北ドイツの小都市ハーメルンでちょっと変わった強盗事件が起きた。静かな日曜日の午後、旧市街から少し離れた通りにあるゲームセンターに20歳前後の男が来店。ゲームをして店を出たが、再び来店し、26歳の女性店員にコーヒーを注文した。
\男はコーヒーを受け取ると、ピストルをかざすような仕草でそれを前へと突き出しレジを開けるよう命令。店員が要求に従うと、現金をつかみ取って逃走したという。
\第1回目の来店は現場の様子を確かめるのが目的とみられ、犯行には計画性がうかがわれる。しかし思いつきの犯行でないのであれば、普通は拳銃とまではいかないまでもナイフくらいは用意するのではなかろうか。
\警察は犯人の特徴を公表し、行方を追っている。どんな服装だったかについては店員が覚えていないため不明だが、「ハーメルンの笛吹き男」が着たような色とりどりの派手な姿でなかったのは確かだろう。
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