保険大手のAllianz(ミュンヘン)は20日、独格安スーパー大手のAldi Suedから約80店舗の不動産を取得したと発表した。安定的な収益が見込める不動産投資の強化戦略の一環。譲り受けた物件はリースバックの形でAldi Suedに賃貸する。取引価格は明らかにしていない。
\今回取得したのは経済力の高いドイツ南部のバイエルン、ヘッセン、バーデン・ヴュルテンベルク、ラインラント・ファルツ州にある店舗。売り場面積は平均900平方メートルに上る。Aldi Suedは競争力の高いスーパーであるため、Allianzには安定的なテナント収入が入る見通し。
\Allianzの運用総額は4,000億ユーロ強で、不動産投資はそのうちの80億ユーロを占める。不動産分野には今後数年で新たに150億ユーロを投じる計画。
\