マインツ大学病院で点滴を受けた乳児3人が23日までに感染死する事件が起き、波紋を広げている。事態を重く見たレスラー連邦保健相はこうした問題の予防策を今後、州保健相と協議する意向を表明した。
\死亡した乳児らは20日、同病院で大腸菌が混入した栄養剤の点滴を受けた。混入が起きた原因は解明されていないが、現時点では院内で栄養剤を作成した際に、職員の手についていた大腸菌がホースを通して入り込んだとの見方が有力だ。
\ドイツでは院内感染が年80万件起き、最大4万人が耐性菌感染で死亡している。今回の事件を受け、これまで州や病院により異なっていた院内感染予防体制の統一を求める声が強まっており、レスラー連邦保健相は次期州保健相会議でこのテーマを取り上げる考えだ。
\