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2010/3/3

経済産業情報

乗用車新車登録、2月は30%減に

この記事の要約

連邦陸運局(KBA)が2日発表した2010年2月の独乗用車新車登録台数は19万4,846台で、前年同月から29.8%減少した。比較対象の09年2月は新車購入補助金の効果で登録台数が増加に転じた月。補助金の効果がすでに切れ […]

連邦陸運局(KBA)が2日発表した2010年2月の独乗用車新車登録台数は19万4,846台で、前年同月から29.8%減少した。比較対象の09年2月は新車購入補助金の効果で登録台数が増加に転じた月。補助金の効果がすでに切れていることもあり、登録数が大幅に落ち込んだ。今年2月の登録数は08年2月に比べても15%少ない。

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販売が特に落ち込んだのは新車補助金の効果が大きかった小型モデルで、同分野に強いダイハツとスズキは前年同月比の減少幅がそれぞれ87.6%、70.1%に達した。販売増となった部門は昨年不調だったアッパーミドルのみで、3.3%増えている。

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販売が拡大したブランドは4つで、特に日産/インフィニティは45.5%増の4,771台と大幅に伸びた。このほかランド・ローバー(23.2%増の462台)、BMW/Mini(6.9%増の1万5,630台)、ジャガー(1.4%増の149台)で増えている。

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主なブランドで販売減少率が50%を超えたのはトヨタ/レクサス(66.0%減の4,639台)、マツダ(61.5%減の2,367台)、起亜(60.8%減の1,803台)、現代(53.4%減の5,587台)、スバル(52.6%減の468台)、シボレー(51.8%減の1,452台)。フィアット(48.9%減の5,019台)、三菱(48.5%減の1,931台)、ホンダ(47.6%減の2,442台)も50%近く落ち込んだ。

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KBAによると、新車登録は2月前半が特に振るわなかったが、月末には法人を中心に日々の登録台数が増えたという。新車登録に占める法人の割合は60%に上った。

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