独エネルギー水道産業連合会(BDEW)はこのほど、今年上半期の家庭用電力料金が前年同期から2.1%上昇したと発表した。年間消費量が3,500キロワット時(kWh)の親子3人の標準世帯の電力料金は月69.1ユーロ。太陽光発電ブームを受けて再生可能エネルギー法(EEG)に基づく再可エネ電力向けの助成負担が増加し、電力料金に占める税金や助成負担の割合は41%に達した。
\BDEWによると、付加価値税を除く税・助成金負担(電力税、営業許可税、EEG負担、熱電併給システム法=KWKG=負担)は今年、計169億ユーロに上り、電力市場が自由化した1998年の7倍に拡大する見通し。昨年は143億ユーロだった。特に、EEG負担額は82億ユーロとなり、昨年の53億ユーロから大幅に増加するという。
\上半期のEEG負担は標準世帯で月5.97ユーロ。電力料金に占める割合は昨年通期の5.6%から8.6%に上昇した。
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