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2010/5/26

経済産業情報

建設業界、1-3月期受注7%増に

この記事の要約

独建設業全国連盟(HDB)は19日、2010年1-3月期の業界受注高が前年同期から7%増加したと発表した。低金利を背景に住宅建設の受注が好調だった。3月は前年同月比9%増。昨年10-12月期以降、受注の回復が続いている。 […]

独建設業全国連盟(HDB)は19日、2010年1-3月期の業界受注高が前年同期から7%増加したと発表した。低金利を背景に住宅建設の受注が好調だった。3月は前年同月比9%増。昨年10-12月期以降、受注の回復が続いている。ただ、同期の売上高は推定で17%減少した。

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今年通期の売上高については前年比1%減を見込んでいる。企業の資金繰りが依然として厳しいことから、商工業建築部門の需要低迷が予想されるうえ、公共建設部門を対象とした景気対策の効果も当初の予想を下回り増収幅が4.5%にとどまる見通しのためだ。

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2011年の売上高はさらに2%減少すると予想している。景気の回復が本格化する前に政府の景気対策が終了するほか、財政再建に取り組む自治体が歳出削減を強化することが響く。HDBが自治体を対象に実施したアンケート調査では、大都市の半数が「建設支出を増額する予定はない」と回答している。

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