欧州プライベートバンク大手Sal. Oppenheimは4日、投資銀行部門の一部である株式取引・リサーチ事業を金融大手の豪Macquarieに売却すると発表した。Macquarieは同部門のデリバティブ事業を買収することでもすでに合意しており、今後は両事業を統合して欧州事業を強化。グローバル化した顧客企業のニーズに対応していく。
\Sal. Oppenheimで株式取引・リサーチ事業に従事する100人強のうち50人強が4月初旬、Macquarieに移籍する。残りの従業員は解雇される。
\Sal. Oppenheimは金融危機で財務が悪化したことを受け、昨年10月、Deutsche Bankに買収されることが決まった。Deutsche BankはSal. Oppenheimのプライベートバンク部門のみを取得するため、投資銀行部門の売却交渉が進められていた。
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