高速鉄道ICEのクーラー故障が7月に相次ぎ、乗客多数が熱中症にかかる事件が起きたドイツ鉄道(DB)。その余韻もさめない今月1日、今度は同社が運行する特急ICの乗客が降車を要請されるハプニングが起きた。
\この出来事が起きたのはニーダーザクセン州のオスナブリュック駅。この日は同州の夏休みの最後の日曜日に当たったため、電車はもともと混んでいた。そこに新たな乗客が大量に乗り込んできたことから、車内は乗車率200%のすし詰め状態となってしまった。
\「この状態で運行することはできない」――。そう判断した車掌は警察の協力も得て、乗客に自主的な降車を要請。最終的に乗客120人がこれに従い、ブレーメン行きのローカル線に乗り換えた。問題のICは51分遅れでオスナブリュック駅を発車したという。
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