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2010/6/30

経済産業情報

消費者の17%が危険な家電に遭遇=VDE調査

この記事の要約

ドイツの消費者の17.4%が煙を吐くドライヤーや火を噴くトースターなど、危険な家電製品を購入した経験がある。独電気技術者協会(VDE)が消費者1,000人を対象に実施したアンケート調査から明らかになった。VDEによると、 […]

ドイツの消費者の17.4%が煙を吐くドライヤーや火を噴くトースターなど、危険な家電製品を購入した経験がある。独電気技術者協会(VDE)が消費者1,000人を対象に実施したアンケート調査から明らかになった。VDEによると、ドイツで販売されている家電の安全水準は高く、事故は非常に少ないものの、特に洗濯機やオーブン、ドライヤー、トースターなど熱を利用する家電では説明書通りに機能しないケースもあるという。

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調査では「家電の安全認定マークを知っている」との回答が8割、「VDEの安全標示を知っている」も6割超に上った。また、「家電購入の際に安全マークを重視する」は60.3%に達しており、最も重要な購入基準として「安全性」(16.7%)を挙げる回答者も「価格対効果」(26%)に次いで2番目に多かった。

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子供向けの娯楽家電については17.7%が「安全性」を最も重要な購入基準に挙げた。ただ、国内で販売されている同家電では、独立系の安全テスト機関から認定を受けている製品が全体の20%にすぎないという問題がある。

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