2021年11月24日

余白一滴

フランクフルト市当局が市中心部でのマスク着用を22日付で義務化した。バイエルン、ザクセン州に比べると人口当たりの感染数は少ないものの、それでも10万人当たりの7日間の合計は373人(23日)に上る。同日に始まったクリスマ […]

非接種者への圧力強化、職場・公共交通機関で陰性証明義務化

新型コロナウイルスワクチンの接種を受けない人への圧力をドイツ政府と州政府が強化する。新規感染者が急増し、地域によってはすでに集中治療病床が不足するなど、医療崩壊の懸念が強まっているためだ。連邦議会(下院)と州の代表からな

バイエルンなど2州がロックダウン、クリスマス市は全面禁止

ドイツ南部のバイエルン州と東部のザクセン州がロックダウンを導入した。両州は新型コロナウイルスの新規感染者数が特に多く、州政府は踏み込んだ規制が必要と判断。州内全域でクリスマス市を禁止したほか、爆発的な感染拡大の最大の原因

蘭など欧州4カ国をコロナ高リスク地域に追加

ドイツ政府は19日、オランダ、ベルギー、アイルランド、ギリシャの4カ国を新型コロナの「高リスク地域」に指定すると発表した。これらの国で新規感染者数が高水準に達していることを踏まえた措置で、21日0時付で発効。新型コロナの

墺がロックダウン再導入、2月にはワクチン接種を義務化

欧州で新型コロナウイルスの感染再拡大に歯止めがかからず、ドイツ以外の国でも規制が再強化されている。オーストリアでは22日、4度目となる全国的なロックダウン(都市封鎖)に入った。通勤や生活必需品の買い出しなどを除き、原則と

生産者物価が70年ぶりの上げ幅に、10月は18.4%

ドイツ連邦統計局が19日発表した10月の生産者物価指数は前年同月比18.4%増となり、1951年11月以来およそ70年ぶりの大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は11カ月連続。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を

11月のインフレ率は約6%に=独中銀

ドイツ連邦銀行(中銀)は22日の最新月報で、11月のインフレ率(年率)が前月の4.6%から6%弱へと上昇する見通しを明らかにした。昨年はコロナ禍の経済対策で下半期に付加価値税率が引き下げられており、今年下期はその反動でイ

製造業受注残高が9カ月連続で記録更新、9月は2.4%増加

ドイツ連邦統計局が17日発表した9月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を2.4%上回る143.3(暫定値)となり、統計開始(15年1月)後の最高を9カ月連続で更新した。

ティッセンクルップ―電解槽子会社を来春にもIPO―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップが電解槽製造子会社ウーデ・クロリンエンジニアズの新規株式公開(IPO)を実施する方向だ。ブルームバーグ通信が報じ同社が18日に追認したもので、来春の株式市場デビューを目指す。 ティッセ

RWE―再生エネへの転換を加速―

エネルギー大手の独RWEは15日、新成長戦略「グローイング・グリーン」を発表した。再生可能エネルギーを中心とする中核事業の強化を加速。原子力・石炭火力発電から速やかに脱却できるようにする。 風力発電、太陽光発電、再生エネ

シーメンス・エナジー―ブラジルでガス発電所受注―

エネルギー設備大手のシーメンス・エナジーは23日、ブラジルの建設・エンジニアリング大手アンドラーデ・グティエレスと共同で熱電併給発電所の建設を受注したと発表した。リオデジャネイロ州の天然ガス発電プロジェクト「UTE GN

ZF―車載電池のアフターマーケットでCATLと戦略協業―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは19日、アフターマーケット・サービス分野で中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)とグローバル戦略パートナーシップを締結したと発表した。ZFが世界に持つ自動車整備

ポルシェ―リマックの電動アシスト自転車事業を買収―

高級乗用車大手の独ポルシェは19日、クロアチアの電気自動車(EV)メーカー、リマックから電動アシスト自転車子会社グレイプ・バイクスを買収すると発表した。自転車事業を強化する狙い。取引成立には競争当局の承認が必要。年内の買

クーカ―中国の美的集団がスクイーズアウト―

産業ロボット大手の独クーカは23日、親会社である中国の美的集団がスクイーズアウトを実施し、同社を完全子会社化すると発表した。クーカは声明で、美的集団による買収後クーカは市場での資金調達を行っていないと指摘。上場を続ける意

ラインメタル―無人偵察機メーカーを買収―

独軍需大手ラインメタルは23日、無人偵察機製造の独EMTを買収することで合意したと発表した。デジタル事業強化策の一環。買収金額は公表しないことで合意した。今年末から来年初頭の取引完了を見込む。 EMTは1978年の設立で

ティッセンクルップ―営業損益が黒字化―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップが18日発表した2021年9月通期決算(継続事業ベース)の営業損益(EBIT、調整済み)7億9,600万ユーロの黒字となり、前期の赤字(17億5,900万ユーロ)から大幅に改善した。コ

N26―米市場から撤退―

モバイルバンキングサービスを手がける独新興企業N26は18日、米国市場から撤退すると発表した。同市場での激しい競争に勝ち抜く見通しが立たないためとみられる。今後は欧州事業に注力する。同社は英国市場からも昨年に撤退しており

ビオンテック

独バイオ医薬品企業ビオンテックは19日、開発中の皮膚がん治療薬「BNT111」に米食品医薬品局(FDA)の迅速承認手続きが適用されたと発表した。同薬は標準的な治療法が少ない進行性黒色腫腫患者を対象とする医薬品。同社が米フ

ドイツ鉄道で24日から3G検査、乗車には証明書の携帯が必要に

ドイツ鉄道(DB)は23日、車内での3G検査を24日(水)から開始すると発表した。改正感染防止法が24日付で発効することを踏まえた措置。新型コロナウイルスのワクチン接種、感染からの快復、陰性のいずれかを証明する文書を持た

18歳以上にブースター、独予防接種委が勧告へ

国の予防接種常任委員会(STIKO)は18日、追加免疫(ブースター)接種の勧告対象を18歳以上の新型コロナウイルス用ワクチン接種完了者全員に拡大する意向を発表した。これまでは70歳以上の高齢者などに限定してきたが、感染者

豪富豪が独へのグリーン水素輸出に意欲

オーストラリアの富豪で鉄鉱石採掘大手フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)の会長を務めるアンドリュー・フォレスト氏がドイツへのグリーン水素輸出に向け着々と準備を進めている。同氏は15日、独経済省で同国の有力企業の

独機械輸出、コロナ禍前の水準をほぼ回復

連邦統計局のデータをもとにドイツ機械工業連盟(VDMA)が18日発表した第3四半期(7~9月)の機械輸出高は446億ユーロ(暫定値)となり、前年同期を8.8%上回った。コロナ禍からの回復が順調に進んでおり、1-9月期は前

電機輸出、9月は6%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が18日発表した同国電機製品の9月の輸出高は前年同月比6.0%増の191億ユーロとなり、これまでに引き続き拡大した。1~9月の累計は前年同期比11.5%増の1,653億ユーロ。生産高と売上高も

1~10月の電動車シェア、2.2倍の24.2%に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が19日発表した電動車(乗用車)の1~10月の新車登録台数は53万2,448台となり、前年同期(25万2,530台)を110.8%上回った。乗用車新車登録に占める割合は10.9%から約2.2倍の

10月粗鋼生産7%増加

独鉄鋼業界団体シュタールが19日発表した10月の粗鋼生産高は前年同月比7.0%増の365万5,000トンとなり、8カ月連続で拡大した。高炉鋼が13.2%増の252万1,000トンと大きく拡大。電炉鋼は4.6%減の113万

タイムカードの違反、妥当な処分は?

義務や規律違反の社員にどの処分を下すべきかは、雇用主が頭を悩ませる問題であろう。社内に示しをつけなければならないだろうし、情が働くこともあるだろう。法律的には過度の処分は認められず、裁判になれば敗訴することになる。今回は

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