真夜中に突然、原因不明の音が聞こえてきたら大抵の人は気味悪く思うだろう。そんなことはあるまいと思いつつも「もしかしたらお化けでは、、、」という不安が頭をもたげてきそうである。
\ルール工業地帯のボーフムに住む女性は5日未明、まさにそのような体験をして怖くなり、警察に通報した。応対した職員もノックのようなノイズを確かに聞き取っており、警官が出動。女性宅を訪れた。
\屋内に入った警官はあやしい音の発信源をすぐに突き止めた。それは寝室にあるタンスのなかであり、引出しを恐る恐る開けてみると、まずは下着が目に入ってきた。固唾(かたず)をのんでさらに下着をめくっていくと、人騒がせの原因がとうとう姿を現した。
\すると、その場にいた電話の主である女性の顔がまたたく間に真っ赤になったという。
\不気味な音を出していたのはなんとバイブレーターだったのである。おそらく何かの拍子にスイッチが勝手に入ってしまったというのが警察の見方である。
\ともあれ、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということで問題は一件落着となった。しかし、、、である。枯れ尾花とバイブではどこかに根本的な違いがあるような気がしてならない。
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