仏エネルギー大手のGDF Suez(パリ)が第3世代原子炉の建設計画をフランス政府に申請したもようだ。仏日刊紙『レゼコー』が2月24日付で報じた。
\同紙によると、GDF Suezはローヌ渓谷に第3世代原子炉を2020年代初頭までに完成させる計画で、原子炉には仏Arevaと三菱重工業が共同開発する出力1,000メガワットの中型炉「ATMEA」を採用するもよう。仏国内で次世代炉を設置・運営することで実績を作り、将来の輸出に弾みをつける狙いという。
\三菱重工とArevaは07年、原子炉分野の合弁会社ATEMAをパリ近郊のラ・デファンスに設立することで合意した。安全性と効率性の高い第3世代炉を共同開発している。
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