エレベーター大手Schindlerは13日、情報通信(ICT)機器や家電の物流・販売を手がける子会社Also(スイス・エメン)が、投資会社Droege International Group傘下の同業Actebis GmbH(独ゾースト)と合併することで合意したと発表した。独禁当局の承認を経て取引が成立すると、欧州業界3位の巨大企業が誕生する。
\Actebisは欧州のICT・家電ディストリビューター3社が1986年に合併して誕生した企業で、現在は400ブランドの製品16万種類を取り扱っている。ドイツとオーストリア、デンマーク、フランス、オランダ、ノルウェー、スウェーデンの計7カ国で事業を展開。従業員数は1,900人で、昨年は35億3,000万ユーロを売り上げた。
\Alsoはスイス取引所に上場する企業で、Schindlerが過半数株を握っている。スイスのほか、ドイツ、バルト3国、フンランド、ノルウェーで活動。従業員数は1,490人で、昨年は44億スイスフランを売り上げた。
\合併後はAlsoが継続会社となる。新Alsoの年商は約100億フランに達する見通し。
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