ドイツ連邦統計局が9日発表した同国製造業の2010年5月の売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比3.7％増（暫定値）となり、伸び率は4月の同1.4％（修正値）から大幅に拡大した。売上増は3月から3カ月連続。新興国の好景気が追い風となっている。
\国外売上は5.1％増加した。ユーロ圏外が6.4％増えて全体をけん引した格好。ユーロ圏は3.5％増、ドイツ国内は2.6％増だった。
\主な産業部門で増加率が最も大きかったのは自動車・自動車部品で、8.8％の伸びを記録した。これにコンピューター・電子・光学機器（5.4％増）、電気設備（3.5％増）が続く。金属製造・加工は0.1％増と伸び率が小さかった。
\5月の製造業売上は前年同月比では13.1％増加（物価・営業日数調整値）した。国外が20.0％拡大、特にユーロ圏外は25.5％増と伸び率が大きかった。ユーロ圏は13.6％増、国内は7.7％増。
\1～5月の累計は前年同期比9.7％増（物価・営業日数調整値）で、国外の伸び率は15.2％、国内は同5.5％だった。
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