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2010/1/27

総合 - ドイツ経済ニュース

企業景況感10カ月連続で改善

この記事の要約

Ifo経済研究所が26日発表した2010年1月のドイツ企業景況感指数(2000年=100)は前月の94.6から95.8へと上昇し、リーマンショックが起こる2カ月前の08年7月の水準まで回復した。同指数の改善は10カ月連続 […]

Ifo経済研究所が26日発表した2010年1月のドイツ企業景況感指数(2000年=100)は前月の94.6から95.8へと上昇し、リーマンショックが起こる2カ月前の08年7月の水準まで回復した。同指数の改善は10カ月連続。事業の現状判断を示す指数と今後6カ月の見通しを示す期待指数がともに上昇しており、Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「経済の回復は年明け後も継続している」との見方を示した。

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現状判断指数は91.2となり、前月の90.4から0.8ポイント上昇した。改善は09年7月から続いており、7カ月連続となった。期待指数も13カ月連続で上がり、1月は前月の98.9から100.6へと1.7ポイント上昇した。

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部門別では製造業が特に好調で、国外事業の見通しは大幅に良くなっている。不振が目立つ機械業界でも工場稼働率は昨秋に比べ高まっているという。

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建設業界では期待指数が大幅に改善した。厳しい寒波と積雪の影響で現状判断はやや悪化している。卸売業界では景況感の改善が続き、小売業界は横ばいを保った。

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