市場調査会社Luenendonkによると、ドイツの会計監査大手25社の2009年国内売上高は前年比5.4%増の55億ユーロに拡大したものの、前年の2けた増収に比べると伸び率は鈍化。売上全体の80%を占める最大手4社(PWC、KPMG、Ernst & Young、Deloitte & Touche)では平均3.9%の減収となった。経済危機で顧客企業の財務状況が悪化し、料金引き下げ圧力が強まったことが響いたという。
\同4社の減収幅は最大手のPWCが6.1%。2位のKPMGと3位のErnst & Youngはそれぞれ0.7%で、4位のDeloitte & Toucheは8.1%と大きい。
\今年については、25社が平均10.5%の増収を見込んでいる。法人税と相続税の改正や財務規則の変更、医療制度改革などが追い風となる。
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