欧州自動車最大手の独Volkswagen（VW、ヴォルフスブルク）が7月29日発表した2010年1-6月期（上半期）連結決算の最終利益は前年同期比269％増18億2,400万ユーロと大幅に拡大した。世界的な需要回復のほか、生産コスト削減やユーロ安の効果が大きく、営業利益も129％増の28億4,100万ユーロに達した。売上高は618億900万ユーロで、21％増加している。
\グループ販売台数は360万台で、前年同期から約16％増加。世界市場シェアは同0.1ポイント増の11.7％に上昇した。
\ブランド別の販売実績は主力のVWが17.5％増の190万台、高級車Audiも16.4％増の66万台と好調だった。国外ブランドSkodaとSeatはそれぞれ13.7％増の29万8,000台、17.7％増の18万6,000台。
\商用車はVW Nutzfahrzeugeが15万9,000台で18.3％増加。スウェーデン子会社Scaniaは37.0％増の2万8,000台と高い伸びを記録した。
\各ブランド・部門の営業損益はSeatを除いてすべて増益となった。Seatは前年同期に引き続き赤字（1億5,700万ユーロ）を計上している。
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