ドイツ連邦雇用庁(BA)が10月28日発表した同月の失業者数は前月から8万6,000人減の294万5,000人へと後退し、1992年以来18年ぶりの低水準となった。好景気を背景に雇用情勢の回復が順調に進んでおり、ブリューデルレ経済相は「われわれは完全雇用に向かって高速道路を走行している」との見方を示した。政府や主な経済研究機関は2011年の平均失業者数が300万人を下回ると予想している。
\10月の失業者数は前年同月比では28万3,000人減少。季節要因を加味した前月比でも3,000人減った。失業率は前月から0.2ポイント下がり7.0%となった。10月の求人指数(BA-X)は前月の141から143へと上昇し、経済危機前の水準を2ポイント上回った。
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