ナビゲーション機器とソフトウエアの有力メーカー蘭TomTomが26日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の最終損益は300万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(3,700万ユーロ)から改善した。製品価格の下落が予想よりも小幅にとどまったことが大きく、営業損益(EBITベース)も1,600万ユーロの赤字から1,700万ユーロの黒字に転換。売上高は26%増の2億6,800万ユーロと大幅に拡大した。モバイルナビ市場ではNokiaやGoogleがスマートフォン向けソフトを無料提供しており、TomTom、Garminなど既存のナビメーカーは苦しい立場に置かれている。
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