き下げ―

風力発電設備大手の独ノルデックス(ハンブルク)は14日の決算発表で、2017年12月期の売上高予測を下方修正した。業界を取り巻く環境が悪化し業績が低迷しているためで、従来予測の31億~33億ユーロから31億ユーロ未満へと

シュコダ自、20年からムラダー・ボレスラフでEV生産

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は17日、2020年からムラダー・ボレスラフ本社工場で純粋な電気自動車(EV)を生産すると発表した。また、19年にはプラグインインハイブリッド車(PHV)の部

チェコのエネ大手EPH、鉄道車両のシュコダ社買収か

チェコのエネルギー大手EPHグループが、国内鉄道車両メーカーのシュコダ・トランスポーテーションを買収するもようだ。先ごろ現地紙『ムラダ・フロンタ・ドゥネス』が消息筋の情報として伝えたもので、取引額300億コルナ(11億7

VW、5年でEV・自動運転の開発に巨額投資

欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は17日、2018年から22年までの5年間に電気自動車(EV)/ハイブリッド車(HV)、自動運転、新規モビリティサービス、デジタル技術の開発にグループ全体で総額340億ユーロ

シーメンス、火力発電・駆動装置分野で7千人削減

電機大手の独シーメンスは16日、火力発電(PG)と駆動装置(PD)の2部門で人員削減を実施すると発表した。市場が低迷し回復の見通しも立たないためで、世界全体で約6,900人を整理。うち半分をドイツで実施する。 火力発電の

イノジー―英販売子会社を合弁化―

エネルギー大手の独イノジー(エッセン)は8日、英国の販売子会社Nパワーを現地同業SSEの一般消費者向け事業と合併することで合意したと発表した。Nパワーは赤字が続き経営の足かせとなっていることから、合弁会社とすることで非子

製造業のエネルギー消費、1位は天然・石油ガス

ドイツ連邦統計局が10日発表した国内製造業の2016年のエネルギー消費量は前年比1.4%増の4,071ペタジュールへと拡大した(表1を参照)。最も多く利用されているエネルギー源は天然ガス・石油ガスで、シェア28.3%を記

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