北海に浮かぶドイツ最北の島、ジルト島を揺るがしていた連続放火事件の犯人が22日未明、逮捕された。犯人は46歳の男性で、ジルト島には最近移り住んだばかり。警察の取り調べに容疑を認めており、警察はさらに動機などを追及する意向だ。
\ジルト島では8月11日から計17件の放火が起きており、ホテル、公共施設、法人ホーム、病院、居酒屋などが被害を受けた。住民400人が空港に緊急避難したこともあった。
\犯人逮捕は、バカンスで同島に来ていた13歳の少年アンドレアス・ロイス君があやしい煙の臭いに気付いたのがきっかけ。アンドレアス少年はラインラント地方の少年消防団に属しており、火災には敏感で、すぐに両親に知らせた。通報を受けた消防と警察が午前2時半、現場に駆けつけると、犯人は現場におりその場で逮捕された。
\これまでの調べで、犯人はかつて消防士をしていたことが分かっている。
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