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2010/5/5

経済産業情報

PCへのマルウエア攻撃、独では少なく=MS調査

この記事の要約

米マイクロソフト(MS)は4月26日、2009年7-12月期のセキュリティ状況に関する調査報告書「Microsoft Security Intelligence Report」を発表した。それによると、ドイツ国内でウイル […]

米マイクロソフト(MS)は4月26日、2009年7-12月期のセキュリティ状況に関する調査報告書「Microsoft Security Intelligence Report」を発表した。それによると、ドイツ国内でウイルスやトロイの木馬など悪意のあるソフトウエア(マルウエア)に感染したパソコン(PC)の割合は0.22%と世界平均の0.7%を大きく下回り、日本(0.23%)、フィンランド(0.14%)などとともに最も感染率が低かった。ドイツの感染率は3半期連続で低下している。

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マイクロソフトは半年ごとに、マルウエアや迷惑ソフト、あるいはソフトウエアの脆弱性を悪用した攻撃などの件数や内容を分析した報告書を発表している。ドイツ国内のPCで検出されたマルウエアで最も多かったのはトロイの木馬(26.5%)で、ダウンローダ型/ドロッパー型トロイの木馬(21.3%)、迷惑ソフト(17.7%)、ワーム(9.2%)がこれに続いた。

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スパムメール送信元に関する調査では、ドイツは全体の1.4%を送信していた。スパム発信が最も多かったのは米国(27%)、韓国(6.9%)、中国(6.1%)、ブラジル(5.8%)、ロシア(2.9%)で、この5カ国で全体のほぼ半数を占めた。

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