独リテール銀行最大手Postbank(ボン)は4月29日の株主総会で、2010年1-3月期(第1四半期)決算の税引き前損益が1億3,100万ユーロの黒字となり、前年同期(7,100万ユーロの赤字)と前期(2億6,900万ユーロの赤字)から大幅に改善するとの見通しを明らかにした。金利・手数料収入が伸びたほか、貸倒引当金が縮小したことなどが収益に貢献するという。
\Postbankのシュテファン・ユッテ社長は、リテール事業が堅調に推移していることに加え、コスト削減策の効果も現れているとして、2010年通期決算では税引き前・税引き後利益がともに黒字になるとの見通しを示した。ただ、国際金融・不動産市場が依然として不透明なため、第2四半期以降については今回のような好決算を期待できないとしている。
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