化学大手のBASF(ルートヴィヒスハーフェン)は20日、遺伝子組み換え(GM)技術を用いたビートの開発で農業バイオテクノロジー子会社のBASF Plant Scienceが種苗大手KWS SAATと提携したと発表した。収穫量が多い品種や乾燥に強い品種などを開発、2020年から世界市場に投入していく意向だ。
\新品種では収穫量が従来種に比べ15%増えるようにする考え。「1ヘクタール当たりの砂糖収穫量が20トン以上になることも珍しくなくなる」としている。
\KWSはビート種苗の世界最大手メーカー。北米市場では農薬への耐性があるGM品種を販売し、昨年はシェア70%を獲得した。
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