中国製光ファイバーに対しインドとトルコが相次いで反ダンピング関税を導入したことを受け、欧州複合材料工業会(EuCIA)が神経をとがらせている。欧州連合(EU)が同様の措置を発動すると域内企業が打撃を受ける恐れがあるためで、同工業会は7月26日、加盟各国に反ダンピング措置の導入に反対するよう呼びかけた。EUはこれまでのところ態度を明らかにしていない。
\インドとトルコは中国から輸入される光ファイバーに対しこれまで各7%の関税を課してきたが、不当廉売に当たるとして最近、関税率を大幅に引き上げた。上乗せ幅はインドが40.86%、トルコが38%に上る。
\EuCIAはこうした措置がEUで導入されると、域内企業1万社とその社員15万人が深刻な影響を受けると懸念している。
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