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2010/10/6

経済産業情報

独乗用車市場底打ち、9月は前年同月比17.8%減に

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2010年9月の国内乗用車新車登録台数は前年同月比17.8%減の25万9,748台となり、減少幅はこれまでに比べ大きく縮小した。09年に実施された新車購入補助金の反動に終わりが見え […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2010年9月の国内乗用車新車登録台数は前年同月比17.8%減の25万9,748台となり、減少幅はこれまでに比べ大きく縮小した。09年に実施された新車購入補助金の反動に終わりが見えてきたことが大きい。独自動車工業会(VDA)は「9月の新車受注は前年同月を10%上回った」と指摘。年末には新車登録も増加に転じるとの見方を示した。

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9月の新車登録が増加したブランドは計9つで、8月の6つから3つ増加した。伸び率が最も大きかったのは三菱で、前年同月比51.0%増の3,257台を記録した。独高級4ブランドもアウディが11.8%増の1万7,046台、BMW/Miniが17.7%増の2万1,656台、メルセデスが3.1%増の2万8,090台、ポルシェが14.6%増の1,209台と好調で、スマートも12.4%増の2,72台に拡大した。

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三菱以外の日本ブランドはトヨタ/レクサスが30.3%減の8,211台、日産/インフィニティが13.1%減の5,302台、マツダが22.9%減の5,161台、スズキが43.2%減の2,813台、ホンダが49.2%減の2,403台、スバルが33.2%減の592台、ダイハツが32.9%減の451台だった。

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登録減少幅が最も大きかったクラスは昨年好調だった超小型(47.6%減)で、これに小型(44.4%減)、アンダーミドルクラス(29.4%減)続いた。新車登録に占めるユーロ5(最新の欧州排ガス基準)対応車の割合は64.2%、ディーゼル車の割合は40.7%だった。自家用車の割合は前年同月の63%から43%に低下している。

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