英BPの独ガソリンスタンド子会社Aral(ボーフム)は2日、2009年の自動車燃料販売量が前年比約5%増の830万トンに拡大したと発表した。中小のスタンド事業者を系列に組み込んだことが奏功。国内市場が0.2%増の3,520万トンと伸び悩むなかでシェアを23.5%強に伸ばし、業界トップの座を堅持した。
\Aral系のガソリンスタンドの数は09年末時点で一般道店が前年末から82店増の2,407店、高速道路ステーションが2店増の106店に拡大した。国内のガソリンスタンド数は自動車の燃費向上を背景に減少が続いており、店舗数を増やすには競合を系列に取り込むのが近道だ。
\Aralの燃料別販売量はガソリンが370万トン、軽油が460万トンで、ともに増加したという。
\同社の推定によると、競合大手の市場シェアはShellが22%、Jetが約10%、EssoとTotalがそれぞれ約8%となっている。
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