ドイツ連邦統計局が9月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で1.3%上昇した。上げ幅は08年11月以来およそ2年ぶりの大きさだが、欧州中央銀行が警戒水準とする2%を依然として大幅に下回っており、近い将来に物価が高騰する懸念は出ていない。前月比の物価変動率はマイナス0.1%だった。
\統計局によると、前年同月比で価格が大幅に上がったのはこれまで同様、軽油と自動車燃料。果物と野菜も上昇率が大きかったという。
\欧州連合(EU)基準の物価変動率は前年同月比がプラス1.3%、前月比がマイナス0.2%だった。
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