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2010/9/29

経済産業情報

緑の党トリッティン院内総務にケーキの洗礼

この記事の要約

最近メキメキと人気を上げている環境政党・緑の党。世論調査では大政党の社会民主党(SPD)と同じ24%の支持率を獲得しており、マスコミは同党のトリッティン院内総務(元環境相)が近い将来、連邦首相(Kanzler)の座を射止 […]

最近メキメキと人気を上げている環境政党・緑の党。世論調査では大政党の社会民主党(SPD)と同じ24%の支持率を獲得しており、マスコミは同党のトリッティン院内総務(元環境相)が近い将来、連邦首相(Kanzler)の座を射止めるのではなどと書き立てている。チョッと禿げているもののなかなかの男前だし、絵になる首相となるかもしれない。

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その彼が最近、とんだ災難に遭遇した。22日にハノーバーで開催されたシンポジウムで会場からケーキを投げつけられ、スーツを台無しにされたのである。犯人は逃走に成功。覆面をした男性であること以外、分かっていない。

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こんなことをされて不愉快に思わない人物はまずいないだろう。だが、トリッティン氏の怒りを爆発させる出来事が起きたのはそのあとである。

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同氏とともに壇上で議論に参加していたハンナ・ポディングという女性の職業活動家がこの犯行を「公の場で批判を表明するための正当な手段だ」と擁護したのである。この発言を聞いたトリッティン氏は抗議の意思を込めて壇上から去ってしまった。

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緑の党ではヨシュカ・フィッシャー氏も外相当時の1999年、塗料の入った布袋を投げつけられ、鼓膜が破れるけがを負ったことがある。同党はもともと市民運動や反体制運動を母体としている一方で、政策実現のために現実的な行動を取るため、妥協を良しとしない過激な活動家からは「裏切り者」とみなされやすい宿命を背負っているようだ。

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